焼津南ロータリークラブ様の例会で色のユニバーサルデザインについて卓話(講演)の機会をいただきました。
ユニバーサルデザインというと年齢国籍障害の有無などに関わらず誰もが快適に使用できるデザインとして知られています。デザインというのは色も含みます。ユニバーサルカラーと言ったりします。
色盲、色弱と呼ばれる色覚障害のある方にとって、見分けにくい色の組合せがあります。
シミュレーションソフトを使っていろいろなケースをご覧いただきました。
PC用のソフトに加えてスマホ用のアプリまであるんですよ。これがとっても便利です。
「色のシミュレータ」
スマホのカメラ機能を使ってこんなふうに見ることができます。
左上が通常の色覚での見え方、その他の3枠が色弱者の見え方のシミュレーションです。
あくまでシミュレーションであってすべての色弱者がこのように見えているという意味ではないのでそこのところは誤解されませんよう。
最近では、テレビの津波警報の画面がユニバーサルカラーの観点からも改善されたり、トリアージタグの改善についてのこんな記事もありました。
県の環境部の方にご相談したところ、静岡県が発行しているわかりやすい冊子「カラーユニバーサルデザインのための指針」を講座のためにご提供くださいました。ありがとうございました。カラーコピーなどで資料をお配りするよりずっと正確にお伝えできます。
ロータリークラブというボランティア精神豊かな企業経営者の皆様に、色のユニバーサルについて知っていただく機会は本当にに貴重でありがたいことです。
この場をご紹介くださいましたF様、当日まで優しくサポートしてくださったK様、緊張して会場入りした私を朗らかにほぐしてくださった会長のK様、本当にありがとうございました。地味なテーマでしたのに熱心に耳を傾けてくださりうれしかったです。紳士の集まり、素敵です。