徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

あまちゃん②

2013-09-28 17:39:05 | 日記
NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が本日ついに終了しました!

“アベノミクス”ならぬ“アマノミクス”という言葉まで発生し、幼児からお年寄りまで幅広い年代に愛されました。

幼児や犬やネコまでが軽快なオープニングの音楽が聞こえると、テレビの前に飛んでくるという現象が報告されるほどの社会現象になりましたね!

まさに「じぇ・じぇ・じぇ!」ですね!!(‘jjj’)


このドラマのテーマは「再生」だと思いました。

東京でパッとしなかった高校生のアキが、母の故郷である北三陸に戻ってきて、海女になり、アイドルになり、女優になり、震災後の東北を元気にする。

その母や祖母との家族のつながりが「再生」されたり、震災後の東北の人々が復興のために「再生」していく姿や、東京での母のアイドル時代にかかわった人々との「再生」や、アキの親友との「再生」とさまざまな「再生」を描いてきました。


アキのセリフに「成長しなくてもいい。人間はほっといても勝手に成長する。でも変わらない部分があっていい。変わりたくない部分があっていい。」というのがありました。

脚本の宮藤官九郎さんは、このドラマは“主人公が成長しない物語”だと言っていました。

アキの母・春子のセリフに「あなたが変わったのではなく、周りが変わったのよ。これはすごいことなんだからね。」というのもありました。


このドラマの根幹にあるものは、高度成長期から昭和元禄と言われた80年代、さらにバブルの崩壊と右肩下がりの21世紀に変わって、日本人が地に足をつけた生き方を見直すことが重要だという考え方ではないでしょうか?

何が何でも勝とうとか、成長しようという前向きな姿勢は大切です。


でも現実的には大きく成長できなくても、小さな成長はできる。それを共有して助け合って生きる智恵や心がもっと大切と言いたいのではないでしょうか?

一人ひとりは小さな成長でも、それに影響され、小さな成長でもたくさん集まると大きな成長になる。


少し前に“勝ち組・負け組”という感じの悪い言葉がよく聞かれました。

自分一人だけが勝つことを考えるような社会は、いい社会ではない。

お互いができることを力を合わせてやれば、少しずつでも前進していける。


そんな夢や希望を共有できる社会が21世紀にふさわしいのかもしれません。

それが日本人の「再生」へとつながっているように思います。


そして、東北の人々が震災後、いろんな意味で踏ん張っておられることに、私たちは心から感謝と敬意を払いたい。

そう思わせてくれる作品でした!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン


変わり種の大学サークル

2013-09-21 14:42:18 | 日記
今日は大学に入学してからのお話です。


大学の入学式から講義が始まるまでの期間は、キャンパス内はいたるところで“サークル”の勧誘活動が繰り広げられます。

2年生や3年生の先輩が中心になって、4年生の至上命令に沿うように必死に勧誘をします。


大学は、高校と違って自分のクラス(教室)や自分の席はありません。

クラス分けはあるんですが、それは語学の講義のためのクラスであって、クラスで集まるのはオリエンテーションとコンパの時くらいです。


ですから、自分の居場所を確保するためにも“サークル”に所属するのが一番いいんですね!

急に講義が休講になっても、“サークル”の部室に行けば時間はつぶせますし、先輩たちからいろいろな話も聞けます。


また、先輩から教科書を譲ってもらったり、履修届を手伝ってもらったり、成績で優やAが取りやすい教授を教えてもらったりもできます。

だから、“サークル”にまず入ることをお奨めします!


