せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ニワウメの果実

2014-06-28 | 日記
ニワウメ Prunus japonica バラ科サクラ属

小学校横の歩道の街路樹脇に、誰が植えたのか赤い果実をいっぱいにつけている低木が目に入り車を止めた。果実はサクランボよりもずっと小さい。樹高は低くて1mくらいしかない。


果実は1cmにも満たない大きさでびっしりとついている。




この木はなんだろう?そういえば春ころに白い花をつけていて、ニワウメだなと思って通り過ぎた気がする。これがニワウメの果実かな?


バラ科だとしたらきっと食べられるだろうなと思って果実を手にとって潰してみる。中には大きな種子が一つだけある。横を歩いていたお婆さんがそれは食べられるよと声をかけてくれたので、この木の名前は何ですか?と尋ねたが知らないと言って立ち去ってしまった。昨年見たスイカズラ科ハナヒョウタンボク(2013-11-30)の果実とも似ている。ハナヒョウタンボクの果実は有毒だから決して食べてはいけない。果実を一つ取って試しにちょっと舐めてみると甘酸っぱい感じで食べれそうな感じ。小学校の通学路に植えてあるのだから有毒の果実ではないだろう。


ニワウメ亜属には、ユスラウメやニワザクラ(庭桜)がある。ニワウメは高さが1-2mと小型で葉裏の葉脈に多少の毛があるが、ユスラウメは葉が卵形でしわ、毛が多く、花の子房、果実にも毛があるらしい。ニワザクラは一重咲きのニワウメの近縁種で八重咲き。

ヒルガオとコヒルガオ

2014-06-25 | 日記
スティーヴン・キング原作映画「シャイニング The Shining」、「IT-イット」、「骨の袋 Bag of Bones 」をミステリーチャネルで見た。これらはホラー作品だった。「スタンド・バイ・ミー」や「ショーシャンクの空に」などもスティーヴン・キング原作の傑作で彼の作品すべてが必ずしもホラーばかりではないようだ。「シャイニング The Shining」、「IT-イット」はとにかく恐い。「骨の袋 Bag of Bones 」は恐いけど過去の謎解きの側面もあり面白かった。


ヒルガオとコヒルガオ  ヒルガオ科

近所を散歩していると、ヒルガオとコヒルガオがあちこちの道端に咲いている。


これまでヒルガオかコヒルガオかを区別するのに花柄に翼があるかどうかを最大の判断材料にしていた。これは花柄に翼がないからヒルガオだろう。一般にヒルガオとコヒルガオの区別は次のようなもの。ヒルガオの花は直径が5-6㎝と大きく、花柄に翼がない。また、苞も鈍頭。葉は長楕円状披針形で,基部の両側が耳となって下向きに突き出す。 一方コヒルガオは花が小さく直径3-4㎝、花柄に翼がある。苞は鋭頭。葉はほこ形で、基部の左右の耳はほぼ直角に張り出し2裂するものが多い。


こちらは花柄に翼があるからコヒルガオ。しかしこの辺りのヒルガオやコヒルガオと思っている株の葉はどちらとも言えず似ているものが多くて葉で区別ができない。両者の雑種も多く存在するらしいとネットに記載されていた。見ているものの多くが雑種なのかもしれないと思い始めると、わけが判らなくなってくる。やっぱりとりあえずは花で決めよう。


花の大きな方がヒルガオで小さいものがコヒルガオ。


コヒルガオには花柄に翼がある。

ベロニカ・ゲンチアノイデスとセントーレア・モンタナ

2014-06-21 | 日記
RNAルネッサンス - 遺伝子新革命 (田原総一朗/中村義一著)を読んだ。ただこの本は先日古本で買ったもので8年前に出版されているから内容はやや古い。DNAのノンコーディング領域の役割が解明されれば生命の起源に迫ることができる点や、RNAの世界が見直されて、SiRNA、アンチセンスRNA、リボザイム、アプタマーRNAなどRANを用いた薬物療法が今後出てくる可能性がある点が興味深い。


