せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ルコウソウとハゴロモルコウソウ 

2013-10-05 | 日記
ルコウソウ(縷紅草) Ipomoea quamoclit  ヒルガオ科イポメア属

公園の一角のフェンスに絡んだツル性植物。しかも鮮やかな赤い小さな花をつけている。マルバルコウかな?と近寄ると葉の形からルコウソウであることが分かった。


白い花もある。


葉は羽状に深く裂け、糸のように細かい。



ハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草) Ipomoea × multifida ヒルガオ科イポメア属

ルコウソウの隣に植えられたハゴロモルコウソウ。花の感じはルコウソウとよく似ているが葉を見れば間違わない。マルバルコウとルコウソウの交配種でつる性の一年草。






葉の形が独特。マルバルコウとルコウソウの中間の形をしている。

シリブカガシとアベマキ、そしてノグルミの果実

2013-10-05 | 日記
シリブカガシ ブナ科マテバシイ属

ブナ科の植物は大抵春に花をつけるのに今時花をつけているカシの木があった。ちょっと見た感じではシラカシに似ている。調べてみると今の時期に花とドングリを同時につけているのはシリブカガシだけの特徴らしい。






シリブカガシは関東では見たことがない。暖帯性であり、近畿地方以西の本州、四国、 九州、沖縄の比較的海岸に近い標高500m以下の地域に分布し、京都府の保津峡が分布北限であるとウィキペディアに記されている。マテバシイ属の樹木は日本にはシリブカガシとマテバシイしか自生していない。


葉の裏は銀色の輝きがあってスダジイの金色と似ている。




アベマキ ブナ科コナラ属

アベマキはブナ科コナラ属の落葉高木。コルククヌギ、ワタクヌギともいう。堅果(ドングリ)が殻斗に包まれており、クヌギの堅果とよく似ていて区別できない。樹皮がクヌギよりもコルクが発達しているらしい。



ノグルミ クルミ科

見上げると互生で奇数羽状複葉の樹木があった。まだ見たことのないものだ。名札にはノグルミとあった。


ノグルミはクルミ科ノグルミ属の落葉高木。枝の先端に松かさ状の果実が単独でつく。ノグルミは本州の東海道以西、四国、九州に分布する落葉高木。関東では見られないわけだ。


落ちていた果実。

アスター (エゾギク)

2013-10-05 | 日記
花壇に植えられた色とりどりのキク。何と言うキクだろう?と思って写真を眺めていたら花好きのY先生がアスターでしょうと教えてくれた。


アスターは別名エゾギク。アスターステラという品種かもしれない。


茎は上部でいくつかに分岐して花をつける。葉のふちには浅い切れ込みがある。濃紺と赤は最高。




花は必ず後ろ側も観察。

オジギソウ

2013-10-05 | 日記
公園の花壇の片隅に植えられたオジギソウ。初めて実物を見た。早速手でそっと触れてみるとあっという間に葉が閉じて垂れてしまう。これは面白いから何度でも片っ端から試してみる。不思議だなあ。その動きが早いこと。それを見ていた5-6歳くらいの子供がおなじことを始めたのでオジギソウも大変だった。ご苦労さん。

オジギソウ マメ科

オジギソウ(お辞儀草、含羞草、学名:Mimosa pudica)は南アメリカ原産でマメ科ネムノキ亜科の植物の一種。別名ネムリグサ(眠り草)、ミモザ。ウィキペディアによればミモザは本来オジギソウの学名に由来する植物名であるが、現在の日本語ではほぼアカシア類の花を呼ぶ名としてのみ使われていて、これは本来は誤用であるという。


花はピンク。少し萎れているけれど確かにフサアカシアなどの黄色いポンポン咲きの花と似ている。






葉は2回羽状複葉で、触れると小葉が先端から一対ずつ順番に閉じて、最後に葉全体がやや下向きに垂れ下がる。

これは葉が開いている状態。


ちょっと触ると葉が閉じる。


葉は開いている。


触ると葉が閉じて垂れてしまった。

ハナミズキとサンシュユ そしてウオトリギの果実

2013-10-05 | 日記
ハナミズキ ミズキ科





秋の青空を見上げるとハナミズキの果実が真っ赤に色付いていた。ハナミズキはちょうど春の連休の少し前ごろだったか白やピンクの美しい花をつけていたのが懐かしい。そして今はこんな果実をつけている。今も昔も一瞬一瞬の姿はそれだけで十分美しいのに、以前の姿と今の姿を並べ比べてみた時に、悲しみを感じてしまうのはなぜだろう?時の流れが決して後戻りしないことを気付かせるからなのだろうか?



サンシュユ ミズキ科





グミのような赤い実をつけたサンシュユもすぐ近くで見ることができた。



ウオトリギの一種  シナノキ科

サンシュユのすぐそばに同じく赤い果実をいっぱいつけた低木があった。いまだ見たことのない樹木だから名札をさがす。科名すら思い浮かばない。これは難しい。




植物園の名札にはウオトリギの一種と書いてある。台湾、朝鮮半島、中国に分布する落葉低木で学名はGrewia biloba。それにしても赤い果実をいっぱいつけていて美しい。




熟すと黒くなるらしい。