リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

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山梨お口とコミュニケーションを考える会

2006年12月02日 | Weblog
 先日、山梨お口とコミュニケーションを考える会という多職種による集まりに「佐久総合病院祭」を移植せよという指名を受けて、仲間とともに行ってきたのだが、自分にとっても非常に得るものが大きかった。

 病院祭の打ち上げに牧野病院の古屋先生がきて、何じゃこの病院はと感激したところからこの話がすすみ、夜な夜なあつまりロックソーランの練習。(あるいは劇の練習)をしての参加。ひさしぶりに体を動かすことは気持ちがいい快感でした。

 カムカムクラブの劇、元祖歯科衛生士劇団の「わっ歯はっは」、全国に広まりつつあるおバカ菌の元祖、フリーランス歯科衛生士の和田美登里さんの「小作人たれ!演劇をせよ!」からはじまったパタカラフラダンス(頭から離れない~。)、それから日本にケアリングクラウンを広めている高田佳子さんの講演と濃い内容がつづきました。

 高田佳子さんは、大道芸人という顔ももっている一方で、自ら起業し人生を切り開いた経営者、マネージャーとしての顔をもっている。温かくもあるが、淡々としたクールな話口に能力の高さと思慮の深さを感じました。目だけは笑っていない彼と共通する?

 さて我らが佐久病院軍団の出し物は、若月先生や佐久病院の歴史映像や、演劇『はらいた』の上演、佐久病院祭りのスライド紹介、メンバーとロックソーランを踊り、『農民とともに』と『巡回検診隊』を参加者ともに輪になって無理やり歌い、佐久病院祭完全移植成功。

 そして2次会、3次会とすすみ、PT松本さん の熱ーいトークを聞いたり、スピリチュアル和田さんと発達障害トークで大ブレイク。私はアスペのサバイバーなのよというカミングアウトから、インドで自己主張することの快感を味わっただの、本をトラック2台分業者に頼んで処分しただの、自宅で出産しただの、全てをさらけ出している人の迫力!「2次障害にならず、なんとか生き延びてね」というメッセージまでいただき感動の出会いでがありました。3次会のカラオケは汗ムンムンで脱いで踊り歌い続けていた、完全燃焼のカラオケ。ありえない・・・。

 今回、得た言葉、和田さんの「身捨ててこそ、浮かぶ瀬あり」心に刻み込みます。 人を馬鹿にして、つぶしにかかってくる人もいれば、こういう相手の能力を引き出すような人もいる。

そういう人にわたしもなりたい。

 さて、二日酔いの翌日は河口湖を経由して富士5合目まで観光(こういう観光もひさびさ)。運転をずっとやっていただいた自動車部(佐久病院にはこんな部もあるのです。)の中沢さん、おつかれさまでした。カリスマ歯科衛生士牛山さんのサービス精神にはいつも頭が下がります。バスの中でも歌いっぱなし、トークしっぱなしでしたが、富士山に近づいたときの「富士山頂にのぼると、そりゃもう神様のような気分ですよ。私は登ったことはないけれど。」と牛山節大爆発でした。

 今、自分は苦手なホスピタリストとしての役割を担っているが、当地でもシナプスのようにおバカネットワークを広げ地域医療を明るく!楽しく盛り上げてゆきたいものです。(あんまり得意じゃないんだけどね。)