政治家は自分の発言に責任をとるべきであり、「撤回する」なら自分自身の政治家としてのありようも「撤回」してほしいもんだ。中山国交相の①「日本は『単一民族』といいますか」、②「ごね得というか、戦後教育が悪かった」発言、③「日教組の子供なんて成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低いんだよ」発言、いずれも、政治家としての資質が問われる問題だ。
①は、少数者の存在を無視していることを自ら認めたもの、②は、戦後教育を進めてきたのが自民党であることを無視した発言であることはさておき、ようは道徳教育復活を目指すもの、③も日教組攻撃であるとともに道徳教育復活を目指すものであることは明らかだ。
もしかしたら、彼には、そういう発言をすることで、票が増えるという計算もあるのかもしれない。あるいは、あえて、たたかれることで存在をアピールしようとしているのかもしれない。だからこそ、発言だけして、ただちに撤回をしたのかもしれない。
しかし、そうだとすれば、彼の発言を見過ごすわけにはいかない。
②、③については、まだ、事実についてさまざまな評価はあるだろうが、①については、日本が単一民族でないことは明らかで、これまでも、政治家が繰り返し失言してきたテーマだ。
もちろん、「単一民族」を誇る文脈で使っていないことは、情状酌量の余地があるといえなくもないが、すでにフライングが繰り返されているだけに、辞任は免れないだろう。
例によって、メディアの取り上げ方は、いま一つ弱いが、「撤回」で許さず、きちんとフォローしてほしい。
殺人事件の犯行時刻がどうのこうのとか、そういうフォローをするよりも、よほど重要なテーマであることは間違いないはずだ。
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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①は、少数者の存在を無視していることを自ら認めたもの、②は、戦後教育を進めてきたのが自民党であることを無視した発言であることはさておき、ようは道徳教育復活を目指すもの、③も日教組攻撃であるとともに道徳教育復活を目指すものであることは明らかだ。
もしかしたら、彼には、そういう発言をすることで、票が増えるという計算もあるのかもしれない。あるいは、あえて、たたかれることで存在をアピールしようとしているのかもしれない。だからこそ、発言だけして、ただちに撤回をしたのかもしれない。
しかし、そうだとすれば、彼の発言を見過ごすわけにはいかない。
②、③については、まだ、事実についてさまざまな評価はあるだろうが、①については、日本が単一民族でないことは明らかで、これまでも、政治家が繰り返し失言してきたテーマだ。
もちろん、「単一民族」を誇る文脈で使っていないことは、情状酌量の余地があるといえなくもないが、すでにフライングが繰り返されているだけに、辞任は免れないだろう。
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