日本人男性に男としての魅力ランキングをつけるとするなら、私は、第一に1938年生まれの小西正継、1941年生まれの植村直己を挙げる。長谷川恒男も素晴らしかった。森田勝も好きだ。
生きていれば、みんな70歳代後半の耄碌ジジイだが、天は彼らをジジイにさせなかった。
小西は58歳で、植村は43歳で消えた。長谷川も同じだ。
私は、彼らこそ、日本の歴史上、最高の男子たちであり、その後、彼らに匹敵する人物が出てこないところ見れば、たぶん小西・植村らが日本男子の最高峰であり、頂点であり、それから日本男子は長い下降・衰退の道に入り込んだのだと思うしかない。
私は、人を欺して利己主義に溢れた金儲けに血道に明け暮れている者たちには興味がない。ホリエモンも、孫正義も、竹中平蔵も極悪人としか思わない。
政治家も、山本太郎を除けばクズにしか見えない。
男の生き様は、私利私欲であってはならない。私利私欲人生が、歴史上評価されたことなど一度もないのだ。
登山家ばかりを挙げたのだが、それ以前、とりわけ明治には、凄まじい豪傑がゴロゴロいた。
武田惣角、植芝盛平、三船久藏。記録に残らない地方の豪傑として、シャクシャインや山本兵吉も欠かせない。
維新では、西郷隆盛と生死を共にした中村半次郎=桐野利明、松下村塾の高杉晋作、山岡鉄舟、新撰組、維新前後には、あまりに多すぎて書き切れない。
天は、時代の節目に大量の豪傑を送り込むのだ。
最近では、先日、大麻保持で逮捕された國母和宏も素晴らしい。小西・植村ほどではないにせよ、その冒険精神の顕現は、まさに神がかったものであり、誰もマネできない凄みがある。
http://backside.jp/news-381/
そんな國母が大麻を密輸入して逮捕されたということで、鬼の首を取ったかのように社会常識とか、順法精神とか持ち出して、いい子ちゃんぶった軽薄な批判をし、極右のゴミキャスター、宮根に至っては、国母は大麻を吸ってたから業績を上げられたとまで言いだした……。
https://hochi.news/articles/20191106-OHT1T50143.html
ちょっとでもスポーツをやってた人間なら、大麻程度でスポーツの成績が向上するわけがないことを誰でも知っている。まあ、シャブなら話は別だが。
国母の反権力的姿勢も好感が持てるし、「日本の男」百人のうちに入れてもいい人物だと私は思う。彼は根っからのロックンローラーなのだ。
時代と権力に尻尾を振るようなロックンローラーなんかいらねー!
我々の子供時代には、上に述べたような人たちを主人公にした英雄譚が無数に出回っていて、ちょうど今のネット情報くらいあったのではないかと思う。
我々より上の世代では、三国志の曹操・玄徳・諸葛亮・関羽・張飛、楚漢戦争の項羽と劉邦、張良・韓信という名を聞いただけで血湧き心躍る思いをする人が多いのではないだろうか?
私は、四面楚歌の言葉だけで虞美人の別れの悲劇が思い浮かぶ。
私は、習近平の一帯一路などの戦略思想を見ていて、彼の心は、完全に始皇帝や劉邦をイメージしていると思うようになった。彼は歴史上の英雄と自分を同一視して、なりきってしまっているような気がする。
ちょうど、私たちより前の世代もまた、ネットなどなかった時代だから、英雄譚を貪り読んで、人生の価値観を作り出したのではないだろうか?
日本の英雄たちも同じで、江戸時代、明治時代、読み物といえば、中国古典に江戸の町人文化出版物、本居宣長らの国学、儒学くらいしかなかった。
これらによる思想的影響は、ネットに情報の溢れた現代よりも桁違いに強かったように思える。
明治維新を成立させた思想的バックボーンも、当時の思想的出版物の核心に位置していた本居宣長の影響が格段に大きく、平田篤胤が、維新に向けた国学思想を大成したといえるのではないだろうか?
その影響を強く受けた、西郷・大久保・吉田松陰らによって明治維新が実現したといえるだろう。
英雄譚教育を受けた最期の世代が、冒頭に挙げた、小西正継、植村直己の世代=いわゆる団塊初期世代=現在70歳代なのかもしれない。
彼らにとっての「カッコイイ人生」とは?