ベロニカ・ゲンチアノイデス  ゴマノハグサ科クワガタソウ属



公園の花壇に植栽されていた。花は淡青色で1cm以上ありオオイヌノフグリを大きくした感じ。ゴマノハグサ科独特の形をしている。ゴマノハグサ科をネットで検索して、ベロニカ・ゲンチアノイデスを見つけた。


ヒラタアブ(マメヒラタアブ?)が蜜をねらっている。


雄しべ2本でオオイヌノフグリの花とそっくり。


穂状の総状花序。


セントーレア・モンタナ  キク科セントーレア属



これも花壇で見つけた。ヤグルマギクと似ているから同じ仲間だと見当つけてネット検索。セントーレア・モンタナにぶつかった。宿根ヤグルマギクともいうらしい。




ガク片の黒い縁どりがいい。

コボウズオトギリとセイヨウキンシバイ

2014-06-19 | 日記
6月13日はプロレスラー三沢光晴(2代目タイガーマスク)の命日だった。2009年6月13日試合中に急角度バックドロップを受けた後、意識不明、心肺停止状態に陥った三沢光晴は46歳でこの世を去った。頭部を強打したことによる頸髄離断が死因だった。彼の後輩でもある小橋建太の引退記念試合『FINAL BURNING』(2013/05/11)を先週末再放送していた。最後の挨拶で会場から奇しくも三沢コールが起きたことに対して小橋健太は「今のコールは、引退試合ができなかった三沢さんへのコールだと思う」と涙ぐんだ。決して壊れないと思われた強靭な肉体が過労と酷使によってリング上で破壊されてしまった。なんとかその前に引退試合をさせられたならよかったのになあ。。。。


梅雨はアジサイの季節であるけれど同時にキンシバイの仲間の季節でもある。あちこちの路肩や公園に黄色の輝くような花の咲いているのを見かける。


コボウズオトギリ Hypericum androsaemum オトギリソウ科オトギリソウ属

2013-07-23その果実を観察したことがあるコボウズオトギリと思われる花を見つけた。大きな萼5片は平開、花弁5、雄蕊多数、柱頭は3裂。萼は花後も残る。


果実は可愛い坊主頭状で、淡ピンク色から次第に濃い赤色になる。



ヒペリクム・カリキヌム(セイヨウキンシバイ) Hypericum calycinum オトギリソウ科オトギリソウ属

公園に植栽されている。




ビヨウヤナギ(Hypericum chinense)かと思ったけれど、雄しべがまっすぐで優雅な曲線をえがいていないからよく似たセイヨウキンシバイの方だろう。


裏側。

アジサイの季節 ~ ガクアジサイと墨田の花火

2014-06-16 | 日記
昨日のサッカーワールドカップ、対コートジボワール戦は前半に得点を入れていただけに後半逆転されて負けたのは打撃が大きい。ショックで午後はもう寝込んでしまった。今朝、「生島ヒロシのおはよう一直線」でサッカー解説者の福田正博さんがコートジボワールは全体に渡って試合を支配しており、日本は自分のサッカーができていなかったと説明してくれて納得。一次突破の奇跡は起こせるのだろうか?

先週まで雨が続いていたがここ2、3日暑くていい天気が続いている。落差大きいなあ。今年はアジサイ祭りには行けなかったから近所を散歩してアジサイを探すことにする。

朝露に濡れたガクアジサイ



公園にはこのアジサイをよく見かける。


装飾花の大きさには個性があり株によってそれぞれ違う。




両性花の花弁5、雄しべ10。


この装飾花は小さめ。


テマリ型のガクアジサイ



キリギリスの子が日向ぼっこ?


カシワバアジサイ

普通に見かけるアジサイとは随分雰囲気が違う。


お隣の庭から飛び出したテマリ型のアジサイ。



色は赤や青が混じっている。

ウィキペディアによれば、土壌が酸性でアルミニウムのイオンが溶けて吸い上げられるとアジサイの花は青くなりやすい。つまり「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になる。同じ株でも根から吸い上げられるアルミニウムの濃度差があるため花によって色が異なることもある。また花は日がたつと老化によって青色の花も赤味を帯びるようになる。


