お彼岸なので昨日お墓参りに行ってきました。
例年は雪が多くてお墓までは行くことが出来ませんでしたが、今年は雪解けが早く、お墓参りもすることが出来ました。
数年前から、鐘突き堂の梵鐘が山門右側の鐘楼に移され、大晦日の鐘の音が聞こえなくなっているような気がしましたが、今日お墓参りの帰りに鐘楼の手前に立っている標柱が目にとまりました。
享保年間の古い梵鐘です。
高台の鐘突き堂(南館)にあった時は除夜の鐘が良く聞こえたのですが・・・、もともとはお寺にあった鐘です。これが正解でしょうが・・・。
明治六年にお寺から鐘突き堂(南館)に鐘を移したことには町民のたくましいエネルギーを感じます。今は鐘を突く人もいなくなり、平成九年に鐘はお寺に帰りました。時を告げる鐘の音と一緒に町民のエネルギーが失われた感がします。
今は亡き父と鐘突き堂に行った時に、私が勝手に鐘を突いて叱られたことを思い出します。そんなに大きな音ではなかったので、それほどではない優しい叱り方でした。
そんなことを思い出しながら、お寺を後にしました
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