1932年生まれの本多勝一は、現在87歳だが、朝日新聞社の記者として、当時、まだ首狩りが現存していたニューギニアや、文明の痕跡のないエスキモーや、ベトナムの戦場に体一つで飛び出していった。
1933年生まれの西岡京二も、体一つでブータンに渡り、インド人官僚に邪魔されながら日本の野菜を普及させ大成功を収めた。
1932年生まれの三浦雄一郎は、エベレストから初めてスキー滑降したが、1966年に富士山で初めて使用したパラシュートが、世界のハンググライダーの原点になったといわれる。2013年、三浦は80歳でエベレストで世界最高齢登山を成功させている。
私は権力者の業績には興味がないので、「男の到達点」という意味では、上に述べた人たちの業績こそが、「日本人ここにあり」を天下に示したと考えている。
男の仕事ばかり挙げて「男尊女卑」といわれそうだが、実は、私は、女性の仕事が男性と同じであっていいはずがなく、次元が違うと考えている。
女性の仕事は「子供を産むこと」、こう書いても男尊女卑といわれるかもしれない。
しかし、「子を産む」と言う仕事は、歴史を作るだけでなく、人類社会そのものを作る仕事であり、これ以上凄い仕事はない。男には絶対できないのだから、男は永遠に女に勝てないのだ。
女性は、自分の産んだ子が何をするか分からないが、ときに、とんでもない人物になるかもしれない。
男は「子を産めない」からこそ、社会を現実=実存を生み出せる女たちへの究極のコンプレックスとして権力を欲しがるのだが、権力でなくとも「こんだけ凄いことができるんだぞ」とのアッピールとして、上に述べてきたような冒険を行うのだ。
冒険は、「女性存在への対抗心」と言い換えてもよいかもしれない。
小西・植村以降の登山界は、ぱっとしない。私たちの若い時代には、大きな駅に行けば、必ず大きな登山ザックをパンパンに膨らませて、登攀用具をチャリチャリ言わせながら談笑する若者がたくさんいたものだが、今は、どこを向いてもザックの持ち主は、外国人観光客か登山老人会ばかりだ。
いったい、若者は何をしているのだ?
今日ニュースで見つけた若者は、測位パレードに朝の4時から並んでいて「歴史的瞬間の感動を待ちわびている」と言っていた。
馬鹿野郎! 山へいかんかい! まだ富士山で滑落したユーチューバーの方がマシだ。
私の知る若者たちといえば、私のブログにイチャモンをつけている連中だが、まるで他人へのイチャモン付け、揶揄、誹謗を生き甲斐にしてるみたいだった。
一方で、皇室を敬愛し、安倍晋三政権を支持し、竹中平蔵の講演会に駆けつけるのか?
馬鹿野郎! そんな若者は、もういらん!
ここまで洗脳されてしまうと、変えたくても変えられない硬直した思想になってしまう。ちょうど統一教会に洗脳されて、駅前で花を千円で押し売りし、挙げ句、合同結婚式に欺されて韓国の農村に性奴隷として売り飛ばされた日本人女性たちみたいだ。
一度、地獄に墜ちてみないと、「良き世界、大切にしなければならない価値観」というのが分からなくなってるのかな?
日本人男子は小西正継・植村直己以降、どんどん衰退しているという私の認識は間違っているだろうか?
生きていれば、みんな70歳代後半の耄碌ジジイだが、天は彼らをジジイにさせなかった。
小西は58歳で、植村は43歳で消えた。長谷川も同じだ。
私は、彼らこそ、日本の歴史上、最高の男子たちであり、その後、彼らに匹敵する人物が出てこないところ見れば、たぶん小西・植村らが日本男子の最高峰であり、頂点であり、それから日本男子は長い下降・衰退の道に入り込んだのだと思うしかない。
私は、人を欺して利己主義に溢れた金儲けに血道に明け暮れている者たちには興味がない。ホリエモンも、孫正義も、竹中平蔵も極悪人としか思わない。
政治家も、山本太郎を除けばクズにしか見えない。
男の生き様は、私利私欲であってはならない。私利私欲人生が、歴史上評価されたことなど一度もないのだ。
登山家ばかりを挙げたのだが、それ以前、とりわけ明治には、凄まじい豪傑がゴロゴロいた。
武田惣角、植芝盛平、三船久藏。記録に残らない地方の豪傑として、シャクシャインや山本兵吉も欠かせない。
維新では、西郷隆盛と生死を共にした中村半次郎=桐野利明、松下村塾の高杉晋作、山岡鉄舟、新撰組、維新前後には、あまりに多すぎて書き切れない。
天は、時代の節目に大量の豪傑を送り込むのだ。
最近では、先日、大麻保持で逮捕された國母和宏も素晴らしい。小西・植村ほどではないにせよ、その冒険精神の顕現は、まさに神がかったものであり、誰もマネできない凄みがある。
http://backside.jp/news-381/
そんな國母が大麻を密輸入して逮捕されたということで、鬼の首を取ったかのように社会常識とか、順法精神とか持ち出して、いい子ちゃんぶった軽薄な批判をし、極右のゴミキャスター、宮根に至っては、国母は大麻を吸ってたから業績を上げられたとまで言いだした……。
https://hochi.news/articles/20191106-OHT1T50143.html
ちょっとでもスポーツをやってた人間なら、大麻程度でスポーツの成績が向上するわけがないことを誰でも知っている。まあ、シャブなら話は別だが。
国母の反権力的姿勢も好感が持てるし、「日本の男」百人のうちに入れてもいい人物だと私は思う。彼は根っからのロックンローラーなのだ。
時代と権力に尻尾を振るようなロックンローラーなんかいらねー!
