せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

メギ、ニゲラ、ビロードモウズイカ

2011-05-30 | 日記
大阪の会合に参加したので昨夜は遅く帰宅。今日も明日も夜は会合があって発表の予定。ストレスにもならないので楽しみながら勉強だと思って続ける。今の職場は当直がないから睡眠不足からは解放されている。ここ何日か天気がよくない。もう梅雨入りしたし昨日は台風2号が来た。なかなか外に散歩に行くことができない。職場のベランダに目をやると誰かがキュウリとトマトの苗を大きなプランターに植えたようでもう30㎝以上に成長している。日当たりはいいし風はないし最高の場所。


メギ メギ科

公園の片隅に植えてあるメギに小さな黄色い花を見つけた。葉が変化した鋭いトゲがあるために、コトリトマラズの別名がある。



ニゲラ キンポウゲ科

公園に植えられたニゲラ。花も葉も不思議な姿形をしている。細い葉は細く針状に分裂した羽状葉。キンポウゲ科だからクリスマスローズやアネモネなどと同様に花弁に見えるのはガク片で花弁は退化している。


ビロードモウズイカ  ゴマノハグサ科
 
よく道端で見かけるので植栽されているのか自然に生えたのかは不明。雑草といっても立派な姿だから庭に植えてもおかしくない感じ。茎や葉には全体的に、ビロード状に柔らかい毛が密生しており、5本の雄しべのうち短めの3本が特にたくさん毛がはえているようだ。

セイヨウカタクリ、フキ、オオイタドリ

2011-05-28 | 日記
札幌の以前住んでいた家を探したが簡単には見つからなかった。当時家は市の南東の高台にあって市街地のデパート丸井やテレビ塔が一望できた。また冬は藻岩山でスキーをする人が蟻のように見えた。しかし今ではもう住宅地に変わり遠くを望むことはできない。通りも随分様子が違った。時の流れだ。自分の脳裏で繰り返し映し出していた当時の家の周りの光景や近所の人たちの話し声や笑い声はもはや存在していなかった。自分がそこに存在していたことを証明するには過去とつながるものが必要だった。走り回ってやっと隣人の表札を見つけた。この隣にうちの家があったんだ。小雨が降りしきる中、体が冷えてきて凍りついた過去を抱えた自分が場違いなところにいるような悲しい思いが湧いてきた。


セイヨウカタクリ

近くの林に行ってみると黄色いカタクリ?に出会った。こんな色のカタクリなんて見たことないなあと不思議に思えた。なにかだまされているんだろうか?


調べてみるとユリ科セイヨウカタクリのようだ。セイヨウカタクリは外来の園芸品種でこれが逸脱してこの林に育ったのだろう。

 
色が黄色である以外は普通のカタクリととても似ている。


こちらが本物のカタクリ。やっぱりこちらは気品がある。これは2011/4/10ころに地元で撮影。札幌では今咲いているから1月以上遅い。



フキ

これはタンポポではない。キク科フキの群生。

 
フキの花が成長してタンポポのように綿毛のついた果実をたくさんつけている。札幌ではフキノトウはあまり採取して食べないようだ。だから大きく育った花が果実をたくさんつけている姿を見ることができる。

 
花は始めは白いが段々暗赤色になっていく。とても地味だ。これは果実のできる前の花の姿。



オオイタドリ

フキの花のそばにはタデ科オオイタドリが群生している。オオイタドリは北国で見られる。いつも見慣れたイタドリに比べて一回り大きい。何よりも葉の基部はオオイタドリは心形、イタドリは切形である点が見分けやすい。

