goo

ショッキングな雨の日

けんかして家を飛び出した。雨の午後。

遠くへ行こう、家出するのだ

東へ、西へ、どっちにしよう。


駅でひらめいた。見たい展示があるんだった。「磐田市香りの博物館」へ行こうっと。




今開催されているテーマは「ファッションと香り」
フレグランスは忘れていた出来事や人まで瞬時に思い出させてくれます。あの人の顔、この人のこと、いろいろなシーン・・・
数は少ないもののシャネル、ディオール、スキャパレリの衣装や帽子、アクセサリーも素敵です。

そんな中、スキャパレリの香水瓶がありました。
エルザ・スキャパレリというとショッキングピンクを使ったデザイナー、前衛的なデザイナーということで知られています。
でも、それが「ショッキング」という名の香水からついた色名だと初めて知りました。

説明ではそうなのですが、実際に展示してある女性のボディ型の香水瓶には小花の明るいピンクと台座のくすんだピンクしかありません。横のパッケージはピンクを通り越して鮮やかな赤です。どう見てもピンクと呼ぶには無理がある。ここまで鮮やかな赤を当時はショッキングピンクと呼んだのだろうか?それとも小花のピンクが当時はもっと派手な色だったのかしら。瓶も古めかしく歴史を感じるから色が褪せていても不思議はないし。

  
と、販売している小冊子↑を開くと、ありました、ありました、「ショッキングピンク」が!


半分くらい中身のある小花の装飾があるのが「ショッキング」の香水瓶です。
その右後方にあるのがパッケージ。これぞ「ショッキングピンク」
表紙(上の写真)の中央下部に写っている四角い瓶とパッケージも「ショッキング」なので、いくつかのバリエーションがあったようです。この写真で見ると台座のフエルト(?)もショッキングピンクっぽい。

「ショッキングピンク」の原点を見ることができて大満足



スキャパレリのおかげで家出は3時間半で終わりましたとさ。おしまい。


(ということで今日はgreenじゃなくてpinkです。)

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする