せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

カワヅザクラ満開

2012-03-29 | 日記
県立公園は大学から近いこともあって知っている人に会う機会も多い。カワヅザクラの下で花を見上げていると隣で携帯写真をとっている老婦人がいた。こちらを向いてと言う声がしたので振り向くと以前大学にいた先生が写真を撮っていた。この婦人は先生の奥さんで二人で散歩していたのだった。少し話をしてもうひとつのカワヅザクラの方へ向かう。



今日、カワヅザクラは満開。この桜を見て心和まない日本人はいない。


青空最高。


カワヅザクラはカンヒザクラ×オオシマザクラの交雑種。



萼筒は鐘形で萼片は卵状三角形で先が鉤爪になっているのが特徴。


サンシュユと並んでカワヅザクラ

ここのカワヅザクラはサンシュユと隣同士なので同時に開花していて見事。


カワヅザクラを背景にしたサンシュユ



サンシュユを背景にしたカワヅザクラ



メジロと一緒に

メジロが蜜を吸いにやって来た。

トウカイザクラ

2012-03-29 | 日記
ここ数日朝の空気は冷たいものの空は快晴で気持ちがいい。県立公園のサクラの開花具合はどうだろう?今年はカワヅザクラも開花が遅い。3箇所のカワヅザクラをそれぞれ回ってみる。奥の広場にあるカワヅザクラの老木はもう開花しているが何となく元気がない。少しがっかりして戻ろうとしたら広場の隅に小さな花をつけたサクラがあった。



名札にはトウカイザクラとある。これまでこの木はあまり気にしていなかったから花の記憶がない。一枝だけがなぜか花をつけていた。



調べるとトウカイザクラは支那実桜(シナミザクラ)と小彼岸(コヒガン)との交配種。シナミザクラは中国原産で実は食用になるらいがまだ見たことがない。コヒガンはエドヒガンとマメザクラの交雑種。遺伝背景が複雑なだけあっていつも見慣れているエドヒガンとは随分感じが違う。



萼筒は鐘形で萼片は広い三角形。毛が多いのが特徴。

サイネリア

2012-03-29 | 日記
中学の時の教科書に『論語』の一節があった。「子曰く、学びて時にこれを習ふ、亦説ばしからずや。」当時は何の意味も感じ取れなかった。

明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。
Live as if you were to die tomorrow.
Learn as if you were to live forever.
これはマハトマ・ガンジーの言葉。学ぶということは終りがない。


サイネリア  キク科

ホテルの庭で見つけた鮮やかな色のサイネリア(シネラリア)。


葉の形も面白い。


キク科だから萼のように見える部分は総苞片。

春の黄色の花々が開花

2012-03-20 | 日記
今日は春分の日。忙しくてお墓参りはできなかった。日差しが暖かくてようやく春の黄色の花達が勢ぞろい。黄色はハッピーな色。


トサミズキ マンサク科

周りを明るくするほどに明るい黄色。遠くからでもよく目立つ。


雄しべの先の色が紅色ならトサミズキ、黄色ならヒュウガミズキ。


ヒュウガミズキ マンサク科

公園の片隅で可愛く咲いている。


ミツマタ ジンチョウゲ科

やっとつぼみから花が咲き始めた。


マンサク マンサク科

一面びっしりと花が開いてとても美しい。


サンシュユ ミズキ科

これもやっと開花し始めたばかり。


ヒイラギナンテン メギ科

先週まではまだ花は咲いていなかった。


花を一つとって香りをかぐとまるで香水よう。しかも高貴な香りでずっと吸い続けたくなる。


レンギョウ モクセイ科

まだつぼみ。もう少しでこれも素晴しい黄色を見せてくれるはず。公園に最も多く植栽されているのはシナレンギョウ。

ペラルゴニウム

2012-03-19 | 日記
昨夜はGAORAで男子テニスツアーBNPパリバ・オープン男子のロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)の準決勝の試合を見た。フェデラーがストレートでナダルを下した。あのナダルが手も足も出なかった。そして今朝5時から決勝が行われたがさすがに眠くてこれは見れず。結果を見るとフェデラーが優勝したようだ。フェデラーの片手打ちのバックハンドとオールラウンドのプレースタイルがとても気に入っている。ここ1-2年調子が今ひとつだったのに今年はいい感じ。スポーツをみるとエネルギーを注入される感じがする。



フウロソウ科 ペラルゴニウム

まだ天候は不安定で寒い。雨と晴れが交互にくるしウメは咲いているがサクラはまだまだ。やっぱり温室の中が一番かもしれない。ゼラニウムと同じ仲間のペラルゴニウムが咲いていた。別名のナツザキテンジクアオイ(天竺葵)はとても優雅な名前だなあ。


上二枚の花弁に面白い鮮やかな斑紋がある。


たくさんの花をつけている。

サンシュユとウメ

2012-03-15 | 日記

県立公園のサンシュユとウメが気になって先日の朝行って見た。サンシュユはあちらこちらでやっと咲き始めたばかりのようだった。手前のサンシュユの奥には梅園が広がっている。