 
食べるとすっぱいのでスカンポとも呼ぶ。スイバもすっぱいので同じくスカンポと呼ぶ。

エゾヤマツツジとクロフネツツジ

2011-05-24 | 日記
エゾヤマツツジ

札幌駅周辺を少し歩いていると交番の脇にエゾヤマツツジと名札のついた鮮やかなツツジが満開。


エゾヤマツツジはヤマツツジの変種らしい。雄しべは5本。


枝や葉の柄、萼などを含め、全体に毛が生える。




クロフネツツジ

北大構内にクラーク像を見に行ってみた。門をはいると淡いピンク色のツツジが出迎えてくれた。


この何とも言いようのない透明感のある花弁は見る者の気持ちをやさしくさせる。


これはクロフネツツジだろうか。


 
若枝には腺毛が密生。葉は倒卵形ないし広倒卵形で、枝先に5枚ほど集まって輪生する。雄しべは10本。

ハウチワカエデ、イタヤカエデ、レッドオーク、シラカンバ

2011-05-24 | 日記
大きな会合のため札幌へ行っていた。5/20の朝は快晴で6時から中島公園を散歩してみた。わが母校の高校は中島公園からすぐ近くだったので地下鉄幌平橋駅周辺はとくに懐かしい。


ハウチワカエデ

公園内でまず目に飛び込んできたのはハウチワカエデの赤い花。面白い形の葉の緑と花のコントラストが鮮やかだった。


朝の光で新緑がすがすがしい。

 
葉柄が葉身の半分以下と短く、葉柄は有毛で裂片の切れ込みが浅いなどの特徴がある。若枝の先に散房花序を出し、暗紅紫色の花を開く。雄花と雌花が混在している。雄しべが長く突き出た花は雄花。



イタヤカエデ

こちらは葉が全縁で黄色い花を複散房状につけるのでイタヤカエデだろう。



レッドオーク 

この変わった葉の形はなんだろう。枝の下のほうにはドングリが見える。

 
日本在来種ではないのは明らか。ブナ科コナラ属の広葉樹レッドオークの可能性が高そう。



シラカンバ

北海道ではぜんぜん珍しくはないカバノキ科シラカンバ。郊外では自然に生えている。関東の職場近くの山ではイヌシデが一番ありふれたカバノキ科の樹木。ただ見た感じからいくとシラカンバはイヌシデよりずっと美しい。

 
シラカンバの雄花は裸芽で枝先につき開花時に垂れ下がる。雌花は冬芽の中に2枚の葉と一緒に用意されている。開花時期の雌花は上を向いているが受精が済むとやがて垂れ下がるらしい。

キリ、ミズキ、エゴノキ

2011-05-17 | 日記
キリ

運転しながらでも樹木の高いところでたくさん咲いている花を見逃すようではいけない。道の脇にそびえるキリだった。昔の農家の庭先だろうか。


車を降りて見上げると何と力強い枝ぶりとやさしい薄紫の花だろう。地面にはたくさんの花が落ちている。



ミズキ

霊園の周りの山には先週からミズキが真っ白に咲きはじめた。


満開になると樹木に雪が積もっているかのように見える。ハナミズキやヤマボウシも雪をかぶったような姿になるがミズキは高木なのでもっとスケールが大きい。


下から見上げるとまた白い花が綿のように乗っている。



エゴノキ

そろそろエゴノキも咲き始めるかと期待したけどまだ1分咲きだった。

 
ミズキは花序が枝の上に乗っているのに対して、エゴノキは葉は枝の上で花は下につく。

レッドキャンピオン

2011-05-17 | 日記
今日は昼休みにすぐ前にある歯科で抜歯をしてもらった。乳歯ではないからもう生えてはこないと思うと残念な気がする。人間も物も使用期限というものがある。永久に壊れないというものは存在しない。若いころは健康だから無理しても眠らなくてもすぐに回復する。怪我をしてももと通りに治るのが普通だった。それがもうこれが最後でもう戻せないという時期がいつか来る。抜歯された歯を見て自分の一部であったのに自分のために働いてくれた部品のように感じて感謝してしまった。自分を支える体を酷使しないようにしなければ。


