徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

習慣を身につけるために

2013-05-25 13:27:26 | 日記
前回の“ドラッカーの言葉”の中で「成果をあげることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。習慣的な能力は修得に努めることが必要である。」というのがありましたね。


では、どうやって習慣にしていけばいいかですね。


皆さんは毎朝、歯を磨きますか?

顔を洗いますか?

朝ごはんを食べますか?

行ってきますと言いますか?


ほとんどの人がYESと答えると思います。


では、いつからそれをやり続けていますか?


覚えていませんよね!


おそらく、幼稚園くらいから続けていると思います。


では、どうしてやり続けているのでしょう?


幼い頃はお父さんやお母さん、またはおじいちゃんやおばあちゃんから、こうするんだよと教えられて素直に実行したと思います。


たまに忘れたりサボったりすると、注意されたり叱られたりしたから、今もやり続けている。


それが「習慣」になっているんですね。


そのおかげで、皆さんは今も健康的な生活が送れています。



さあ、では「勉強の習慣」はなぜできないのか?


幼い頃は素直で、考えずに言われたことをそのままやっていました。


幼い頃は選択肢はありませんでした。だから、反論もしませんし、考えることもしていませんでした。


だから、素直に従っていました。


ところが高校生くらいになると、親に言われると反発したくなるとか、勉強をやる意味を考えてしまうとか、分からないことから逃げてしまいたくなるとか、いろいろな理由で勉強しないという選択肢を選んでしまいます。


つまり、皆さんはもう子どもではなくなったということですね!(^O^)


ということは、もう大人なんです。子どもではありません。


この自覚を持ってください!


だって、子ども扱いされると怒るでしょ?(^O^)



だったら、大人として物事を考える練習をしてほしいのです。


大人の感覚で冷静に考えて、自分を見つめてください。



勉強をすることが将来の自分にとって、どういう意味があるのか?


勉強が自分にどんな力をもたらしてくれるのか?


勉強をしないとどうなるのか?



これは、もう皆さんは十分わかる年齢です。


子どものふりをして、イヤだとごねるのはおかしいですよね。



でも、大人の自分にすぐにはなれないと思うなら、いい方法があります!!


自分の中に大人としての「司令官」を作ってください。


その「司令官」に命令させましょう!


3年生なら受験勉強の「作戦隊長」に任命しましょう!


自分の中の大人の自分に、自分を管理監督させてください。


これが「自己コントロール」をするということです!



「習慣を身につける」ための「司令官」がしっかりしてくれれば、勉強は簡単にできるようになります。


いつまでに何をやるという命令を守らせることです。



大人は、仕事の「司令官」を自分の中に持っています。


大人と子どもの違いはここにあります。


いつまでも、お父さんやお母さんから言われるのって、イヤですよね!


だったら、自分で自分に命令するしかないんですね。


さあ、「司令官」「作戦隊長」の指示や命令は絶対ですから、しっかり守っていきましょう!!ヽ(^。^)ノ



☆ドラゴン

ドラッカーの言葉

2013-05-18 17:53:00 | 日記
数年前にヒットした小説に「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」というのがありましたね。(タイトルが長いですね(>_『マネジメント』を書店で偶然に手に取ったことを契機に、部の意識改革を進め甲子園を目指すと言うストーリーです。



ドラッカーは、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人で経営学者です。


「現代経営学」あるいは「マネジメント」(management) の発明者であり、「経営の巨人」と呼ばれています。



彼の著書の中に、学習に関する内容がいくつかあります。


主として企業向けの内容ですが、受験生にも当てはまることがありますのでご紹介します。



①「成果をあげることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。習慣的な能力は修得に努めることが必要である。」


そもそも成果をあげる人間のタイプなど存在しない。

成果をあげる人たちは、気性や能力、仕事や仕事の方法、性格や知識や関心において千差万別である。


共通点は、成果をあげる能力、つまり、成すべきことを成し遂げる能力を身につけていることだけである。

成果をあげている人でも、個性や才能面では、成果をあげていない人と、たいした違いはないのである。


つまり、この「成すべきことを成し遂げる能力」のことが「習慣的な能力」で、これを受験勉強に置き換えると「勉強の習慣さえ身につけば成績は上がる」ということです!

だから「習慣的能力」の習得が必要なんですね!(^o^)



②「時間の使い方は練習によって改善できる。」


だが、たえず努力しないかぎり仕事に流される。

行なう必要のまったくない仕事を見つけ、捨てなければならない。

自らがコントロールし、自らが取り除くことのできる時間浪費の原因を排除しなければならない。


発見のための簡単な方法はある。聞けばよい。

あなたの仕事に貢献せず、ただ時間を浪費させるようなことを私は何かしているかと定期的に聞けばよい。


これを受験勉強に置き換えると、「ムダな時間を排除するために、どこがムダかを誰かに聞くことで改善できる」ということです!(^O^)



この二つのことは、まさしく自分で自分をコントロールするということ。

つまり「セルフマネジメント」です!!


成績が伸びないのは、学校の先生のせいでもなければ、塾や予備校のせいでもありません。

もちろん、お父さんやお母さんのせいでもありません。


「自己改革ができれば、必ず成績は伸びる」ということですね。


ドラッカー、恐るべし!!ですね。ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン

大学の図書館がスゴイらしい!!

