徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

数学の勉強法【1】

2012-09-29 14:48:31 | 日記
数学という教科は好き嫌いがはっきりしますね。

数学が苦手な人が“文系”で、得意な人が“理系”というように分かれることが多いです。


小学校の算数は得意でした。

中学校の数学も好きでした。

ところが、高校の数学になると、サッパリわからん!(>_“単元”が登場してきます。


数学Ⅰも“2次関数”くらいまでは楽勝だったのに、“三角比”や“図形”が出てくると、もうダメ・・・(>_「暗記する教科」と考えた方が楽なんです。

何を暗記するのかというと『解法暗記』です!


「解き方の流れを覚える」ということです。

問題を解くのではなく、わからなかったら、先に解答解説を見て、まず「解法を理解する」ことです。


「解法」が理解できなければ質問しましょう!


ここはなぜこう展開するのか? ここはなぜこの公式を使うのか? ここはなぜこれを入れ替えるのか?

「解法」の中の疑問点を見つけては質問しまくることです。


そして、きちんと「理解」できたら、今度は一人で問題を見て解いて(書いて)いきます。

解くというよりは「解法」を思い出す練習です。


最後まで書けるまで、インプット・アウトプットを繰り返してください!


なぜこれがいいかというと、数学は「解法パターン」を確実に覚えることで、そこから応用力につなげることができます。

別に新しい解き方を発見したり発明したりする必要はありません。

何百年も前から世界中の数学者が解いてきた問題の「解法」を、少し覚えればいいのです。


どれを覚えたらいいかというと「スーパー講師」の福崎先生が教える「解法パターン」ですね!

これを覚えると、いろいろな問題に対応できる解き方をマスターすることができます。


その上で、過去問などを使って演習をすることで実力UPすることができます。


でも、その「解法」を覚える前に、この単元が何をする単元かもよくわからないと言う人にやってほしい勉強方法があります。

それは、また次回に。


☆ドラゴン

国家公務員になるためには【2】

2012-09-23 16:28:46 | 日記
前回に引き続き「公務員」についてのお話です。


【公務員試験ってどんなもの?】

国家公務員Ⅰ種とⅡ種で説明します。


[1]筆記試験(1次試験)

・教養試験
A)知能分野・・・数的処理(数学系)、文章理解(英語・国語系)
B)知識分野・・・社会科学(政治経済・時事問題系)、人文科学(歴史・地理・思想・文学系)、自然科学(理科・数学系)

・専門試験(文系の場合)
A)法律系科目(憲法・民法・行政法等)
B)経済系科目(経済原論・財政学・経済事情等)
C)行政系科目(政治学・行政学等)

・教養記述試験
作文試験(社会の問題について)


「筆記試験」は「教養試験」と「専門試験」、それから「教養記述試験」というものがあります。

「教養試験」は大学受験みたいな教科科目と問題です。もちろん数はめちゃくちゃ多いですね。

「専門試験」の方は文系の場合は、法律・経済・行政科目といって、こういうのは大学でしか勉強しない内容なので、いま聞いてもチンプンカンプンでしょう? 

「教養記述試験」は、社会科目の作文だと思ってください。こんな社会問題があるから、こうするといいとか、こう見ると解決の糸口が見えるとか、そういうことを書きます。


[2]面接(2次試験)・・・1次の合格者を対象に実施されます。

「1次試験」をクリアすると、2次で「面接」があります。

これは人物重視ですから、志望動機、たとえばどんな理想があるのかとか、ほかにも学生時代に力をいれていたことなどを訊かれます。


最終合格が発表されると「採用候補者名簿」に名前が記載されます。

あとは自分が希望する“各省庁や機関”を訪問して、「採用試験」を受けることになります。

もう試験ばっかりですね。


これが国家Ⅰ種とⅡ種の採用までの簡単な流れです。

それ以外の公務員は2次試験を合格するとそのまま内定になります。



では、こうやって公務員を真剣に考えている人は、今の学校生活の過ごし方や勉強方法から工夫しておくととても有利なんです!


「教養試験」の内容は、ほとんどが高校までの勉強で答えられる範囲です。

つまり、“センター試験レベル”の勉強をしっかりすることが、そのまま「公務員試験」の勉強に直結しているということになります。

「専門試験」は、大学に入ってからの勉強の内容が中心ですから、大学で頑張って勉強すればいいのです。(文系と理系では問題は異なります)


ですから、大学別の合格者数の順位を見ると、当然のように上位ランクの大学の合格者が多いんですね!


●『国家公務員Ⅰ種』大学別合格者ランキング
(平成20年度調べ)

1位・東京大学
2位・京都大学
3位・早稲田大学
4位・東北大学
5位・慶應義塾大学
6位・北海道大学
7位・大阪大学
8位・九州大学
9位・東京工業大学
10位・東京理科大学


つまり、大学受験同様の難関であるということが言えます。

ということは、今から少しでも上位の大学を目指すことが、「公務員」への一番の近道なんですね!


