癒しの庭Ⅲ

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裸足の大工さん!

2007年02月11日 | Weblog
  お座敷と仏間の間の襖がスムースに動きません。屋根に雪が積もったからではありません。今冬は暖冬で屋根にはほとんど雪は積もっていません。
   お盆の時でもこの襖をはずすのに難儀します。

    暖冬のお陰で、この襖は削る以外には方法が無いことが分かり、小屋の改築や車庫の屋根の修理、塵入れ作りなどいつもお世話になっている大工さんに先日来て頂きました。

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   4枚の襖の寸法を測り、正確に襖が動くように3種類の鉋(かんな)を使って見事に襖がスムースに動くようにして下さいました。  その間、不思議なことを発見しました。  

   仕事をしている大工さんは裸足です。私はお座敷にはストーブを焚いていませんでした。それでも大工さんは玄関で長靴を脱いだ時に、靴下も脱いでいました。

                  https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/cc/f87ea1d294c2ed80d1b65c945acb8cd9.jpg

   靴下をはいたままだと靴下に鉋屑(かんなくず)がついて、歩くたびにお座敷に鉋屑が散らばるから、靴下を脱いで仕事をしていたのです。

   作業をした1時間ほど、裸足で寒い中でのお仕事をして下さいました。こんなふうにして仕事をして下さることも予想できず、お座敷にストーブを焚いておくことも私は忘れていました。愚かな私でした。

   真冬の1時間に余所の人の為に裸足で、私が仕事をすることは想定外です。しかし、大工さんは私の為に裸足で仕事をして下さいました。

   私もこうした人になりたいと思います。
   これからは、相手の立場に立ってちゃんとストーブを焚いている人に
なりたいと思います。

 素晴らしい大工さん、仕事を拝見していると、いつでも素晴らしいのです。仕事の根底に「丈夫で美しいもの」を作るという考えがあり、仕事の結果に「丈夫で美しいもの」が出来ているのです。

  そのために、最大限の技術と深い心遣いを、ごく自然に発揮しています。

  3月にお孫さんが生まれるそうです。

  これからもたくさんのことを教えて欲しい人生のお師匠さんです 

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