徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

手紙屋より(6)

2015-11-28 13:27:06 | 日記
喜多川泰・著「手紙屋・蛍雪編~私の受験勉強を変えた十通の手紙」(Discover21刊)という本から、10回に分けて考えるシリーズです。

6回目は「成功するために必要なものは、方法ではなく行動だ」です。

・・・・・・・・・・

さて、「意志」を強く持つために必要なものがあります。

「やらなきゃいけないこと」を「やりたいこと」に変えるためのものといってもいいでしょう。

それは「想像力」です。

人間の「想像力」は、そのまま「創造力」につながります。

ある一つのことを強く、具体的に想像すればするほど、確実にそれが創造されていくのです。

数年後、あなたが大学生になって、どういう大学で、どんな人たちと出会って、どんな服を着て、どんな毎日を送っているか、考えれば考えるほど、嬉しくなるような日々を想像しましょう。もし将来の夢が決まっているなら、もっと先まで具体的に想像するのです。

そして、想像したものを確実に創造するためには、「実際に行動する」ことが必要です。

「成功するために必要なものは、方法ではなく行動である」

想像しただけでは実現はしませんからね。

そのときに、もう一つ手にしておくべきものがあります。

それは「覚悟」です。

あなたは自分のほしいものを手に入れるために、あなたの「時間」をどれだけ差し出すことができるかです。

「じゃあ、今という時間を、自分が想像した理想的な将来を手に入れるために勉強に費やすのと、テレビを見るために使うのとでは、どちらがいいだろう?」ということです。

どれだけ時間を費やしてでも、どうしても手に入れたいと思える「将来」を、想像力を駆使して描き出してください。

・・・・・・・・・・・

そのためにやってほしいことがあります。

皆さんの学校の部活でも、「目指せ!甲子園」とか「必勝!全国制覇」とか大きな横断幕を掲げているところがあると思います。

あれは目に見える形にすることで、常に意識をするために掲げているのです。

それを見るとウキウキする、ワクワクすることが大切です。

自分が目指すもの、やりたいことは、堂々と書き出していつも目に触れるところに貼り出しましょう。

「ビジョンは貼るべし!」ですね!!(^O^)


☆ドラゴン

手紙屋(5)より

2015-11-21 14:09:28 | 日記
喜多川泰・著「手紙屋・蛍雪編~私の受験勉強を変えた十通の手紙」(Discover21刊)という本から、10回に分けて考えるシリーズです。

5回目は「困難を可能にするのは意志の力」です。

・・・・・・・・・・

勉強をしている若者は、まだ何の役にも立っていない1本の木を削ったり、磨いたり、形を変えたりして、何かの意味を自分に与えようとしているわけです。

そうすると削っている途中で迷いが生じます。

そして、
「自分という材料は、本当にこの削り方でいいんだろうか?」とへこたれたり、
「自分でつくりたいものは、本当にこれでいいんだろうか?」
と迷ったり、
「自分は何のために生まれてきたんだろう?」
と悩んだりします。

あげくに
「こんなものをつくって、意味があるのかなあ」と思ったりします。

完成までに何年もかかるものをつくろうとしているのですから、よほど強く「あるもの」を持ちつづけないと、どうしてもそう思ってしまいます。

その「あるもの」とは何か。

それは「意志」です。

これはあなたの人生すべてを左右する力を持つんです。

困難を可能にするのは「意志」の力なのです。

「一度やりたいと決めたから、それを手に入れるまでは絶対にやめない」

という意志を強く持てば、周りの意見は理解できるけれども、それに左右されることなく自分の目標を達成することができるのです。

そして、「意志の力を強く持ちつづけるために、勉強という道具を使う」
大切なのは、勉強という道具で自分を磨くことですから、将来の目標がないなら、それが○○大学合格でもいいです。

それに向って努力を続ける過程で「意志」をはじめとするさまざまな精神面を磨き、成長することができるなら、勉強という道具を十分使いこなしていることになると思うのです。
・・・・・・・・・・

「継続は力なり」とよく言います。

1年は365日です。8760時間、525600分です。

1分でできることは小さいですが、これが365日たつと莫大な数字になります。

1滴1滴の水滴が何年もかけて大きな岩を貫通させることもあります。

日々の小さな努力がなければ、大きな結果は生まれないということです。

意志を持ち続けることが「継続すること」とも言えるのではないでしょうか!!(^O^)


☆ドラゴン









手紙屋(4)

2015-11-13 13:36:34 | 日記
喜多川泰・著「手紙屋・蛍雪編~私の受験勉強を変えた十通の手紙」(Discover21刊)という本から、10回に分けて考えるシリーズです。

