せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

スミレ

2010-04-04 | 日記
 
家の前の路地でアスファルトとコンクリート塀のちょっとした隙間に点々と濃い紫色の花が見えた。花の中までのぞき込めなかったが地上茎が無くて、へら型の葉で、葉柄に翼があるから、多分スミレそのものだろう。それにしても、こんな狭い場所によくも繁殖して花を咲かせるものだ。

 
正面と横顔。


タチツボスミレも林縁などで普通にみられるが、地上茎があり、薄紫色の花をつける点でスミレと対照的。このタチツボスミレは林の中で切り株に咲いていた。

ミツデカエデ

2010-04-04 | 日記
通勤途中の空き家に以前からこの辺では見かけない木が半分枯れかけているのが気になっている。4/3仕事帰りにしばし車を止めて新葉の展開が見られるか確かめた。うれしいことに薄緑の毛深い若葉が開き始めている。

 
枝も葉も対生なのでカエデであることはすぐわかる。しかしカエデといっても葉の切れこみが全くないものもある。ヒトツバカエデはハート形の葉が、チドリノキはサワシバの葉に似た2枚の葉が対生する。そして3出複葉のカエデは、日本ではミツデカエデとメグスリノキの2種がある。メグスリノキはミツデカエデよりも葉が大きくて、毛も多く鋸歯は細かい。


これは2009/11/22撮影したもの。紅葉は確かにきれいだった。落ちた葉をみると鋸歯をもつ3出複葉であることがわかる。

このミツデカエデは雌雄異株ということだがまだこの木の花は見たことがない。それにしてもこの木は庭木として植えたのだろうか?主がいなくなったこの木もこの家とともに近く処分されるのだろうか、ミツデカエデとも知らずに。