装飾花の中に咲いた花。これは結実しないだろう。




若い花は白っぽい。




これは駐車場脇の青いテマリ型アジサイ。


ガクアジサイ色々



これは装飾花に白い縁取りがある。


このアジサイは青が素晴らしい。








赤から紫のガクアジサイ。






墨田の花火

パン屋さんの駐車場の奥の隅に植えられたアジサイが白い花をたくさんつけているので近寄ってみた。


アジサイの園芸株、スミダノハナビのようだ。隣のアパートの敷地に植えられた株でとても大きい。お祭りのように花が咲いている。








装飾花は立派だけれど肝心の花のほうは、まともなものはあまりない。

アキグミ

2014-06-12 | 日記
アキグミ  グミ科



明るい光を浴びて全体が白く見える低木があった。何だろうと近づいてグミの花が満開に咲いているのだとわかった。名札にはアキグミとある。5月の始め地元の谷津田で出会ったトウグミ(ナツグミ)ととても似ている。






北海道南部から九州に分布する落葉低木。アキグミは秋に実が熟す。


ナツグミとの違いは、花柄が短くてナツグミのように下垂しない。ナツグミ同様花弁に見えるのは筒状の萼。


花ははじめは白く後に黄色に変色する。葉も最初は銀白色の鱗片に覆われて後に取れて緑色になっていく。

ユキザサ、チシマフウロ、エゾノリュウキンカ

2014-06-12 | 日記
北大植物園を駆け足で回ってたくさんの花を見ることができた。広いから一回りするのも大変。


ユキザサ ユリ科ユキザサ属



林の下草に白い花が咲いていた。


花はまるで雪のように真っ白。だからユキザサ。


ユキノシタ科ヒューケラとかユキノシタ科チダケサシを連想するような円錐花序でありながら、葉をみるとまるでササの葉のように見える。


チシマフウロ フウロソウ科



近くの貝塚公園に夏から秋に群生するタチフウロ(Geranium krameri)(2010-08-14、2013-09-19観察)とよく似たフウロソウ科フウロソウ属の花を見つけた。名札にはチシマフウロ(千島風露)Geranium erianthumとあった。茎頂に集散花序をつけている。よく見ていたタチフウロの花はもっとまばらで大抵上向きに咲いていたが、チシマフウロは花は横向きに咲いているものが多い。


花の中心部の雄しべ雌しべそして果実が長く飛び出ているのがとても目立つ。花弁5、ガク片5。


エゾノリュウキンカ キンポウゲ科

園内の水路に群生し黄色い花をつけている植物を見つけた。花弁はキンポウゲ科独特の黄色の輝きを持っている。おそらくエゾノリュウキンカ 。


葉はフキのように大きい。食用でおひたしなどで食べられ、葉の形がフキに似るので「ヤチブキ」とも呼ばれるらしい。


エゾノリュウキンカは本州北部、北海道、千島、樺太、ウスリーなどに分布する多年性草本でリュウキンカの変種。リュウキンカよりも大型。もう花は終わりで果実をつけているものが多い。


ミズバショウ  サトイモ科

エゾノリュウキンカ のそばにはミズバショウが群生。名の由来は葉の形が芭蕉(バショウ)に似ていて水辺に生えることからきている。とっても葉が大きい。


花はとっくに終わり果実が緑色に熟している。


近くにはカキツバタが咲いていた。青くていい色だなあ。

ゲッカビジン

2014-06-10 | 日記
AXNミステリーの海外ドラマ「主任警部モース」「オックスフォードミステリー ルイス警部」や「NHKスペシャル 流氷"大回転"」、そしてアニマルプラネット 「植物の王国: 驚異の生存戦略」を見た。


「植物の王国: 驚異の生存戦略」は印象的だった。砂漠には毎年一度、満月の夜に鮮やかな花を咲かせるサボテンがある。雨が降ると、サボテンはすばやく水を吸収しカラフルな花をつける。その蜜を目指して蝙蝠がやってきて同時に受粉を助ける。蝙蝠の中にはこの蜜のおかげで何千キロも移動できるものがいるという。美しいサボテンの花を見て先日植物園で見たゲッカビジン(月下美人)の花を思い出した。

