今日、どんな色を見ましたか?
ときどき、色
アンケート「あなたの緑を教えてください」
緑とか赤とか青とか、子供の頃から馴染んでいて誰もが知っている色。
のはずですが、あの人が思っている緑の範囲とあなたが思っている緑の範囲は微妙に違います。
面白いですよね。“緑色”を知らない人はいないのに、
「これは緑って言わないでしょ」
「いや、緑でしょぉ」
と違いがあるなんて。
そこで、こんなアンケート作ってみました。
正解なんてないのでぜひぜひ参加してみて~
Q1.あなたにとって「これは緑色」と思う番号をいくつでもいいので教えてください
Q2.あなたにとって王道の「ザ・緑」と思う番号を教えてください
(この中にはない、でも結構です)
緑米
白米に対して赤米、黒米(紫米)、緑米などを有色米といいます。雑穀米ブームで家庭でも外食でもよく登場するようになりました。
この中でも緑米は生産農家が少ないそうで、私が3日に1回くらい使っている雑穀米ブレンドにも緑米の比率はごくわずかです。
写真は古代米の本家?奈良県明日香村のものです。
クロロフィル(葉緑素)で覆われている緑米は、腸の働きを活性化する繊維質に富み、ミネラルがとても豊富です。精米すると白いもち米になります。
「VIVO COLOR」vol.8
へー、もち米になるんだ。緑米だけで炊いたらもちもちするのかな?
赤米はタンニン系色素、黒米(紫米)はアントシアニン系色素がその色の元です。
色素によって栄養素も違い、カラフルな食事はバランスの良い食事というのは理にかなっているのですね。
アナタ・ノ・カワイ・テガミ
アナタ・ノ・カワイ・テガミ・アリマス・ワタシ・ヨロコブ
(貴女からのかわいい手紙が届いてうれしい)
焼津に滞在中の小泉八雲が、東京のセツ夫人に宛てた手紙の出だしです
調べたいことがあり初めて「小泉八雲記念館」に行きました。
八雲が避暑地として焼津を愛したことから地元ゆかりの作家として、また郷土史的な視点からもこの町では大事に扱われているのです。
が、市民の私は「耳なし芳一」を子供の頃読んだくらいで、全くの無知です。
スミマセン・ワタシ・ハズカシイ
冒頭のはほんの一部で、夫人宛の手紙がたくさん展示してありました。大人が書くつたない言葉の手紙というのはラブレターとしては最高ですね。ラフカディオ・ハーンの日本語(書き言葉)の様子がわかるという意味でも面白い資料です。
調べたいのはラブレターではなく、八雲が「あの色」のことをなんと表現していたか、です。「あの色」はまだヒミツです。いずれ。
いくつか候補に考えていた作品には、探していた表現はありませんでした。ですが、思いがけず色彩についての考察をまとめた「青の心理学」という随筆を発見しました。わくわくします
鮮やかな赤、さえた緑、明るいオレンジ、黄、紫などは、十九世紀の現代の服飾では、ごく稀にしか使われまい。それらの色彩は、人にあたえる感じがどぎついから、分光的な純色だという点で、あまり人に好かれずに、わずかに小児や、総体に文化の低い人達や、未開人などの、原始的な美的感情だけに喜ばれてきたのである。現代美人で緋の衣を着たり、はでな緑色の服を着たりするものが、どこの国にあろう?部屋のなかだって、紫だのサフラン色に塗る者はいやしない。そういう色は考えるだけでも神経にさわる。
『青の心理学』 平井呈一訳 恒文社刊
緋色(赤)、派手な緑 今の日本を見たらハーンは八雲にならなかったかも!?
それにしても八雲の色彩感覚は時代性や個人的な趣味嗜好の部分だけでなく色彩学的にもなるほどなぁとうなずける箇所もあり、かなり面白いです。
他にも、『日本の女性の名』では、「時と季節に関する名前」「鳥、魚、獣、その他の名前」「色の名前」「分類・説明の困難な名前」などと分類してみたり、ユニークな随筆が数多くあるのです。
小泉八雲への見方ががらりと変わった今日でした。
ショッキングな雨の日
けんかして家を飛び出した。雨の午後。
遠くへ行こう、家出するのだ
東へ、西へ、どっちにしよう。
駅でひらめいた。見たい展示があるんだった。「磐田市香りの博物館」へ行こうっと。
今開催されているテーマは「ファッションと香り」
フレグランスは忘れていた出来事や人まで瞬時に思い出させてくれます。あの人の顔、この人のこと、いろいろなシーン・・・
数は少ないもののシャネル、ディオール、スキャパレリの衣装や帽子、アクセサリーも素敵です。
そんな中、スキャパレリの香水瓶がありました。
エルザ・スキャパレリというとショッキングピンクを使ったデザイナー、前衛的なデザイナーということで知られています。
でも、それが「ショッキング」という名の香水からついた色名だと初めて知りました。
説明ではそうなのですが、実際に展示してある女性のボディ型の香水瓶には小花の明るいピンクと台座のくすんだピンクしかありません。横のパッケージはピンクを通り越して鮮やかな赤です。どう見てもピンクと呼ぶには無理がある。ここまで鮮やかな赤を当時はショッキングピンクと呼んだのだろうか?それとも小花のピンクが当時はもっと派手な色だったのかしら。瓶も古めかしく歴史を感じるから色が褪せていても不思議はないし。
と、販売している小冊子↑を開くと、ありました、ありました、「ショッキングピンク」が!
