情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

沖縄密約文書公開請求明日!~午後3時から、プレスセンターにて記者会見!

2008-09-01 07:17:31 | メディア(知るための手段のあり方)
 冒頭の朝日新聞が伝えるように、いよいよ、政府の嘘と全面対決するときがやってきた。沖縄県がアメリカから日本に返還された際に、アメリカが負担すべき費用を裏で日本政府が支払うことになっていたなどの密約があったことは、アメリカが公開した公文書から明らかになっている。若い人は沖縄が元米国領であったことすら知らないかもしれないが、この公文書の存在をすっぱ抜いたのが、毎日新聞の記者だった。

 しかし、日本政府は、当時はもちろん、アメリカで文書が公開されたいまも、密約の存在自体を否定している。当時の担当者吉野さんが、自らが密約の存在を示す文書に署名したことを認めているにもかかわらず…。

 日本政府の厚顔無恥さには、腹が立つというか、あきれはてる。ここまで公になっていることを堂々と否定するのだから、「私たち政府は、自分に不利なことは決して認めないし、情報は絶対に出しません。君たち庶民がいくら騒ごうとも、今後もほかの案件でも嘘をつき続けるよ~ん」と言っているようなもんだ。

 事実上、政権交代がないってことがこんなにもいびつな政治・政府の存在を許しているのだ。

 正面からの文書公開と併せて、政府の透明性を求める市民の皆さん、この沖縄密約事件の真相を明らかにするよう民主党に求めよう!
 
 民主党が本当に市民のための政治を行おうとするのであれば、当然、ここまで明らかになった密約を否定することはないはずだ。

 そして、民主党が政権をとった際に、調査チームを結成し、密約を暴き、自民党・公明党政権がいかに嘘つきであったか、いかに密約の存在を否定するために工作を重ねたかを明らかにしてほしい。

 そうすることで、政府が市民に嘘をつくことがその政権党にとってリスクとなることをはっきりと示してほしいのだ。

 文書公開請求は、明日9月2日午後2時から。そして、表現の自由の第一人者奥平教授や文書を発見した我部教授ら請求人による会見は午後3時からプレスセンターにて行われる予定だ。






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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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