ゲッカビジン  サボテン科クジャクサボテン属





ゲッカビジン(学名: Epiphyllum oxypetalum、英名: Dutchmans pipe cactus、A Queen of the Night)はメキシコの熱帯雨林地帯を原産地とするサボテン科の常緑多肉植物。

植物が驚異の生存戦略を持っていたとしてもその生態系を破壊する人間がいる。番組の後半ではイギリス「キュー王立植物園」で行われている種の保存の取り組みを紹介した。一度行ってみたいなあ。

ウコンウツギ、タニウツギ、サラサドウダン、ハナイカダ、サワフタギ、オオバオオヤマレンゲ

2014-06-09 | 日記
梅雨に入った。中学高校時代は札幌で過ごした。北海道では梅雨はないというが、記憶に残っている当時の今頃は雨模様の日が多かったような気がする。地下鉄幌平橋で降り学校まで、ライラックの街路樹のある歩道から校庭のグランド横を正門まで歩いていく。その時の生活がいいも悪いもない、苦も楽もない。他を知らないから高校生活などこんなものだと思って過ごしていた。昨夜から弱い雨が降り浅い水溜まりのできたグランドには、今も小雨が降りしきる。雨は邪心を払うのに好都合だった。だから雨だというのに、その光景は水彩画の絵のようにむしろ明るく輝いて、一日がゆったりと流れる兆しを感じ心が落ち着いた。職場の窓の外に降る雨を眺めながら、当時感じた不思議な心の一ページが蘇ってきて、ふと遠い過去の出来事やあの時見えていた雨のグランドの光景を思い出した。


植物園の灌木園にはまだまだ花が咲いている。


ウコンウツギ  スイカズラ科タニウツギ属

花の形からスイカズラ科タニウツギ属だろうと推測できたが、この薄い黄色の花には驚いた。いつも見るハコネウツギやタニウツギの白やピンクとは全く異なる。北海道から東北地方北部の亜高山帯に分布する高山植物。


下唇の赤い斑紋が美しい。


雄しべ5、雌しべ1。



タニウツギ  スイカズラ科タニウツギ属

すぐ横に見慣れたタニウツギが咲いていた。




このピンクも美しい。



サラサドウダン  ツツジ科ドウダンツツジ属



花冠の色は先端が淡紅色になり下部は黄白色で紅色の縦条が入る。


雄蕊10本。


ハナイカダ  ミズキ科ハナイカダ属

ハナイカダの花を見つけた。葉の上にいくつも花をつけているから雄花。


雌雄異株。雌花は通常1個、雄花は数個が束状につく。右上の花の横にはハルニレの果実がくっ付いている。周りにはハルニレが多い。


これは珍しく葉脈の二か所に花がある。


サワフダギ  ハイノキ科ハイノキ属

白くて豪華な花をつけている低木はなんだろう?近づいてみるとサワフダギだった。






花冠は5つに深く裂け、雄しべは多数で花冠より長い。雌しべは1本。




花がない時は地味だから葉を記憶しよう。


オオバオオヤマレンゲ  モクレン科モクレン属

植物園の外の歩道で上を見上げるとあっと驚くような花がある。モクレン科であることはすぐにわかるけれど名前は分からない。花の大きさは10㎝には満たない。昨年2013-05-27 にブログに書いたオオヤマレンゲと似ている。


植物園の案内にはオオバオオヤマレンゲと書いてあった。確かにオオヤマレンゲより葉が大きい感じ。




雌性先熟でこの花の雄しべは紫色でまだ花粉は飛ばしていない。

ハナワギク、ベニジウムそしてハルシャギク?

