せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

秋に実る果実~イイギリ、エゴノキ、ミツバアケビ、イヌガヤ、カラスウリ、ズミ、カラタチ

2013-10-27 | 日記
台風27号は予想よりも早く太平洋上を過ぎ去ってくれたので10/27日曜日は朝から快晴だった。お墓参りついでに周辺を大急ぎで一回りした。



イイギリ イイギリ科

母の墓の近くにはイイギリの大きな雌株が一本あるのは以前から知っていた。ちょうどいまどきが見頃だろうと見に行って見ると遠くから房状の多数の赤い果実が見えて嬉しくなった。






下から見上げても朱色に色付いた葡萄の房状に垂れ下がった果実が青空と緑の葉に囲まれて美しいコントラストをなしていた。




昨日の台風による風で多くの果実が地面に落ちている。一つ拾い上げて観察。


前にもこの果実を潰してみたことがある。もう一度小さな種子が多数入っていることを確認。



エゴノキ エゴノキ科



駐車場の脇の斜面にはそれほど大きくはないエゴノキがある。斜面を登って果実を確認。見た目には白くて美しい果実だけれど食べることはできない。名前のエゴノキというのは果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐいことに由来する。




果皮が裂けて褐色の種子が出る。



ミツバアケビ

ツルウメモドキの果実はどうなっているか気になって霊園の裏山に向かった。そのツルウメモドキの果実をみようと近寄って見上げるとミツバアケビの果実が熟しているのが見えた。何年もこの辺りを散策しているけれどアケビやミツバアケビの果実を見たのは初めてだった。


この果実は小さいけれども果実は開裂して中の果肉が見えている。後ろにはツルウメモドキの果実が見える。


試しに食べてみた。口に含むと種の周りはタピオカのような食感のものに包まれていて後で種を吐き出す。予想以上に甘くておいしい。


もうひとつ果実を見つけた。


ミツバアケビの葉。



イヌガヤ イヌガヤ科

駐車場のすぐ横にはイヌガヤがある。足元にはたくさんの果実が落ちていてもしかしてこれはイヌガヤの果実かな?と思い枝を見るとまだいくつか枝に果実をつけていた。




潰してみて舐めてみたが美味しい気はしない。



カラスウリ ウリ科

山を歩くとカラスウリの赤い果実に出会う。


ひとつ採って中身を確認。種子がたくさん入っている。以前にも見たことがある。変わった形の種子。近くでカラスがこちらを見ていたからこれがほしかったのだろうか?



ズミ? バラ科

畑の隅に植えられていた。小さな赤い果実がついている。まだこの木は小さいから果実の付き方も少ない感じ。多分ズミだろう。




葉は3-5裂しているものも見られるのが特徴。


小さなリンゴの様な感じ。


冬芽と葉痕。



カラタチ ミカン科

山の中の畑の隅に植えられている。この写真では一体何かさっぱりわからない。近寄ってこの木の横を通り抜けようとするとトゲが刺さってひどい目にあう。カラタチは以前は敵の侵入を防ぐ目的で生垣によく使われたらしい。


大きなトゲだらけの植物。


葉は3出複葉。






割ってみるとミカンの仲間であることは明らか。