だから、公務員を目指そうと考えている人は、今からしっかり勉強をがんばっていきましょう!!(^O^)/


☆ドラゴン

国家公務員になるためには【1】

2012-09-16 14:32:11 | 日記
映画『踊る大捜査線 THE MOVIE FINAL』が公開されましたね。

テレビドラマシリーズから15年もの間、多くの観客を楽しませてくれた作品ですので、本当に最後だと思うと寂しい気がします。


この作品のヒットポイントは何かというと、よくある警察ものとは違うところです。

警察を企業のような組織として描いたり、警察官(刑事)をサラリーマンとして扱ったところですね。

つまり、警察や警察官も一般庶民と同じような組織の中にいるという視点を持つことで、視聴者に親近感を与え、共感を得たからでしょう。


しかし、民間企業と違うのは、警察や警察官は「公務員」というところですね。

そこで、将来「公務員」になりたいと思っている高校生の皆さんも多いと思いますので、今回は「公務員」についてお伝えしましょう。



【「公務員」というのは、国を支える仕事】


「公務員」の立場は主に二種類に分かれています。

●国の範囲で仕事をするのが『国家公務員』
●都道府県や市町村の範囲を仕事にするのが『地方公務員』

それぞれ責任の重さに応じて三段階ずつの区分があります。

●『国家公務員』はⅠ種・Ⅱ種・一般職
●『地方公務員』は上級・中級・初級

当然、責任の重い方になると試験も難しいですね。


たとえば『国家公務員』と『地方公務員』の違いは、同じ警察の仕事でもかなり違います。

「踊る大捜査線」でいうと、青島刑事(織田裕二)は所轄と呼ばれる湾岸署の警察官なので『地方公務員』(都道府県採用)です。
それに比べ、本庁と呼ばれる警察庁のエリートである室井管理官(柳葉敏郎)は『国家公務員』(Ⅰ種・警察庁採用)です。
つまり本店(警察庁)と支店(警察署)の関係になるので、立場は圧倒的に“本店”が上ということです。

※「警視庁」は東京都警察本部のことで、全都道府県警の総本山みたいなところです。
(東京都だけは都警ではなく「警視庁」になります)

※今回の映画では、室井管理官は「警視庁」の上の組織である「警察庁」の役職になっています。
「警察庁」は地方の治安を全面的に地方に任せてはおけないので、「警視庁」及び全都道府県警を統制・調整をする機関です。
「警察庁」を管理・監督するのが「国家公安委員会」で、その上は「内閣総理大臣」になります。


【『国家公務員』はどんな仕事をするのか?】

●『国家公務員・Ⅰ種』の仕事(大卒対象)

各省庁の上級係員、上級研究者として事務・技術・研究などの業務を行う、いわゆる「キャリア組」といわれ、本省庁の幹部候補生となります。

一般的な仕事は次の内容です。

(1)各省庁の政策の企画立案、法律の制定・改正、法律の適正な運用・指導などの許認可業務
(2)業務に伴う予算編成事務、各種審議会の運営
(3)地方出先機関での本省庁で決定された事項の執行

※省庁とは・・・内閣官房、内閣法制局、内閣府、宮内庁、公正取引委員会、警察庁、金融庁、消費者庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省などです。


●『国家公務員・Ⅱ種』の仕事(大卒・短大卒対象)

各省庁の本省庁や出先機関に配属され、Ⅰ種職員や研究職員の補佐、またはそれに準ずる仕事を担当します。
受験した地方ブロックの各省庁・地方支分局で政策の実施を担当します。


●『国家公務員・一般職』の仕事(高卒者対象・旧Ⅲ種)

各省庁や出先機関で、一般事務や窓口業務を行う初級職員です。
地域密着の公務員で、職務上、一般市民とふれ合う機会の多い公務員です。


※また、これらの『国家公務員』以外にも専門職としての公務員もたくさんあります。
(国税専門官、労働基準監督官、航空管制官、防衛省職員など)


「公務員」の仕事というのは、民間企業のものとは違って、採算が取れないけど大事なことばかりです。
道路を作ってもお金をもらうわけではないし、逆に税金をかけて作らなくてはいけません。

その代わり、その道路の存在は私たちの仕事を効率的にすることができるのです。
たとえば、移動時間が2時間かかったところを、道路ができただけで30分で済むようになった。これで経済活動が楽になれば、税金だって増えます。

こういう活動は民間ではできないんですね。
公務員がやっている仕事はこういうものです。

こういったことを企画したり、始めたり、管理したりする大切な仕事なんですね。

そういう大事な職業なので、国から待遇面などを保障されています。
たとえば、民間企業のようにリストラされたりはしません。
景気に影響されないので、就職先としても安定しています。

しかし、こういう仕事をするには、それなりの能力が要求されます。

たとえば「公務員試験」などを調べてみると、試験科目が20も30もあってビックリします。
大学受験なんて笑っちゃうぐらい少ないです。

これは、責任のある仕事なので、仕事をこなすための“基礎知識”も幅広くかつ深くないといけないということです。


では、一体どんな試験があるのか?

