Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

訃報の一月後

2007年11月23日 | Weblog
ご近所の友人が、
お香典返しをもってこられた。
先月、お母様を亡くされたのだった。
しばし、お茶を一緒にのみ、
お母様の最期の様子を聞いた。
「前にも、話したかもしれませんが・・。」と
とても、気を使い、
「この前は、玄関先で、涙ぐんだりして
ごめんなさい」と、また、気を使った。
私は、3年前に父を亡くしたので、親を
亡くすという体験に、やっと、共通の思いを
もつ人間になれたと思う。

一緒に涙を流すことができるし、
私自身も癒される。

少し、つらい話、楽しい話もして、
玄関までおくると
「Poncoさんとお話して、元気をもらいました。
これから外にもいきたいです。
今度、誘ってくださいね」といってくれた。

私が、人様を元気にできるなんて、
おこがましいことは、考えもしなかった。
初めて、言われたような気がする。
人を笑わせることばかり、考えているので、
すこし、面映い。
帰るとき、彼女が笑顔になったのが、とても
うれしかった。


Little Friends

2007年11月20日 | Weblog
夕方、花の水遣りをしていると、
近所の子供2人組がくることがある。
小学校3年生のまーちゃんとみーちゃん。

「おばちゃん、この間、ハロウィーンのかぼちゃ、
あったでしょ?
来たら、お菓子もらえた!?」

うちは、道路から入ったところなので、
かぼちゃは、目立っていないと思っていたが、
みてくれたのは、うれしい。
しかし、うちは、近所の子供を想定して、
お菓子を用意はしていなかった・・。
「まーちゃん、お菓子もらったら、歌をうたわないと
いけないんだよ。
歌、歌ってくれた?」とからかったら、
「やーだよ!」とまーちゃんは、憎まれ口をきいた。

みーちゃんが、
「クリスマスにおばちゃんちに行きたいな・・。」というので、
「どうして?」ときいたら、
「だって、綺麗そうだもん・・。」

確かに、クリスマス・グッズは、結構あるが、
残念ながら、最近、うちの子供たちが大きくなったし、
パーティの予定もないので、あまり、力をいれて
飾り付けない。
「そうか・・。
イルミネーションくらい、そろそろ、しないとね・・。」
その前に基本の掃除が全然、だめなのだ。

この子たちの親と交流があるわけでもないので、
私と彼女たちの関係は、「友人」だと思っている。

この子たちが、現在、最年少の「お友達」だが、
もうすぐ、記録を更新する。
彼(らしい)は、今、3300gで、この世にでるカウントダウンを
始めている。
予定は、あさってであるが、いつ会えるか、わからない。
とても、楽しみだ。
赤ちゃんが生まれるって、こんなに、楽しみとは、
思わなかった。

ゆとり教育

2007年11月18日 | Weblog
先日、市・PTA主催の堀田氏の講演の演題は、
「事件にみる子育て」だった。

堀田氏は、ロッキード事件の検事で
現在は、弁護士である。
テレビもおなじみの人だ。
実際の堀田氏は、とても、温厚そうな
人だった。

堀田氏は、「ゆとり教育」の提唱をされた。

堀田氏は、文部科学省のブレインであるようだ。
「この人が、『ゆとり教育』の提唱をしていたのか・・。」
と思った、
講演は、楽しく拝聴した。

うちの子供たちは、どっぷり、「ゆとり教育期」に
当てはまっている。
ゆとり教育が目的とする「人間力」は、ついたのかな?

最近の我が家は、子供の成績、学習態度で、辟易しているのだが、
これは、どういう風に納得すればいいのだろう?
かたや、同じ学年の子供が、高校生並の「物理」をしている。
英語も、今や珍しくなった筆記体で、学習している。
こういう事実は、うらやましい。
でもでも、親に似て、出来の悪い子供にやいやいいって、
事件の犯人に、なってほしくないのである。
堀田氏は、「この子に限って・・。というような子供が
犯人になる事件が、昨今ふえてきている」と憂いていらっしゃった。
「うちの子に限って・・。」なんて、いえる自信が私にはない。
いつも、「親の顔がみたい!」と子供を叱っている。

