飴のやりとり

最近、よく咳こむので　マスクをして、のど飴を常備している。

先日、電車の中で、隣の若い女性が、コンコンと咳き込んだ。

勇気を出して、トントンとして

「のど飴、食べる？　ヴィックスの・・。」といって

一つ、あげた。

 

女性は、口にすぐいれて　お礼をいった。

「だいぶ、違うでしょ？」というと

「はい、全然！」という。

マスクをしている私に「咳がでるんですか？」

「よく、出るの」

「風邪ですか？」

「風邪じゃないから、うつらないけど・・。

飴は、常備！」といって、笑った。

駅に着いたので「お大事に」といって降りた。

彼女が　喜んでくれたことが　うれしかった。

 

今日、スポーツクラブで並んでいたら

咳き込んでしまった。

後ろのおばさんが　見かねて

「飴　あげようか？人からもらったのが　たくさんあるの」

といって、いろんな飴をこぶくろから出した。

「ありがとうございます」といって　もらった。

 

いつもは、こんな所で、飴をやりとりするのを

嫌だなあ・・。とおもっていた。

今日は、ありがたかった。

世の中は、もちつもたれつ・・。

 

飴ちゃんをあげる文化は、大阪だけのものではない。