せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ニイニイゼミとスケバハゴロモ

2010-07-31 | 日記

ニイニイゼミがサトザクラの幹にとまっていた。しかしそう簡単には見つからないような色と柄がすばらしい。


キョウチクトウの葉の上でメガネをかけた顔のような羽のスケバハゴロモが横向きに歩いていた。どうしてこんな模様なんだろう。

秋の七草~オミナエシ、キキョウ、カワラナデシコ

2010-07-31 | 日記
仕事の帰りは緑化植物園を少し歩いたが汗だくになった。この暑さでさすがに他に人影がなかった。秋の七草が植えられていてオミナエシ、キキョウ、カワラナデシコが咲いていた。

オミナエシ


キキョウ


カワラナデシコ


クズ

クズの花は先週野原で見たし、ハギもすでに霊園に咲いているのを見た。

残るはススキとフジバカマだなあ。
秋の七草は、女郎花、すすき、桔梗、撫子、藤袴、くず、萩の順に「おすきなふくは」と覚えるといいらしい。

アオメアブとシオヤアブ

2010-07-31 | 日記
土曜日の朝。雨は少し夜に降ったようで草がぬれている。縄文貝塚の野原にはゴマノハグサ、オトギリソウ、アキカラマツなどが咲き始めていた。


ゴマノハグサの小さな花を見ていたらアブが飛んできて目の前にとまった。黄褐色で、美しい緑色の複眼を持ったムシヒキアブ科のアオメアブ。
 
脚は黒色で、すねの部分が鮮やかな黄褐色。他の昆虫を捕まえて体液を吸っているようだ。


一方岩の上で獲物を狙っているムシヒキアブ科シオヤアブ。

成虫のオスの腹端部が白く塩を吹いているように見えるのでこの名がついている。とにかく動きが早くてなかなか観察出来ない。

カロリナポプラ

2010-07-29 | 日記

毎日暑い。早朝の広場には朝のラジオ体操のためにたくさんの人が集まってきている。この県立公園の池のほとりに空高く伸びた樹形と風に揺れる葉がなんともさわやかなポプラが朝日を浴びて輝いていた。ヤマナラシとも違うので多分カロリナポプラ?だろう。
 
近づいて葉を撮ろうとしたら、お客さんがいた。雌のキリギリスのようだ。

クレオメ とマリーゴールド

2010-07-29 | 日記
クレオメ (フウチョウソウ科)

大学近くの県立公園の花壇にはクレオメとマリーゴールドがたくさん植えられている。どちらもありふれているといってもやっぱり美しい。

クレオメ (フウチョウソウ科)は花茎の先端に蝶のような総状花を咲かせる。

4花弁で、4本の雄しべが長く飛び出している。花は下から上に咲いていく。葉は掌状複葉で互生。



マリーゴールド(キク科)。

切れ込みのある葉が特徴。

ホルトノキの花

2010-07-25 | 日記

樹木サイトを見ていたらホルトノキの花が今咲いているとあった。ホルトノキの街路樹を思い出して早速見てきた。前年枝の葉腋から総状花序を出し,白い小さな花をたくさんつけていた。

 
萼片5、花弁5、花弁は先端が糸状に分かれている。花びらが細かく裂けているのでフリルのように風に揺れる。面白い形の花だった。

カンナ

2010-07-25 | 日記

車で郊外を走ると時折農家の庭にたくさんのカンナが植えてある。あまりに豪華に咲き誇っているので思わず車を止めて観察させてもらった。

 
花の構造は複雑で、3枚の萼と3枚の花弁、更に雄しべが花びら化したものが重なっていて独特の形状をしている。すなわち花びらに見えるのは雄しべの変形したものだった。さらに5本の雄しべのうち1本だけが葯(花粉袋)を持ち、それも葯は上半分だけで下半分は花びら状となっている。本当の花弁は小さくて目立たない。雌しべは1個で花の中心にある。

カラスビシャク

2010-07-25 | 日記
以前からカラスビシャクを見たいと思っていたら林の中の道端で偶然に遭遇した。マムシグサを小さくした感じだと知っていたからすぐにそれと分かった。漢方薬で用いられる半夏(ハンゲ)はこの球茎のことで、みぞおちの周辺の水の滞りをのぞき、気の巡りを調整する生薬。

サトイモ科の植物。したがって花序は、肉穂花序とその上の付属体、そしてこれらを包みこんでいる仏炎苞からなる。付属体は仏炎苞から飛び出していて下部は肉穂花序の雄花、雌花につながっている。葉は三出複葉だが花茎とは別に地面から出ている。

 
仏炎苞を試しに広げてみた。肉穂花序の上半分に雄花が、下半分に雌花がついている(雌雄同株)。花序の雌花部は仏炎苞に埋め込まれ仏炎苞の壁に雌花が並んでいる。

ハクチョウソウとルリマツリ

2010-07-24 | 日記
最近夜寝ているときの肩の疼きは無くなってきて、ようやく痛みは峠を越えたようだ。幸いにして。ところが同僚が数日前から右肩の激痛に見舞われている。右肩に降りていた悪霊が彼に乗り移ったのかな?