ゆとりある教育は、人間力、生きる力は、ついたかもしれないが、
確かに、教育の格差を招いた、とは感じている。
でも、堀田氏に、直接反論も賛成もいえず、面白い語り口に
笑いながら、拍手をしたのであった。
さすがに、お上手な講演だった。

洋食キムラのハンバーグ

2007年11月17日 | Weblog
横浜教育会館に
堀田 力氏の講演を聴きにいくことにした。

どうせなら、お昼は、ちょっとがんばってみて、
有名な「洋食キムラ」にいってみた。

桜木町駅でおり、久しぶりに、
野毛山方面に行く・・。
もし、いけなかったら、それでもよかった。
そういう慾がないと、神様は、導いてくれる。
小さな、古い店。
初めてなのに、懐かしい。

お店に入ると、昼休みをはずしたからか、
男性が一人、ハンバーグを食べているだけだった。

メニューが出された。
注文は、決まっていた。
「これを・・。」

そして、やってきたハンバーグ。
貝の鉄皿に卵と一緒に入って、
デミグラスソースがグツグツ音を立てていた。
うやうやしく、一切、口に入れた。
「おお~!これは・・。」
思い出したのは、子供のとき、近所の肉屋さんが
経営していたレストランのハンバーグである。
きっと、極上の肉、よく炒められたオニオンが入って
いるに違いない。
ハンバーグと生卵、ご飯、サラダがついていた。
サラダも、フレンチドレッシングに、黒胡椒がよく
効いていた。
私も生の黒胡椒を使っているのだが、
香りが、格段に違う。

実は、洋食のキムラに気軽にいったのではない。
カロリーも気になるし、
女一人のランチとしては、もったいないような気が
していた。

しかし、帰るときには、オーナと思われる上品な
コックさんに、
「ご馳走さまでした。また、きます!」といっていた。

量は、少ないのであるが、コクがあって、とても満足できた。
これからは、美味しいものを少し食べる習慣にしないと
いけないなあ・・。
最近の「ドリンク・バー」や、「食べ放題」に、お得感があって、
つい、飽食に走っている、と反省した。
こういう有名な店は、店の人の対応が気になる。
うるさくなく、愛想がいいわけでもなく、
淡々としているが、私がお冷のお替りが
欲しいと思ったら、ちゃんと、目が合った。
初めてのお店なのに、以心伝心の接客ぶり。

もし、このレベルの味をホテルで食べたら、
とんでもないお値段だろうな・・。

ハマの人に愛される洋食。
納得のハンバーグだった。
というわけで、刺激をうけた私は、昨日、ハンバーグを
作るとき、たまねぎを炒めるのに、最大の努力をした。
そして、昔風のソースをつくり、大皿に盛っただけにしたところ、
なくなったところをみると、好評だったのだろうか?
名人の料理の再現は、絶対できないが、
子供たちに、美味しいハンバーグを作りたい気持ちは
得たのであった。


幹事上手

2007年11月15日 | Weblog
今回のランチ会の幹事さんたちは、
コテでがんばった私に素敵なサプライズを
くださった。

あらかじめ、会費の余った端数で小さなプレゼントを用意し、
くじで決まった席の下にハートのシールが貼ってあったら、
「当り!!」の演出があったのだ。

最後に言われて、みんなで必死に探したが、
そういうものに縁のない私は、頭から、真剣に
探していなかった。すると、幹事さんの一人が私の席の下から赤い
ハートを探し出してくれた。
彼女と出会ったのは、子供が幼稚園の年少組のときだった。
もう、13年くらい前になる。
お互いの子供が異性なので、子供同士のお付き合いは
ないのだが、育児一色の生活から、
私がカラオケにいけるようになったのも、
ちょっと、遊べるときは、遊べるようになったのも、
彼女が参加した集まりがいつも楽しかったからだった・・。
と思った。

このランチ会のメンバーたちは、
いずれも、PTA会長、役員、クラス委員あたり、
歴任の面々が多いせいか、幹事上手だなあ。
と思う。
子供が小学校のときの有志で、進路が違っても、
転居しても、この会でいつも、笑いあう。