我々の子供時代には、上に述べたような人たちを主人公にした英雄譚が無数に出回っていて、ちょうど今のネット情報くらいあったのではないかと思う。
我々より上の世代では、三国志の曹操・玄徳・諸葛亮・関羽・張飛、楚漢戦争の項羽と劉邦、張良・韓信という名を聞いただけで血湧き心躍る思いをする人が多いのではないだろうか?
私は、四面楚歌の言葉だけで虞美人の別れの悲劇が思い浮かぶ。
私は、習近平の一帯一路などの戦略思想を見ていて、彼の心は、完全に始皇帝や劉邦をイメージしていると思うようになった。彼は歴史上の英雄と自分を同一視して、なりきってしまっているような気がする。
ちょうど、私たちより前の世代もまた、ネットなどなかった時代だから、英雄譚を貪り読んで、人生の価値観を作り出したのではないだろうか?
日本の英雄たちも同じで、江戸時代、明治時代、読み物といえば、中国古典に江戸の町人文化出版物、本居宣長らの国学、儒学くらいしかなかった。
これらによる思想的影響は、ネットに情報の溢れた現代よりも桁違いに強かったように思える。
明治維新を成立させた思想的バックボーンも、当時の思想的出版物の核心に位置していた本居宣長の影響が格段に大きく、平田篤胤が、維新に向けた国学思想を大成したといえるのではないだろうか?
その影響を強く受けた、西郷・大久保・吉田松陰らによって明治維新が実現したといえるだろう。
英雄譚教育を受けた最期の世代が、冒頭に挙げた、小西正継、植村直己の世代=いわゆる団塊初期世代=現在70歳代なのかもしれない。
彼らにとっての「カッコイイ人生」とは?
1932年生まれの本多勝一は、現在87歳だが、朝日新聞社の記者として、当時、まだ首狩りが現存していたニューギニアや、文明の痕跡のないエスキモーや、ベトナムの戦場に体一つで飛び出していった。
1933年生まれの西岡京二も、体一つでブータンに渡り、インド人官僚に邪魔されながら日本の野菜を普及させ大成功を収めた。
1932年生まれの三浦雄一郎は、エベレストから初めてスキー滑降したが、1966年に富士山で初めて使用したパラシュートが、世界のハンググライダーの原点になったといわれる。2013年、三浦は80歳でエベレストで世界最高齢登山を成功させている。
私は権力者の業績には興味がないので、「男の到達点」という意味では、上に述べた人たちの業績こそが、「日本人ここにあり」を天下に示したと考えている。
男の仕事ばかり挙げて「男尊女卑」といわれそうだが、実は、私は、女性の仕事が男性と同じであっていいはずがなく、次元が違うと考えている。
女性の仕事は「子供を産むこと」、こう書いても男尊女卑といわれるかもしれない。
しかし、「子を産む」と言う仕事は、歴史を作るだけでなく、人類社会そのものを作る仕事であり、これ以上凄い仕事はない。男には絶対できないのだから、男は永遠に女に勝てないのだ。
女性は、自分の産んだ子が何をするか分からないが、ときに、とんでもない人物になるかもしれない。
男は「子を産めない」からこそ、社会を現実=実存を生み出せる女たちへの究極のコンプレックスとして権力を欲しがるのだが、権力でなくとも「こんだけ凄いことができるんだぞ」とのアッピールとして、上に述べてきたような冒険を行うのだ。
冒険は、「女性存在への対抗心」と言い換えてもよいかもしれない。
小西・植村以降の登山界は、ぱっとしない。私たちの若い時代には、大きな駅に行けば、必ず大きな登山ザックをパンパンに膨らませて、登攀用具をチャリチャリ言わせながら談笑する若者がたくさんいたものだが、今は、どこを向いてもザックの持ち主は、外国人観光客か登山老人会ばかりだ。
いったい、若者は何をしているのだ?
今日ニュースで見つけた若者は、測位パレードに朝の4時から並んでいて「歴史的瞬間の感動を待ちわびている」と言っていた。
馬鹿野郎! 山へいかんかい! まだ富士山で滑落したユーチューバーの方がマシだ。
私の知る若者たちといえば、私のブログにイチャモンをつけている連中だが、まるで他人へのイチャモン付け、揶揄、誹謗を生き甲斐にしてるみたいだった。
一方で、皇室を敬愛し、安倍晋三政権を支持し、竹中平蔵の講演会に駆けつけるのか?
馬鹿野郎! そんな若者は、もういらん!
ここまで洗脳されてしまうと、変えたくても変えられない硬直した思想になってしまう。ちょうど統一教会に洗脳されて、駅前で花を千円で押し売りし、挙げ句、合同結婚式に欺されて韓国の農村に性奴隷として売り飛ばされた日本人女性たちみたいだ。
一度、地獄に墜ちてみないと、「良き世界、大切にしなければならない価値観」というのが分からなくなってるのかな?
日本人男子は小西正継・植村直己以降、どんどん衰退しているという私の認識は間違っているだろうか?