ナデシコ科レッドキャンピオン

ルリニワゼキショウを見つけた近くの花壇にはナデシコ科マンテマに似ていて全体が毛におおわれた薄い赤紫色の花が満開だった。


マンテマ属で調べると レッドキャンピオンが出てきた。これがどうも近そう。

 
葉は卵形から披針形で対生している。



アカバナ科ヒルザキツキミソウ

あちこちに咲いている。やさしいピンクの花弁は透き通るようで太陽光線にあたってランプのように光っている。

 
前も後も美しい。



キク科ガザニア

花の感じが勲章のようにくっきりしているので勲章菊とも呼ばれる。


花の後ろも何だかがっちりしている。


キク科オオキンケイギク

オオキンケイギクは北アメリカ原産の帰化植物であり、栽培されていたものが野化した。


後ろ姿。


バラ科ノイバラ

もうノイバラが満開に咲いていた。いい香りと純白の美しさは園芸用のバラに劣らない。



ノウゼンハレン科ナスタチウム(キンレンカ)

葉は円形で蓮の葉を小さくしたような姿が特徴。花もよく見ると変わっている。

ニワゼキショウとルリニワゼキショウ

2011-05-15 | 日記

例によって朝から近くの公園を散歩。目標は花壇の花々とキリとエゴノキの花。子どもたちが野球をしている草むらを歩いているとアヤメ科ニワゼキショウの薄い赤や少し青っぽいものなどがあちこちに咲いている。青いものと赤いものを比較して見ようと取り上げてみてびっくり。この青い花(左)はいつもの見慣れた赤いニワゼキショウ(右)とは違う種であることに気付いた。先入観にとらわれると見えていても見えなくなる。


ニワゼキショウは花弁に5本と3本の線が入っていて雄しべは奥に隠れている。この青いものは花弁に線はあるものの薄くて雄しべは花の外にまで突き出ている。花弁の先は尖っているのも特徴だろう。花筒もニワゼキショウに比べて短い。ネットで調べるとすぐにアヤメ科ルリニワゼキショウであることが判明した。北アメリカ原産の帰化植物。


そして何と花茎に広い翼がある。だからまるで葉の先端に花が咲いているかのように思われる。こんな花はめったにないだろう。ルリニワゼキショウの株。


こちらはニワゼキショウの株。

 
右のルリニワゼキショウには果実がついている。

梅雨の前の白い花たち

2011-05-15 | 日記
昨日の朝、家を出ようとすると強烈だがいい香りが漂ってきた。雨上がりでまだ濡れた葉の中に白い花がたくさん咲いている。ミカン科ナツミカン。



今朝は久しぶりで朝から晴れていた。ギリギリ県立公園を散歩できる時間があったので大急ぎ目的地へ行きたいがそうはいかない。あちこちで見たい花が咲いている。梅雨の前のこの季節は多くの花の開花の時期。桜の林の下草に交じって今咲いているセリ科コリアンダー。



温室の横の花壇にはいい香りのキク科カモミール。



キョウチクトウ科テイカカズラが垣根に絡んでいて、風車のような花を咲かせている。



沼のほとりに真白になるほどの花をさかせているブナ科シラカシがあった。白く見えるのは雄花序で雌花序は目立たない。



今日の目標のマメ科ニセアカシア(ハリエンジュ)にやっとたどり着いた。少し散りかけていたが何とか昨日の雨にもまだ花はしっかりと付いていてマルハナバチが飛びまわっていた。公園の中央のトイレの裏であまり人が行かないところだが毎年ニセアカシアの花はここが一番美しい。



モクセイ科ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャノキ)はもう散ってしまったか?と心配して行ってみるとまだ真白に雪をかぶったような姿を見ることができた。しかしかなり花びらは散って地面が白くなっていた。



ギョリュウ科ギョリュウが今咲いているのはあまり知られていない。秋にも同じように咲く。
 


時間がきて急いで戻る時に頭上にまたトチノキ科トチノキの花を見つけた。花弁4雄しべ7。

ニガキ

2011-05-12 | 日記
新緑の季節。といっても昨日今日と雨が続いていて散歩は無理。今週は夜の会合が4回もあってスライドつくりなどで割と忙しい。


先週、近くの谷津田にはニガキ科ニガキが満開の花を咲かせていた。これは黄色い雄花。この辺の山にはたくさんある。初めてニガキの幼木を見たときこの奇数羽状複葉の樹木が何なのかどうしても分からなかった。ハゼノキやフジなどと区別がつかなかった。慣れてくれば一目瞭然なのに不思議なものだなあ。葉は柔らかくて噛んでみると苦い。確かにニガキだ。握りこぶしの形をした冬芽も樹皮の黒褐色で滑らかな感じも特徴的。雌雄異株で雄株の花(雄花)が黄色で今が一番見ごろ。見ごろと言ってももともと地味な木なので知ってないと見過ごしてしまう。


