冬の空はどこまでも澄んでいて青い。クヌギとコナラとイヌシデの林はすべて葉が落ちて木々の間から冷たい風が吹き抜けてくる。車で15分の植物園。駐車場の奥の広場では老人たちがゲートボールに集まってきていた。鳥が多いので鳥観察愛好家たちが巨大なカメラを肩に担いで歩いている。池のカワセミが目当てなのかもしれない。植物園の前のロウバイはまだ開花していないのは日当たりが悪いからなのかなあなどと思いながら歩いて熱帯温室前に到着。9時半開園まであと10分ほどあるので近くの湿地帯の遊歩道に出てみた。
ハンノキ
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湿地の中ではやはりハンノキがよく育っている。
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雄花序、雌花序が出来ている。葉芽も見える。
外を一回りして戻って来た。温室に入ると係りの人が水を撒いていた。しかも熱風を送っているせいでかなり蒸し暑い。
ハナキリン(花麒麟) トウダイグサ科
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アフリカのマダガスカル島原産の半耐寒性常緑低木(多肉植物)。茎はキリンの首のように長く立ち上がり鋭いトゲで覆われている。トウダイグサ科特有の杯状花序で、花びらのように見えるのは苞で、中心部に小さな花がある。
シカツノサンゴ(鹿角珊瑚) トウダイグサ科
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ハナキリンと似ているが花数が多い。
テイキンザクラ(提琴桜) トウダイグサ科
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西インド諸島原産の非耐寒性常緑小低木で樹高1~2メートル。花は鮮やかな紅色で5弁なので桜に似ている?杯状花序ではないからトウダイグサ科には見えないなあ。和名は葉の形がバイオリン(和名は提琴)に似ているから。
クロッサンドラ キツネノマゴ科
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クロッサンドラは熱帯アフリカ-マダガスカル-インドにかけて分布する低木、もしくは毎年育つ多年草。
コエビソウ(小海老草) キツネノマゴ科
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中央アメリカ(メキシコ)原産の半常緑低木。花穂が赤褐色の苞に覆われていて、苞の間から顔を出しているのが花。花は白色で紫色の斑点が入っている。赤味のある苞が鱗状に重なりエビのように見えるから小海老草と呼ばれている。
パキスタキス・ルテア キツネノマゴ科
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別名はウコンサンゴ(鬱金珊瑚)。茎の先端に花穂をつけ、黄色い苞が幾つも重なり苞の間から白い花を咲かせる。
ペルー、ギニアなどの中南米原産の非耐寒性常緑小低木。キツネノマゴ科のものが意外と多い。
アンスリウム サトイモ科
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薄紫いろのしっとりとした感じの色は不思議な色。花のように見える部分は仏炎苞で花弁ではない。中心部の棒状のものが花で肉穂花序という。葉は鮮やかな緑色で光沢がある。新しい葉が1枚出るごとに、花芽が1つ付くらしい。熱帯アメリカ原産の非耐寒性多年草で湿林に自生。
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こちらは事務所などで観葉植物として置いてあるのをよく目にする。造花と間違いそう。
ブーゲンビレア オシロイバナ科
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熱帯性の常緑半蔓性中低木。青紫色の部分は苞で3個が集まって1個の花のように見える。3枚の苞の内側を覗き込むとそれぞれの苞にひとつずつ花がついているのが分かる。
洋ラン ラン科
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ブーゲンビリアのすぐ横に美しく光に輝いている洋ランがあった。デンファレかな?デンドロビウム・ファレノプシス(デンファレ)はオーストラリアやニューギニアに分布し、樹木などに根を張り付かせて生活する着生ランで淡い紫紅色の花を咲かせる。花の姿が同じラン科のファレノプシス属(コチョウラン)に似ているのでこの名前がついている。
セブリナ ツユクサ科
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温室を出ようとしたときに足元で緑白色で紫色の縞が入るツユクサ科の植物が目に入った。花を探したが見つからない。葉を裏返してみて驚き。
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葉裏は鮮やかな紫色。裏側がこんなに素晴らしいツユクサがあるだろうか。ネットで調べるとセブリナであることが判明した。メキシコ原産の常緑多年草。 茎は匍匐性で途中から根を出す。