せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

花粉症の季節

2011-01-27 | 日記
スギ

久しぶりで朝、職場の近くの林を訪れた。前に来たのはいつのことだったろうか。随分時間が過ぎたような気がする。去年鳴いていたキジを見つけて写真を撮ったその場所は、もう宅地造成地として切り開かれていた。縄文貝塚の森の端にスギの木が雄花をたくさんつけている。そのうちに花粉が飛びだすだろう。

 
朝の日差しは暖かいが外の空気はまだまだ冷たい。澄んだ冬空に半月が浮かびあがって、せっかち散歩の復活を祝福している。当たり前の静かな景色の中に溶け込むように入って行けることの幸せを心の底から感じた。


ギョリュウバイ

霊園に足を運ぶと昨年も出会ったフトモモ科ギョリュウバイが出迎えてくれてうれしかった。今年もよろしくと。

 
出口も身動きする空間もないと思われた長いトンネルを何とか通り抜けた安堵感が心に広がった。

温室の植物~雪の朝

2011-01-16 | 日記
センター試験の日は雪が降るというのはもう恒例行事のようなもの。朝は一面の雪景色で今日はどこも行けないなと思っていたら突然晴れ間が出てあっという間に雪は解け始めた。近所の植物園に行ってみた。道は雪解け状態でも風は冷たい。温室の入り口では咲き始めたソシンロウバイが出迎えてくれた。

ソシンロウバイ

下向きに咲くそのロウのような半透明の花びらを青空を背景に下からのぞきこむのが最高のアングル。


ハナキリン

温室の中に入って暖かさにほっとする。いきなりトゲだらけの茎を持ったトウダイグサ科ハナキリンが赤い花をつけていた。

トウダイグサ科だから花の構造が複雑。杯状花序というものでおそらく2弁の赤く花弁に見えるのは総苞で中に雄花、雌花、腺体があるのだろう。


メディニラ・マグニフィカ

サボテンやらコーヒーの木などがあって、進んでいくと一抱えほどの大きさでピンクの美しい花が咲いていた。ノボタン科メディニラ属の植物でメディニラ・マグニフィカと名札がついていた。
 
ピンクの花の様に見えるものは苞でこの中に沢山の小花を咲かせ垂れ下がっている。確かに雄しべの曲がりがノボタンを連想させるなあ。


ブーゲンビリア
 
巨大なシダ類が大きくその葉を広げてその横にオシロイバナ科ブーゲンビリアが薄赤い花をつけていた。

実際の花はいわゆる花の中央部にある小さな3つの白い部分。色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)であり3枚ある。


バナナの花

バナナの花が咲いていた。どういう風にバナナの実がなるのかなあ?


ウツボカズラ

食虫植物ウツボカズラを見つけた。たくさん捕虫器をつけていて中には何やら液体が入っている。温室内ではあまり虫はいないだろう。


クロトン

観葉植物は種類が多い。これはトウダイグサ科クロトン?この不思議な葉の模様。


マランタ・レウコネウラ

こちらはクズウコン科マランタ・レウコネウラと名札がついていたから多分間違いないだろう。

短い時間だったけど今日は久しぶりで植物を見た気がした。

夏の思い出~花畑

2011-01-12 | 日記

2009/6/7 あの日はとってもいい天気で家の近くの公園の広場は花畑に変わっていた。この世の楽園があるとしたらきっとこんな花々が咲き乱れていることだろう。


運命の軌道

大海原を行く帆船が急旋回をきって
まるで投げたブーメランが大きな弧を描いて戻ってくるように
運命付けられた軌道に沿って走っている。
それを避けても逃げても大きな力に引き戻されているかのように感じるのは錯覚だろうか?
行き着く先が破滅の淵か勝利の丘か、知りようも無い。

人間の知恵、労力が眼前に広がるいばらの道を進むのにどれほど役立つかわからない。
しかし今置かれた身の上で精一杯努力すること意外に方策はない。
この世に妄想、狂気を持つものがいて、不条理がまかり通るとしたら
何に寄りすがって生きていけばいいのか?
運を天にまかせ自分はついている、ついてないと空に向かって叫ぶしかない。

自分の無力さはいつも身にしみて感じる。
大きな力に従って生きているのであればそれでいい。だがそんな力の存在すら知らされてはいない。
強い意志と信念を貫けばどんな道も開かれると教えられた。
正しいと思うことをしてもこの荒れ狂う海の中にさまよう自分にどんな救いがあるのだろうか?

打ちのめされてもう立ち上がる気力も無くなったとき
草むらを吹きすさぶ風、林の中の葉のざわめきの中に静かに励ましてくれる声を聞いた。
心の奥底でこだまする母の声。
幼かった自分はその声を背に聞いて安心して前に進んだ。
まっすぐ進みなさい、なるようにしかならないのだから。

ニラ、コウヤボウキ、セイタカアワダチソウの果実

2011-01-02 | 日記
ニラ

畑の土手にはニラの果実が放射状に広がっていて中から種子がのぞいている。冬の青空は最高。


コウヤボウキ

コウヤボウキの果実は冠毛をつけて風で飛んでいく。金色に輝く総苞片もまた美しい。


セイタカアワダチソウ
 
まさに名前の通り泡だったようにみえるセイタカアワダチソウ。コウヤボウキ同様冠毛をつけた果実が風で飛んでいく。
 
これは2010/10/27撮影したもの。

うさぎとタール小僧

2011-01-02 | 日記
新年そうそう風邪ひいてダウン。例によってPLとロキソニンを飲んだうえにインフルエンザかもしれないとタミフルまで服用してみたが調子は良くない。生姜クズ湯をつくって飲んでいる。熱は昨年からずっとあるけどこの咽頭痛はかなりきつい。そのうちに治るだろう。近くの神社に何とかお参りに行って全ての周りの人たちの今年一年の無事と幸運を祈った。おみくじ今年は中吉。


今年の干支はうさぎ。小学校の時の国語の教科書にあった文を思い出した。「ぴょんとことやって来たうさぎさんはタール小僧を見つけるとびっくりとして立ち上がりました。」どうしてこの文が長い間、頭から離れなかったのか分からない。タール小僧とはいったい何だったのだろう?これは2009/5/3に撮影したもの。このウサギもタール小僧を見つけて驚いているのだろうか。