遠くから梅園を見やると濃い桃色の梅の花が全体を染めて浮き上がる。映画の中のひとコマのように美しい。


梅林の早咲きのウメはもうすっかり咲いていて、他のいろいろな品種のウメも次々に咲き始めている。

玉牡丹

白の八重が丸く包むように咲いている。

鹿児島紅

真紅の色が鮮やか。花弁は平開 しべは紅色。



サンシュユ ミズキ科

梅の赤と白に対して、サンシュユの黄色もまたいい色。この色を見るとやっと春が来たことを感じる。


まだ3割くらいしか開いていない。漢方薬の八味地黄丸にはこのサンシュユの果実が含有されていて味は酸っぱい。八味地黄丸は老化防止の働きがあるから早めに飲もう。

プリムラ・ポリアンサ、プリムラ・マラコイデス、ユリオプス・ゴールデンクラッカー

2012-03-14 | 日記
昨日も今日も快晴の朝だった。職場のベランダのプランターには色とりどりの花が咲いていてもうすぐ春の雰囲気。外では職場の建物の立て直し工事が始まって作業員が忙しく働いている。窓の外の桜も切り倒すというから今年が最後の見納めになる。



プランターの花はプリムラ・ポリアンサ(サクラソウ科)かな?プリムラ・ジュリアンかもしれない?


プリムラ・ポリアンサはマラコイデスやオブコニカと異なり、葉が地面から直に生えているのが特徴。高さは10-15㎝程度で草丈が低いので鉢やプランターで育てるのに最適の感じ。


色の種類も多い。



プリムラ・マラコイデス サクラソウ科

県立公園の温室そばでプランターに植えられているプリムラ・マラコイデスを見つけた。


マラコイデスはポリアンサに比べると背が高い。



ユリオプス・ゴールデンクラッカー キク科

マラコイデスの横で咲いている黄色のキク科植物はユリオプス・ゴールデンクラッカーかな?

メジロと梅

2012-03-12 | 日記
今日、大学は入試だそうだ。自分の入試の時をふと思い出した。不安と緊張でいっぱいの若者がいた。懸命に自信を持って集中力を高めようとしていた。未知のものに挑戦したいと思っていた。若い時は二度なしだから頑張れと言われた。今も変わらないこの大学の建物の前で当時の自分が歩いている映像が見えた気がして涙が出た。



昨日はいい天気で家のそばのウメはようやく花が咲き始めた。チュルルルルーと鳴く声がするので見上げるとメジロが忙しそうに梅の花の蜜を食べている。


ウメの季節にはいつもメジロが現れる。縦、横、斜めどんな角度でも枝にとまって花をつついている。食べるのに夢中で少しくらい近づいても逃げなかった。


目の周りが白いからメジロ。


 
まるでサーカスのように真横になって枝につかまっている。何か変?

公園のブナ

2012-03-06 | 日記
県立公園の一番奥まったところオニグルミの巨木近くにブナを発見したのは3年前だった。どうしてブナがここに植えられているのかはわからない。一本だけ。もともと畜産試験場のあとだから野生のブナの名残だろうか?誰かが植えたのか、鳥が種子を運んだのか?いづれにしても樹木は足がないから根付いたところに一生居なければならない運命にある。


この木はまだ10mにも達しないけれど少し朽ち始めている。3年間ほとんど大きさは変わらない。成長は遅い。ウィキペディアによれば、低山の照葉樹林帯と亜高山の針葉樹林帯の間にブナ林は成立するらしい。この地はブナの生育環境としてはあまり適してはいないようだ。



葉は互生し、葉は卵形または菱状卵形で縁の波状鈍鋸歯が特徴的。側脈は7-11対。



冬芽は尖っている。芽鱗はきれいに並んでいて芽鱗の先には灰白色の毛がある。ブナの冬芽は無柄であるのに対してイヌブナには短い柄があるらしい。

ヒメリュウキンカ

2012-03-05 | 日記
今年は冬が長くて寒い日が続く。昨日も日差しがなくて寒かった。


公園を歩いていると日当たりのいい斜面に黄色い花がたくさん咲いていた。この花弁の輝きはキンポウゲ科独等のものだろう。花は大きくて4-5cmあるのでリュウキンカかな?と思ったけれどもちょっと違う感じ。



リュウキンカとヒメリュウキンカの違いを調べてみると、リュウキンカ(リュウキンカ属)は花弁が無く、萼が花弁化していて、その果実は袋果。この点はクリスマスロ-ズと似ている。一方ヒメリュウキンカ(キンポウゲ属)は花弁と萼片があり、その果実は痩果。この写真の花は萼片があるからヒメリュウキンカのようだ。



春になって同じ輝きを放つウマノアシガタやキツネノボタンが思い出される。もうすぐだなあ。