4回目は「自分が生きる意味は、自分でつくっていける」です。

・・・・・・・・・・

「勉強という道具を使って、何を磨くか?」ということですよね。

それを考える時に、次のような疑問にたいていぶつかります。

「自分は何のために存在するのだろう?」

勉強をしている若者は、まだ何の役にも立っていない1本の木を削ったり、磨いたり、形を変えたりして、何かの意味を自分に与えようとしているわけです。

「一つしかない自分という木をどう削るか」と考えると、できるだけいいものにしたい。

だから、慎重になってしまいますよね。

でも、「自分には磨くべき木が次から次へと望んだ分だけ与えられるものだ」と思ったほうがいいと思うんです。

あなたはそれを磨いたり、彫ったり、削ったりして、自分の好きなものをつくっていく人。

つまり、「自分の存在理由は、いくつでもつくることができる」のです。

大切なのは、どんなに小さな役割でも、磨きはじめたらちゃんとそれを完成させること。

何でもいいから一つ、「自分は○○の役に立っている」と心から思えるものをつくることなんです。

そうやって一つ完成したら、また別のものをつくる気持ちがわいてきます。

そうして、どんどん自分の人生に意味を与えていくのです。

「自分が生きる意味は自分でつくっていけるもの」です。

待っていても見つかりません。

自分を磨くことによって、どんなに大きな意味をも自分の人生に与えることができるという、「希望のかたまり」であるということです。

一つでも小さくてもいい、自分が生きる意味を手に入れれば、あなたの人生は今まで以上に光り輝くものに見えてくるはずですよ。

・・・・・・・・・・

現代のように裕福な時代に生まれてくると、やってもらって当たり前、自分さえよければかまわない、他人の迷惑なんて関係ない、という人が増えてきています。

そんな人たちは自分の人生に対しておそらく真剣に考えていません。

人に感謝もしません。

助けもしません。

自分の存在価値を高めるなんて意識はさらさらないからです。

自分で生きる意味を考え、自分から手に入れるための努力をしていくことができない人たちです。

せっかく与えられた命をムダにしているのです。

どうかあなたの命を大切に考えて、価値あるものに育てていってくださいね!!(^O^)


☆ドラゴン



手紙屋より(3)

2015-11-07 14:49:01 | 日記
喜多川泰・著「手紙屋・蛍雪編~私の受験勉強を変えた十通の手紙」(Discover21刊)という本から、10回に分けて考えるシリーズです。

3回目は「心の成長なくして、結果を手にすることはできない」です。

・・・・・・・・・・・

「勉強という道具を何に使うか?」の続きです。

「勉強という道具は、自分をピカピカに磨いて、昨日とは違う自分になるためにある」と考えてみてはどうでしょうか?

大学に合格するのも大切ですが、「自分を磨けたかどうか」によって、勉強という道具をうまく使えたかどうかが決まるとも言えます。

たとえば「サッカー」という道具を使って親は、チームワークの大切さ、努力を積んで選手に選ばれる喜び、仲間と共に勝つ喜び、負ける悔しさ、最後までやり通す忍耐力、人の失敗を責めない優しさ、教えてくれる人に対する感謝の心・・・・・

こうしたものを身につけてほしいと考えているはずです。

もし「心や身体の成長はどうでもいいから、技術だけを鍛えて、将来プロにしてくれ!」という親がいたら、どう思いますか?

迷わず、こう答えるはずです。

「それは無理です。心の成長なくして、その結果を手にすることはできません。」

「勉強という道具」も全く同じことが言えます。

その多くは、「心を育てたり、自分を磨いたりすること」ができるものです。

「勉強する」という言葉を別の言葉で説明すると、

「今までこの地球上に存在した人々が経験し、発見しては次の世代へと伝えてきたすばらしい知識や知恵を、今度は自分が受け継ぎ、自分のものにすること」ともいえます。

人間はほかの動物にはできない英知の継承を「勉強」と呼んでいるわけです。

・・・・・・・・・・

私たちが生きられるのは、せいぜい70~80年くらいでしょうか。

つまり1世紀を生きる人はそんなに多くはいません。

人類の長い歴史のほんの一部です。

しかし、現在の豊かな生活は、私たちの祖先が創り上げてくれたものを受け継いでいるのです。

私たちは祖先から受け継いだものをさらによくして、未来の子供たちに渡していく人類のランナーの一人でもあります。

世界の中で、日本の中で、家族の中で、このバトンタッチを行っています。

自分を磨き、成長させることで、未来によりよいものをバトンタッチすることができます。

それは技術であったり文化であったり精神であったり、様々なものがあります。

では、あなたは、勉強という道具を使って、自分のどういう部分をピカピカに磨こうと思いますか?

自分の何を鍛えたいですか?

何を伝えていきたいですか?

考えてみてくださいね!!(^o^)


☆ドラゴン