こちらは雌株。葉腋から集散花序をだす。

 
左が雄花で右が雌花。雄花は萼片、花弁、雄しべがそれぞれ4~5個ある。雄しべの基部には毛が生えている。雌しべは退化している。雌花はもっと目立たない。子房は4~5裂し、それぞれが楕円形をしていて雄しべは退化している。雌花の花柄は雄花のそれより長い。


 
茶色の毛に覆われた冬芽は裸芽で展開して新緑をつくる。樹皮がこんなに黒くて滑らかなのはこの辺では他にエゴノキくらいかなあ。

ゼンマイ

2011-05-08 | 日記
ある老婦人が御主人の認知症が進行していることを説明してくれた。ある朝起きてきて昨日ゴルフでホールインワンをした、と上機嫌で話をしたという。生涯初の快挙で嬉しくて仕方がないらしい。でももう歩くのもやっとで外出もできないのだから夢をみたのだろう。夢と現実を混同している。その夢の日からまもなく肺炎になり入院した。現在、認知症は進行して周りの人の認識もできなくなり、点滴や経管栄養の管を抜いてしまうので両手をベッドに縛られていて可哀そうな状態にある。ところが婦人が面会に行って例のホールインワンをしたことを話すととっても嬉しそうに笑うそうだ。現実ではない夢のホールインワンが今の彼の唯一の過去のうれしい思い出になっている。本当にあの夢をみてくれてよかったと婦人は夢に感謝した。


ゼンマイ

林縁に朝日を背にして美しいシルエットを見せているゼンマイ科ゼンマイ。本当に鳥が羽を広げた様な羽状複葉。

 
別の場所では大きく展開した葉の近くに茶色の胞子体が見事な形を作っていた。

ホタルカズラとオダマキ

2011-05-08 | 日記
今日は母の日。年に一度くらい母の夢をみる。遠い遠い昔の自分と母との忘れていた記憶がどこからか引っ張り出され来るんだと思うけどとてもリアル。そして大抵はあとですがすがしい気持ちが残る。記憶というものは堆積した地層のようだ。掘り返せばちゃんと残っているけど、思い出して掘り返さなければどんどん踏みかためてしまって二度と現れなくなってしまう。昔の地層にたどり着くにはそこに繋がる木をさがせばいい。その木を掘り起こせばその根を張った層から当時が蘇るだろう。でも夢は地震でできた亀裂のように突然遠い過去の地層を露わにしてタイムスリップさせてくれる。


ムラサキ科ホタルカズラ
 
夕暮れに林縁の草むらで青紫色の小さな花を見つけた。随分きれいな色のスミレだなあと近寄るとムラサキ科ホタルカズラだった。いい香りがする。夜になると花が蛍のように光るから名付けられたらしい。でも蛍光を発するとは思えないなあ。


昼間見てもいい色。花の中に白い隆起した白い線が入る。全体に粗い毛がある。



キンポウゲ科オダマキ

すぐ近所に小さな墓地がある。垣根からのぞくと片隅に青のオダマキの花が見えた。薄い青紫色がとても上品。

 
葉は3回3出複葉で長い葉柄がある。花は下向きに咲いているけれども咲き進むと花は少し上向きになるようだ。果実は真っ直ぐに立っている。

カワジシャとフジ

2011-05-05 | 日記
この連休中これまで撮りためていた海外ドラマを何時間も見た。「BONES」 「NUMBERS」「LIE TO ME」「NCIS」「Dr.House」などなど。長く見すぎて頭がちょっとおかしくなりそう。職場から呼ばれたのは一度だけだった。明日からまた仕事。



