情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

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小林よしのり氏が靖国神社のご神体を取り違える?!

2008-09-19 19:23:49 | メディア(知るための手段のあり方)
小林よしのり氏のゴーマニズム宣言には、路線を変更するまでは非常に共感していた。危ないといわれるような分野をも漫画で切り込む様子をたのもしく思っていた。その小林よしのり氏が、映画「靖国」を取り上げてくれていたらしい。もちろん、変節後のタッチなので、好意的な取り上げ方ではない。

 映画「靖国」の中で、神体が「刀」であると表現されたことに、いちゃもんをつけ、神体は、剣であり、刀ではないとかみついたり、鏡も神体だなどと訴えたらしい。

 私自身は、このことを季刊「運動〈経験〉」に掲載された辻子実さんのレポート「映画『靖国 YASUKUNI』上映騒動で見えてきたもの…」で知った。

 このレポートは、主として、「靖国」上映を巡る靖国神社側からのアクションについて取り上げているものであり、靖国神社が神体に関する表現を間違っていると通知してきたことなどが書かれている。

 そして、小林よしのり氏が、その漫画の中で、靖国神社の主張に乗るような形で、靖国神社の神体は、剣と鏡である旨説明し、冒頭のように、神体の鏡は拝殿の外からも見えると描いたらしい。

 ところが、小林氏が神体と思っていた鏡は、神体ではなかったようなのだ。

 実は… 




というわけらしい。


…とここまで読んできて、別に小林よしのりが少し間違えたってどうってことないじゃない、小林よしのりのこんなところにつっこむ必要ないじゃない、と思ったかもしれない。

そうなんだよね、神体に対する表現が少々違っていたってどうってことなってことがよく分かってもらえたと思う。

ようは、映画「靖国」の中身の問題であり、小林よしのり氏の漫画の中身の問題なのだ。

まだ、靖国を見ていない方、まだ各地で上映しているから、ぜひ、ご覧ください。






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