今度は、半年先になるが、外にでて、「次は、春ね」と
誰かが言ったとたん、手帳を出して、「○月○日でいいね。」
という人あり、「じゃあ、その一ヶ月まえに、連絡まつね」という人あり。
「駅前のあのお店どう?」という人あり。
という具合で、速攻で、次回の予定がきまった。
ちなみに、私は、この会の幹事をまだ、していない。
ほんの下っ端なもので・・・。
たまたま、私のグループが当番のときに
していないだけだから、一年後は、覚悟しておこう。
自分が楽しむ術を知っているだけでなく、
人も楽しくさせてくれる気持ちのいい仲間である。





コテ名人

2007年11月14日 | Weblog
昨日は、ママ友たちと半年ぶりの
ランチ会だった。
お好み焼き屋で、鉄板のコースである。

そこは、自分で焼くので、本当は人に
お好み焼きを焼いて欲しい私であったが、
大きなコテを前にすると、いつしかコテを
両手に持ち、4人分を焼き始めていた。

そのうち、頭が痛くなってきた・・。
「私、普段、家では重いものはお箸くらいしか
持たないから、頭が痛くなってきたわ・・・。」
といったら、同じテーブルの友人が、
「あら!さすがに、若いわねえ。
すぐに、筋肉痛になって。」と笑った。
「ううん。これは、昨日、久しぶりにエアロビクスをして、
腕を上げるエキササイズをしたのよ。
今日のコテの筋肉痛は、来週あたりくるから・・。」

こういう会話をしていたふたりに、そのテーブルは
大爆笑!
今、こうして書くと、ちゃんと「ボケ」と「突っ込み」に
なっているかな・・・。
周りは、「さすが、大阪人!」と突っ込むのだが、
友人は、
「いいえ~。いいえ~。この人と一緒にしないで!
私は、宝塚に近い阪○沿線なのよ」と拒絶し、
私は、「阪○沿線で、悪かったわね!」と、突っ込み返した。

うちのテーブルは、コテ職人がいるせいか、
ペースが速く、おっとり、会話を楽しんでいる
奥様方から、「これも、焼いて!」と注文が入ったので、
一枚、多く焼き、コテに乗せて、出前をこなした私であった・・。


新しいフィットネス・クラブ

2007年11月12日 | Weblog
新しいフィットネス・クラブの
プレ・オープンにいってきた。

今度のクラブは、温泉つきなので、
思わず、移ることにしたのだが、
それだけに、年齢層が高いと思われる。

今日は、スタジオに3つ入ったのだが、
いずれも、初心者むきのそんなに激しい
運動ではない。

運動のレベルは落ち、だんだん、リラックス系の
ものが中心になってきたので、全然、スタイルは
よくならないし、痩せもしないのである。
ただ、この数年、スポーツクラブの会員ではあるので、
少しは、ストレッチや、エアロビクスのステップは、
知っていたので、気が楽だった。

駅前なので、駐車場が少なく、車でいくのが大変そうだ。
今日は、なれるために、時間がかかると思い、
自転車で行った。
設備がとてもいいので、帰りたくなくなってしまった。
温泉に入って、マッサージチェアで、くつろいで、インターネットで、
夕食の献立を調べて、そのまま、スーパーに行き、買い物をして
帰宅した。
そこまで、リラクゼーションをして、やっとこの土日の疲れがとれた気が
した。
でも、入会者が多いので、
オープンしたら、すごい人だろうなあ・・。


疲労困憊

2007年11月11日 | Weblog
昨日は、中学の参加日と懇談会だった。
その前日の夕方、息子が
「おかあさん、オレ、先生と喧嘩したから!」と
宣言した・・・。

またまた、事情をきいて、対処する必要があった。
昨日は、朝一時間目から、昼をはさんで、懇談会まで
長い時間、どの授業の参観にいってもよかったのだ。

それなのに・・・。
うちの息子は、堂々の遅刻。

私は、息子の授業を参観したのは、
一時間だけで、あとは、いろんなことを
見聞し、考えた。

この学年のこと、クラブ活動のこと、
息子の様子、クラスの様子・・・。
お昼は、お弁当をもっていき、友人である、PTA会長さんと
一緒に食べたので、他の学年の様子も耳にはいってしまった。
(この会長さんが、素敵なお弁当箱を持っていた。
 古きよき時代の日本のお弁当箱だった)
会長さんと会ったことで、市のPTA主催の講演にも、
いくつかいくことになりそうだ。