アカバナ科ハクチョウソウ (ガウラ)

あちこちの庭先やフェンスの横などに植えられているハクチョウソウは涼しげでさわやか。霊園の中で見つけたハクチョウソウはたくさんの花が咲き乱れていた。

 
小さな白い花が蝶のようなのでハクチョウソウ(白蝶草)と呼ばれる。


イソマツ科ルリマツリ (プルンバゴ)

大学の下を流れる川にかかる橋のそばで見かけたルリマツリ。これもさわやかで涼しげ。

 
常緑小低木。細く長い茎を伸ばし短い穂状の花序に細長い漏斗状の花をつける。枝はよく伸び、つる状となりたくさん分岐する。

白いアカツメクサと赤いシロツメクサ

2010-07-21 | 日記

今日の朝も暑かった。貝塚の公園近くの遊歩道で白いアカツメクサを見つけた。これで2回目だ。こんな小さなつまらない発見でも気分がいい。右は普通のアカツメクサ、左は白いアカツメクサ。


以前に赤みがかったシロツメクサも見たことがある(左の花)。いろいろあるなあ。右は普通のシロツメクサ。

ノゲイトウ

2010-07-21 | 日記
人生は一度きりだからその中で最も輝いているときがきっとある。夢と希望にあふれ将来の成功を期待して精一杯努力も惜しまない。身も心も健全で美しい。こんな時期があったに違いない。しかしたいていの場合はその夢も過酷な現実の前に次第にしぼんですでに色あせてしまっている。過去のわずかな栄光を振り返って小さな幸福を感じることもあるし、自分が描いたその夢をいつまでも果たせない夢としていつまでも持ち続けることもあるだろう。若い時の向こう見ずの勇気やバイタリティーは今思えば何と危なっかしいことだったか。十分な装備もせずに登山するようなもの。それにしても何の怖さも感じずに突き進んでいく若さこそが最も輝いているように感じるのはどうしてだろう。


職場近くの霊園で見かけたノゲイトウの園芸品種セロシア・ベネズエラ? ヒユ科ケイトウ属の一年草。茎は直立、葉は披針形から卵状披針形で互生している。

枝先に穂状花序をだし淡紅色の小さな花が咲いている。

アオバハゴロモ

2010-07-21 | 日記

職場近くの公園にはキクイモが群生しているけどまだ咲いていない。茎には白い綿状のものがたくさんついているので触ってみると移動する。アオバハゴロモの幼虫で綿状の分泌物を周りに付けてカモフラージュしている。しかし白いので結構目立つ。
 
成虫は薄緑でとても優しい感じ(右)。ミカン類、クワ、イチジクなどの汁を吸うらしい。

ヒマワリ、イシミカワ、オニユリ、ナガエコミカンソウ

2010-07-20 | 日記
家を出て小学校の横を通り住宅地の中を通って畑へ出ると、もう浅間神社はすぐそこだ。これが昔からの自分で決めているジョギングコース。2-3㎞くらいかな。それにしてもこの暑さではジョギングどころではないので、昨日7/19はゆっくりと散歩した。


畑の横には大きなヒマワリがその重さで頭を垂れていた。

イシミカワ

タデ科のつる性植物で茎や葉裏には鋭いトゲが下向きにはえていて触ると痛い痛い。
 
大きな丸い托葉と三角の葉が特徴的。

オニユリ

浅間神社の裏手の林の中にはオニユリがひっそりと咲いている。葉腋に黒紫色の珠芽(ムカゴ)が付いているのが見える。

トウダイグサ科ナガエコミカンソウ。

帰りの道端でマメ科エンジュの葉のようにみえる小さな草を見つけた。しかし羽状複葉ではなくて、小さな葉が互生していて葉腋から果実が出ているのが確認できた。

コミカンソウと似ているけど、ナガエコミカンソウは果実の柄が長い。

カノコユリとヤマユリ

2010-07-18 | 日記
近くの緑化地区の林の中でみかけたカノコユリとヤマユリ。自然の中のユリのなんと美しいことだろう。


このカノコユリ?はだれかが植えたものだろう。四国、九州には自生しているらしい。


ヤマユリはあちこちで見かける。オリエンタル・ハイブリッドのカサブランカはヤマユリやカノコユリなどの森林のユリをもとに作り出されたという。


アオスジアゲハがじっととまっていた。何してるの?お腹が大きい感じもするなあ。


カラスアゲハはじっとしてないからシャッターが押せない。

先週見つけた樹木の果実~テウチグルミ、ウワミズザクラ、エゴノキとヤマコウバシなど

2010-07-18 | 日記
テウチグルミ
 
縄文貝塚の公園入り口近くに植えてあるが、草むらの先にあって近づいて見る人はあまりいない。大きな果実をひとつ見つけた。

ウワミズザクラ
 
遠くから見ても橙色の果実が樹木を染めている。今時分にこんな色の果実は何だろう。高くて見にくいけどウワミズザクラの果実のようだ。

エゴノキとヤマコウバシ
 
ウワミズザクラの下で見上げていたらエゴノキの果実がいくつもぶら下がっていた(左)。このエゴノキのすぐ隣にはヤマコウバシがたくさん果実をつけていた(右)。


クマシデ

イヌシデ、アカシデとともこのクマシデもこの林の中にはよく見かける。クマシデの果実は特に大きくてよく目立つ。

ハクウンボク

自宅近くの公園に植栽されているハクウンボクの果実はエゴノキの果実とそっくり。20個ほどの果実が総状についている。

クロガネモチ

通勤途中の児童公園。秋には真っ赤に色づくはずのクロガネモチの果実もまだ青々としている。

ムクロジ
 
自宅近くの神社。葉は偶数羽状複葉で互生。枝の先端に円錐花序をつける。昨年の果実がまだ残っているようだ。直径2cmくらいの球形で中には黒い種子があり、羽根衝きの羽根の玉に使う。