半分くらい中身のある小花の装飾があるのが「ショッキング」の香水瓶です。
その右後方にあるのがパッケージ。これぞ「ショッキングピンク」
表紙(上の写真)の中央下部に写っている四角い瓶とパッケージも「ショッキング」なので、いくつかのバリエーションがあったようです。この写真で見ると台座のフエルト(?)もショッキングピンクっぽい。
「ショッキングピンク」の原点を見ることができて大満足
スキャパレリのおかげで家出は3時間半で終わりましたとさ。おしまい。
(ということで今日はgreenじゃなくてpinkです。)
今週の「おいしい!」しまだプリン
あるブログで読んでから食べたかったおほつ庵さんの「しまだプリン」
お、おいしい
濃厚でクリーミーな、クレームブリュレみたいなプリンです。スプーンですくいやすい程度の柔らかさ(というか固さ)。何より結構苦いカラメルが最高です。
これが和菓子屋さんのプリンなのが驚きです。
そう、名前からもわかるようにおほつ庵さんは和菓子屋さんです。
他にも生クリームドラ焼き、麩饅頭、わらび餅も買いましたがどれも満足!でした。
でもでも、「しまだプリン」はそれ以上に大満足
島田市内には、他にも私のランキングで
No.1の鯛焼きの店があるし、
和菓子好きな方へのおみやげNO.1の黒奴の本店もあるし、
和菓子レベルの高い町なのかしら。
値段も味もNO.1の蕎麦屋も島田。
「しまだプリン」でまたNO.1が増えました。
初・アイスプラント
アイスプラント、初めて食べました!
砂漠出身の見慣れないこの葉っぱ。塩味がするとかで前から興味津々だったのです。
表面のプチプチした露みたいのは、洗いたてだからじゃなくてこういう葉です。
これが“アイス”なイメージなのでしょうね。
水分いっぱい+ほのかな塩味+ほのかな酸味+シャクシャクとした食感
こんな感じでした。
洗ってそのまま食べられるしドレッシングいらずな味だし、ヘルシーです。
濃い味や油っこいお料理の合間につまむと口中がすっきりしますよ。
たまたま焼肉の日に食べたからかな
まだ新顔の野菜のためお値段も高めです。実は前にとある店で手に取ったものの「これで美味しくなかったらどうしよ」と棚に戻したケチな私です
そんな私が買ったのはJAのお店で3分の1くらいの値段で見つけたから!
ウワサには聞いていたのですが、初めて行ったまんさいかん(JAのマーケット)はすごい。
新鮮で安い地元産の野菜が満載(まんさい)です。
↑イタリアンパセリ ↑これで410円
ブロッコリー、アスパラ、トマト、新たまねぎ、いちご・・・どれも美味しかったです。
形なんか不揃いでもいいのよね。
緑か黄か
真ん中のTシャツのような色を、カーキ色と呼びますよね。
カーキ色は緑色の仲間でしょうか、それとも黄色の仲間でしょうか?
カーキーとは、ペルシャ語・ヒンズー語で「埃(ほこり)」の意味だそうです。
インドに駐留していたイギリス軍が軍服の色としたのが始まりといわれています。
濁りのある色ですから汚れも目立ちませんし、土や岩、草の中では存在をカモフラージュする保護色ともなり得ます。
緑か黄かですが、カーキ色は黄色の仲間です。
黄色に灰色を混ぜた色は、くすんで暗くなるので緑色っぽい印象になるのです。
JISでは「くすんだ赤みの黄」を代表色としているので上のTシャツより更に茶色を思わせる色なんですよ。
でもこういう色名(慣用色名といいます)の定義は曖昧なもので、「じゃ、私の持っているシャツのカーキは間違いか」なんてことはありませんよ~。実際に商品に使われている場合はもっと明らかに緑色系、オリーブ色みたいな色を「カーキ」と名づけているのもよく見かけます。
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