懇談会のあと、個人的な話をクラブの顧問の先生やら、
担任の先生としたのだが、
それは、うちの子供の問題でもあり、この学年のムードの問題のようでもあり、
頭の中で、どうしたら、最善なのか?というが、ぐるぐる回りだした。

(だめだ!だめだ! 私が、そんなことを考える必要はない。
誰か、とめて!)
でも、口は、
「わかりました。
お水をあげないと、植物は枯れてしまいます。
私があきらめてはいけませんね。」と言っていた。

帰宅したら、疲労困憊・・。
でも、家族にあったら、違う意味で、またまた、疲労困憊。

外食したので、思わず、珍しく、生ビールを頼んでしまった。
それも、一斉に家族の非難を浴びた・・。
私が、たまにビール飲んでは、どうしていけないの?
答えは、車の運転ができないから、運転手が飲めなくなって、
不機嫌になったから。
疲れる・・。

肩がこりこり・・。頭痛も少々。
とにかく、寝ることに努め、やっと、元気が少しでた朝。
今、息子へメールを送ったのだが、
「即、削除」されるかもしれないので、
件名は、「必ず、読むこと!」にした。
かあちゃんは、それなりにがんばっている。

井の中の猫と女

2007年11月09日 | Weblog
今日は、久しぶりに、猫を外にだしてやった。
室内飼いなので、「ご自由に」というわけに
いかない。
猫用のハーネス(リード)をつけた。
昔だったら、動物虐待と思うだろう。

猫は2歳半で、猫年齢としては、
もう子供ではないのだが、猫の
視線の高さになっているうちに、
小さな子供を公園で遊ばせている
感覚に陥った。
地面の草や石ころに反応するので、
こちらも、ついかがんで大きな蟷螂が死んでいるのをみて
「ああ・・。死んでるね。」とか、
単なる草と思っていたが、「タンポポの葉だね!」と、小さな発見を
して、猫に話かけてしまうのだ。

鳥の声にも、ぱっと反応して、まっすぐに見上げると
普段、家の中から斜め上にしか見えないので、
空の高さに、心なしか、猫の目が輝いて
いるように思う。

「ああ、空があんなに高い!」

うちの猫は井の中の蛙である。
「されど、空の蒼さの深さをしる。」
となるか!?

私も、井の中の蛙だろう。

少しだけ、外にでて、
少しだけ、位置を低くすると
狭い空は広く、空の蒼は深いと感じた。

本来の意味とは違うが、
そんな、ことをふと思った。



ほどく

2007年11月08日 | Weblog
この間から、出かけるときによく、使う
ネックレスが、3本絡まってしまっていた。
急いでいるときに、余計イライラするので、
そのままにしておきたが、昨夜、寝る前に、
ひたすら、絡まったチェーンをほどくことに
集中した。

トップが違うだけで、長さも材質も似ているので、
見た目も、ややこしくて、
「ああ・・。うっとおしいな・・。」とおもいつつ、
といていると、高校のときの修学旅行を
思い出した。

部屋で、友人が、バックのチャックを布部分に
食い込ませて、みんなで必死になった。
そこへ、違うクラスの友人もきた。
一番、躍起になり、格闘の末、食い込みが
外れたとき、彼女は、泣いてしまったのだ。

そのトラブルの直前、私たちの部屋の空気は
暗かった。
人間関係に密かに悩んでいたもの同士が集まった部屋で、
なんとなく、暗雲垂れ込めたムードになっていた。
違うクラスの友人も、そのクラスでうまくいっていなかった。
だから、違うクラスの部屋にきたのであった・・。

そんな中、みんなが、ウットオシイ、イライラスル、
作業をしているうちに、意識が集中し、それが、
解決したとき、我慢していた感情がふきでたような
友人の涙だった。
私は、彼女の状態を知っていたので、理解できた。
普段、しっかり者の彼女の涙は、後にも、先にも
その時しか知らない。
平気な顔をして、本当は、思いつめていたのだろう・・。

みんなで、彼女を慰めたり、笑ったりしているうち、
空気が、明るくなったように思う。

そんなことを、思い出しつつ、私は、
「あせらない・・。あせらない・・。」とつぶやきつつ、
42センチのチェーン、3本を丁寧に一ずつ、ほどいていった。

やっと、3本に別れたとき、気持ちがすっきりした!