2014-06-05 | 日記
花壇に蛇の目模様のキク科植物を見つけた。

ハナワギク Chrysanthemum carinatum



モロッコ原産 キク科の一年草。葉は細かく羽状に裂ける。






花の色は様々。


後ろ姿。


ベニジウム Venidium fastuosum





南アフリカが原産 キク科の一年草。葉は倒披針形で羽状に深裂し、茎つぼみともに深々とした綿毛におおわれている。


後ろ姿。


ハルシャギク?  Coreopsis tinctoria

いつも見慣れている空き地や道端などに生える雑草のハルシャギクとはちょっと違う感じもする。ハルシャギク?としておこう。




ハルシャギクは北米西部原産、キク科ハルシャギク属の一年草。


後ろ姿。これを見るとコスモスにも見えてくるなあ。

レンゲツツジ とレンゲソウ

2014-06-03 | 日記
レンゲツツジ  ツツジ科

植物園の灌木園を駆け足で突き進んでいくと突然朱色の塊りに出会い、びっくりして立ち止まる。




何だこれは?とよく見るとちょうど満開のツツジ。この珍しい色のツツジは何だろうと名札を探す。レンゲツツジだった。レンゲツツジは札幌ではよく見かけるツツジで、この後で立ち寄った叔父の家の玄関脇にも植えられていた。レンゲツツジは日本全土の日当たりの良い湿原、山地、原野などに自生するらしい。


葉の展開の前に花が咲く。


花冠は5裂、雄しべ5、雌しべ1。


葉は互生、短柄があり長楕円形、葉は全縁で葉質は薄い感じ。


葉の裏。


レンゲツツジの名の由来はレンゲソウ(ゲンゲ)と同様に、花が輪状に並んで咲くことから仏の蓮華(れんげ)に因んで付けられている。このついでに以前見たレンゲソウを思い出してみよう。


レンゲソウ マメ科

今年の4月末頃に地元のレンゲ畑になっている田で見たレンゲ。






レンゲを見たのはついこの前だった気がするのに時が過ぎるのが何と速いことだろう。

オオハナウドとシャクとアカスジカメムシ

2014-06-02 | 日記
北大植物園を歩くと、林の木陰にはセリ科のオオハナウドとシャクが到る所で群生している。


オオハナウド セリ科



オオハナウドは地元関東でよく見かけるハナウドと似ているが、ハナウドの葉は羽状複葉であるのに対してオオハナウドは大きな3小葉からなる3出複葉である点が大きく異なる。








セリ科の花だから茎の上部に複散形花序を成し白色の小さな花を多数つける。




これは花付きがいい。


この花はまばら。空に広がる花火のようだ。


小散形花序のふちの花は内側の花より大きく、外側の花弁が大きい共通した特徴を持つ。花弁の先は2裂する。


茎。


3出複葉。



シャク セリ科

オオハナウドに比べると線が細く女性的な感じがするシャクが群生していた。シャクはオオハナウドと同様の場所に見られる。


セリ科特有の散形花序で葉は2回羽状複葉。


花は散形花序。外側の花弁が大きい特徴を持つことはオオハナウドと同じ。



アカスジカメムシとシャク

このシャクにはアカスジカメムシがたくさんついている。アカスジカメムシはセリ科植物の花の蜜が好きらしい。






赤と黒のストライプが美しいアカスジカメムシ。

タチハシドイとムラサキハシドイ

2014-06-02 | 日記
久しぶりで北大植物園を訪れてみた。この季節の札幌は天気さえ良ければ暑くも寒くもなくて最高。強い日差しにもかかわらず時折通り抜ける風が爽やか。広い芝生では数人の家族づれやカメラを持った人がちらほら歩いている。一年中こんな気候なら言うことはない。こんなところに住んで適度な運動しひと汗かいたら鳥の声を聞きながら一仕事する、それは最高だなあ、などと空想。現実に戻れば雑用と義務で追い立てられ鶏のように走り回る日々が待っている。


手前に見える白い花はセリ科シャク。


タチハシドイ モクセイ科ハシドイ属

名札にタチハシドイと書いてある。やっと花が咲き始めた感じ。




淡い紅紫色の花をたくさんつけたライラックだけれども、よく見るといつも見慣れたムラサキハシドイとは花も葉の形も少し異なっている。モクセイ科だけあっていい香りが漂う。


優しい色。




葉は卵円形で葉の裏面には綿毛が生える。この葉だけでタチハシドイと判る人は少ないだろうなあ。


ムラサキハシドイ モクセイ科ハシドイ属





花は少し濃い色をしたムラサキハシドイ。これこそいつも目にするライラック。タチハシドイに比べれば花は早い感じ。




葉はスペード型で両面無毛。