それは、次回お伝えしましょう。


☆ドラゴン

どんな教科にも応用できるノート術【2】

2012-09-08 13:51:04 | 日記
前回に続き、Eテレ(NHK教育)「テストの花道」から『授業が身につくノートの取り方』の後編です。


ノートは一生懸命取っているけど、そもそも授業のスピードが速くて、ノートが上手く取れないという人も多いですね。

そこで、ノートが上達する“3つの種”があるんです。


[1]聞く種「接続詞」


先生の話の中で接続詞に注目してください。

すると、話の流れが予測できます。 


「つまり」→言い換え、結果

「まず、次に」→順番

「たとえば」→例

「しかし」→逆説

「さて」→話題転換


また、何度も繰り返して話すところ、身ぶり手ぶりと合わせて強調するところは“重要ポイント”です!!



[2]書く種「省略」


先生の話すスピードについていけないと思ったら、短時間で早く書くための工夫をしましょう!


(例1)画数の多い漢字はひらがなやカタカナに変える。(卑弥呼→ヒミコ)

(例2)時間がかかる言葉は文字数を減らす。(徳川家康→家康)

(例3)記号を取り入れる。(→、=、+)

(注意点)知識のあやふやなものはしっかり書く。自分なりのルールを決めて省略すること。



[3]楽する種「簡単予習法」


これは、授業の前に“教科書”を読んでおくことです。


長時間の予習するのではなく、空いた時間に数分程度、教科書を読むだけで授業の理解度は変わってきます。

例えば、映画を見る前に、事前にストーリーをある程度把握しておくと、映画を見るポイントが分かりやすくなるのと同じですね!

予習は、自分が「知らない・分からない」部分を確認しておくことです。


・社会→3分程度でもいいので予習をすると、集中して聞く部分が分かるなど、メリハリをつけて授業が聞ける。

・古文、漢文→前回の授業をチェックしておくと、どこが大事なポイントで話がどこまで進んでいるか分かった上で聞けるので、スムーズに授業に入ることができる。
(連続ドラマの最初に前回までのあらすじがあるのと同じ)

・暗記系の科目→情報量が多いので、予習していないと授業中に書く量が増える。予習していれば、あとで教科書を見て書けばいいので楽になる。


ということになります。


そのほか、先輩方の勉強法としてこういうものもありました。

[予習]
教科書を読み、年表や主要人物を中心に全体的な流れを確認する。わからない語句をチェックして事前に調べておく。


[とにかくメモ]
見直した時の事を考え、授業中はとにかくメモに徹する。


[板書とメモの関連づけ]
矢印や吹き出しをつけて、関連付けをすることで、授業の流れが再現しやすい。


[英語でマーキング]
漢字が多い教科は目立つので、復習で見つけやすい。(because、but、cf.p12など)


[ビジュアル記憶]
歴史や地理の授業では、地図の存在は不可欠なので、白地図を用意しておき、授業中に書いて右のページにあとで貼り付ける。


[因果関係]
なぜそれが起きたのかという因果関係を書くことで、覚えやすくなる。


[口語体で書く]
授業中に感じたままにノートに書くことで、見直した時に授業の臨場感が再現できる。



こういった工夫により、自分だけの“オリジナルノート”ができます。

これが皆さんの強い武器になりますよ!

参考にして、実行してみてくださいね!


受験勉強を乗り越えた先輩たちは、自分なりの工夫をたくさんしています。

誰かに教えてもらったことでも、自分に合う・合わないはあります。


自分に合う勉強のやり方を工夫する、発見する、試行錯誤していくことで、自分に合う勉強法が見つかります。

自分で考えて、実行して、分析して、改善していく。

これが勉強でも仕事でも大切なんですね!!(^O^)/



※『テストの花道』は、NHK・Eテレで放送中です。
【放送時間】
・月曜 19:25-19:55
・土曜 10:00-11:00(実践編)

ぜひ、見てくださいね!!


☆ドラゴン

どんな教科にも応用できるノート術【1】

2012-09-05 14:52:40 | 日記

皆さん学校の授業中にノートは取っていますよね?

えっ!? ひたすら寝てる?(>_『どんな教科にも応用できるノート術』をまとめてみました。


(1)とにかくメモをたくさん取る。

先生が黒板に書いたことだけではなく、先生が話したこともできるだけたくさん書くこと。

汚くていいんです。あとで自分が読めればいいんです!

先生が言ったギャグなんかも書いておきましょう。思い出すヒントになったりします。


(2)マーキングをする。

色や記号を使い、ノートを見返したときに、授業を思い出す手がかりを残しておく。


(3)右側のページを空けて復習用のページにする。

ここには、復習の時に授業の流れを再現しながら、教科書などで調べた情報などを書き加えていく。


こういった方法でノートを実用的なものに変身させることができると、復習やテスト前の勉強は、うんとやり易くなりますね!

ぜひ皆さんも実行してみてください!


しかし、中には授業で大事なポイントがわからないとか、書くスピードが間に合わない、という問題点も出てきます。

では、それを解決するためにはどうしたらよいか?

それは次回お伝えしますね。


☆ドラゴン