先日、霊園の裏山の湿地で、小さな花をつけた膝丈ほど植物の群生があった。花はオオイヌノフグリと似ていてゴマノハグサ科であることは明らかだった。ネットで調べるとゴマノハグサ科カワジシャだった。


葉や茎の緑色に比べて白い花が小さく感じる。葉は対生で軟らかく葉の縁は波打ち基部は茎を抱く。

 
葉腋から細長い花序を伸ばし白色に淡紫色の筋の入った花を多くつける。雄しべは2本、雌しべは1本。



カワジシャの群生のすぐ横と頭上の樹木にはフジが濃い紫色に満開の花を咲かせている。


水辺のフジは花付きがいいと花ごよみ「春の花」(浅川英一)に書いてあった。理由はフジは水があると根を伸ばすことが出来ず、老熟が早くなるためだったと記憶している。


フジは濃い紫がいい。

チゴユリとホウチャクソウ

2011-05-04 | 日記
チゴユリ

雑木林の下で随分かわいいホウチャクソウだなあと花を見ると小さな6枚の花被片をもつユリ科チゴユリだった。よく見るとあたり一面同じ葉ばかりなのでチゴユリが群生しているのだろう。

 
花は上を向かせるとアマナとも似ている。茎は枝分かれせず白い花を1~2個茎の先端に下向きにつける。

 
小さな緑の果実をつけているものもある。



ホウチャクソウ

チゴユリの近くにユリ科ホウチャクソウも点々と見られた。ホウチャクソウは茎が枝分かれする点が特徴。茎はまっすぐに伸び上部で枝分れして斜上する。葉は長楕円形で先は尖る。白い釣り鐘状の花が先端に1~3個ぶら下がる。


ホウチャクソウは分類学的にはチゴユリ属で花の似たアマドコロやナルコユリの仲間とは異なるらしい。左はチゴユリで右はホウチャクソウ。

エニシダとヒトツバタゴ

2011-05-04 | 日記
エニシダ

家から5分ほど車を走らせると交差点のところのガードレール脇に目も眩むほどに黄色の花をつけた背丈ほどの低木が植えてある。マメ科エニシダだろうと思っていたが確認するために早朝ちょっと出かけてみた。ウンナンオウバイやカロライナジャスミンなども遠くから見ると似ている。


葉は3出複葉、黄色の蝶形花の総状花序でやっぱりエニシダだった。いい香り。

 
あまりに花が密生していてよくわからないので一枝だけを写真に撮ってみると蝶形花がよくわかる。




ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)

このエニシダの交差点から1分のところの民家のヒトツバタゴの花が満開に近づいているのを毎日通勤途中に見ていたので、ついでに確認しに行った。


いい感じで咲いている。もう少しするともっと真白に雪を被ったようになることだろう。


ヒトツバタゴはモクセイ科の落葉高木で別名ナンジャモンジャ。葉は長楕円形で長い葉柄があり対生する。幹は灰褐色で縦に切れ目が入る。


昨年倉敷でみたセンダンの花を連想させるような細い花弁が美しい。

 
新枝の枝先に円錐形に真白の集散花序をつける。花冠は深く4裂する。

イヌスギナ

2011-05-03 | 日記
今日は祝日憲法記念日。朝早くに霊園に散歩行って帰ってきて寝て起きたら雨だった。


霊園裏の湿地でスギナの群生を見つけた。子どもがよくやるスギナの節を引っ張ってつなげる遊びを確認していたら、これは重大な勘違いをしていることに気付いた。


スギナではない。ツクシを見てびっくり。ツクシとスギナが合体している。帰って調べたらトクサ科イヌスギナだった。イヌスギナは胞子のうが栄養茎の先に着き小枝の葉鞘は4裂(スギナは8裂)することで識別できるらしい。スギナが乾燥した場所に多く見られイヌスギナは湿地に生える。


バッタ(キリギリス科ヒメギス?)がとまっている。胞子のうはツクシとそっくり。


土手には通常のスギナのツクシが生えていた。手に持った左はツクシで右はイヌスギナ。