2013-05-11 13:17:39 | 日記
今、大学は少子化の影響もあり、学生を選ぶ時代から選ばれる時代に変わったと言われています。

そこで、大学も選んでもらうために、特色を出すことに力を入れている訳です。


先日、テレビで紹介していた「大学の図書館」もその一つです。


図書館と言えば、ページをめくる音やペンを走らせる音まで聞こえてきそうな、静かで緊張感がある空間というイメージがあります。

建物も重厚で閉鎖的な造りをしていて、あまり開放的な印象はありませんよね。


ところが最近の「大学の図書館」は違うようです。


まずは、学生数日本一の「明治大学」。


この大学の和泉キャンパス(文系の1、2年生が学ぶ教養部)にある「和泉図書館」は昨年5月に開館しました。

テーマは「入ってみたくなる図書館」。


1階の入り口横には「カフェ」が併設されています。

学生の憩いの場として、図書館を気軽に利用してほしいと設置されたそうです。


また、随所にリクライニングシートがあり、リラックスして本が読める。

新聞コーナーには、新聞の横に「大型の液晶モニター」があります。


これを使って、世界97ヵ国2700種類の「電子新聞」を読むことができます。

これは日本初です!



次に「成蹊大学」。


ここもガラス張りの建物ですが、シースルーのエレベーターに、シースルーのドーム型のスペースが印象的です。

これが宙に浮いているような設計になっていて、まるで近未来都市のような空間になっています。


このドーム型の正体は「プラネット(惑星)」と呼ばれるミーティングルームのようなもので、ゼミや少人数のグループ研究などに使われているそうです。

未来と融合するイメージで作られた図書館ということです。


1階入り口の前には「リフレッシュエリア」があり、休息をとったり友人たちと語り合ったり飲食もできます。


さらに「クリスタルキャレル」といって、空調・防音完備のシースルーの個室が266席も用意されていて、完全に勉強に集中できる環境作りをしています。


地下には72万冊収納可能な巨大地下書庫があり、ここからコンピュータで操作すると、わずか1分で運んでくる「自動書庫(BOOK ROBO)」というシステムもあります。

学生は自分でコンピュータ制御のシステムを使って、必要な図書を自由に手にすることができるわけです。

スゴイですね!



秋田市にある「国際教養大学」にも魅力的な図書館があります。


この大学は就職率100%で、今企業から最も注目されている大学です。

日本人の学生は834人ですが、外国人留学生が114人。

授業は全て「英語」です。


1年間は「全寮制」(こまち寮)ですから、留学生と共同生活をすることで、英会話やコミュニケーション能力、国際的教養も磨かれます。

以前お伝えした「校内留学」ができる大学でもあります。


ここの図書館は、近代的とは真逆で、森の中にある重厚な木造建築です。

「本のコロセウム」をテーマとしたデザインで、天井高12m、半径22mの半円ホールは、秋田県産のスギが使われています。


6本の支柱が天井を支える伝統技術を生かした傘型の梁は、木材の美しさを強調し、そのあたたかみを利用者に感じさせる繊細で深遠な空間となっています。


なんとこの図書館は365日24時間対応しています。

「学生にいつでも勉強する場を提供したい」

大学のそんな想いが、この図書館には込められています。


また、一般の方にも一部開放しているので、幼いお子さんとお母さんが気軽に立ち寄り、お母さんが英語の絵本を読んであげたりするような光景も見られるそうです。



このように、大学の魅力をアピールするために、大学は様々な施設を考えてくれています。

4年間過ごす大学ですから、やはり勉強したくなる環境は大切ですね!


ですから、気になる大学は「オープンキャンパス」などで早く体験しておくといいですね!

2年生の皆さんは特に、今年のうちに大学訪問することをお奨めしますよ!


3年生の皆さんは、もちろん必ず行ってくださいね!!


☆ドラゴン


天才科学者・ガリレオ

2013-05-04 15:15:22 | 日記
東野圭吾・原作、福山雅治・主演の「ガリレオ」がテレビドラマと映画で帰ってきました。


主人公の湯川学は、帝都大学(架空)工学部物理学科の准教授です。

物理学の知識を使って、犯人を割り出していくというストーリーです。


彼は大学の准教授ですから、現実の世界では捜査に協力することはあっても、犯人と対峙するようなことはありません。

しかし、警察機構の中では、こういった学問を使って犯人を特定していく機関があります。


「科学捜査研究所」通称「科捜研」です。

ここは、法医学(生物科学)、心理学、文書、物理学(工学)、化学といった専門分野に分かれています。


具体的には法医学の分野では、血液、体液、DNA、組織等の鑑定、検査業務とその実験研究。

心理学の分野では犯罪心理の研究、ポリグラフによる鑑定業務。

文書の分野では筆跡、印章、印字印刷物、不明文字、通貨などの鑑定業務とその研究。

物理学の分野では車両、構造物、機械、銃器弾丸、火災、電気事故、音声などの鑑定業務とその研究。

化学の分野では麻薬、覚せい剤、毒物、薬物や繊維、塗料、樹脂、金属などの鑑定業務とその研究に従事しています。


それぞれの業務および研究は、最先端の科学技術レベルを誇っています。

また、大学や企業などの研究機関、警察庁科学警察研究所との連携や国内学会、国際学会への参加も積極的に行われています。


「科捜研」は各都道府県警察本部の付属機関で、研究員は警察官ではありません。

ですから、警棒、拳銃の携帯や逮捕権などはありませんが、警察行政機関ですから警察官も所属しています。

採用は各都道府県警察本部の「特別捜査官」の中の「科捜研」の研究員ということになります。


よく似た名前で「科学警察研究所」(科警研)というのもありますが、こちらは警察庁の附属機関になります。


試験は、警察官試験レベルの一般教養問題と各専門分野の問題になります。

ただ、専門職ですから、一般企業等に数年従事していることが条件だったりします。


もし、この分野に興味があれば、調べてみてください。


将来、皆さんの中からも、専門分野の学問を究めて「ガリレオ」のような活躍をする人が出てくるかもしれませんね!!(^O^)


☆ドラゴン