ただ、強引な勧誘には十分気をつけましょう!(^O^)


R25というネットの記事に、大学の「変わり種サークル」が掲載されていましたので、一部抜粋して紹介します。

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【大学の変わり種サークル】

●東京大学「フォーミュラファクトリー」

自分たちでマシンを組み上げてレースに参戦している。

「マシンは毎年新しく作ります。長期休暇は、ほぼ毎日作業ですね。協賛企業との交渉なども全部自分たちでやっているので大変ですが、レース場でマシンが走っているのを見ると、苦労も一瞬で吹き飛びます」(足回り担当・依田 聡さん)


●早稲田大学「学食研究会」

文字通り、全国の大学の学食を研究している。

「サークルとしては、都内の大学をほぼ制覇しました。ベストは東洋大学です。フードコートに並ぶ専門店は本当に美味しいうえに、オール500円。地方遠征も時々行きますよ。活動の前後に観光もできるのが嬉しい」(幹事長・引地崇允さん)


●東京大学「レゴ部」

都庁、戦艦大和、金閣寺。これらをレゴで緻密に再現してしまうのだ。

「ブロックをひたすら積むのは地味な作業ですが、海外からも反響があるので励みになります」(部長・川下翔平さん)


●同志社大学の「人力俥友之会」

祇園祭などのお祭り会場で人力車の試乗会を開催している。

「その他、一昨年は能登半島から島根の松江まで走破しました。なかなか停める場所がないので、公園で野宿することが多いですね」(会長・西田篤史さん)

意外にも半数は女子部員だとか。


●慶応大学の「花火師会」

湘南藤沢キャンパスの七夕祭で毎年本格的な花火を打ち上げている。

「花火師の免許もちゃんと持っています。準備は大変ですが、やはり打ち上げの際は感動しますね」(代表・近藤辰哉さん)


●立教大学「ホテル研究会」

ホテル見学や研修、泊まり込みのアルバイト実習などを行う。

1947年創立の老舗サークル。


●東京農業大学「ミツバチ研究会」

大学が保有する施設の屋上で、数万匹のミツバチを飼育している。

採れた蜂蜜は学園祭で販売する。


●横浜国立大学「ネコサークル」

避妊去勢手術、エサやり、広報・啓蒙活動、募金などを通じて、学内の野良猫を保護する。


●滋賀県立大学「琵琶湖水中考古学研究会」

スキューバダイビングなどで湖底に水没した集落遺跡を調査・報告し、啓蒙活動を行う。


●岡山大学「鬼ごっこサークル」

大学近くの公園などで活動。内容は鬼ごっこのほかにケイドロや陣取りなど多岐にわたる。

・・・・・・・・・・・

面白いサークルがいろいろあるんですね!(^O^)

どのサークルにも共通していたのは、“好きなこと”を“真剣”にやっているということですね


大学は自由な時間がたくさんありますから、勉強以外にサークル活動やアルバイトなどをやることで、いろいろな経験ができます。

それが、豊かな人格形成や、社会人としての基礎を作ってくれます。


だから、合格した後の楽しいキャンパスライフをイメージして、勉強がんばってくださいね!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン

東京オリンピック2020

2013-09-15 16:57:17 | 日記
9月8日の早朝(日本時間)に、2020年のオリンピック・パラリンピックが東京で開催されることが決定しました!

おめでとうございます!!ヽ(^。^)ノ


今回の招致活動は、きめ細やかでIOC委員の皆さんの評価もかなり高かったようですね。

何よりもオリンピック選手の熱のこもったプレゼンテーションや、安倍晋三首相の福島原発の汚染水漏れ問題に対する明確な説明がきちんと伝わったのだと思います。

「マドリードは経済危機、イスタンブールには政情不安がある。IOCは安心して開催できる都市を選んだ。」という分析もありますが、消去法でなくても東京は強かったのではないでしょうか?


国民の約75%がこの決定を喜んでいるというデータもありますが、中には「震災や原発の問題があるのに、何がオリンピックだ。」という意見もあります。

確かにそれはその通りです。

しかし、だからこそオリンピックをやる意義があると私も考えます。


戦後、焼け野が原だった日本が復興し、1964年に東京オリンピックが開催されました。

当時は高度成長期と呼ばれ、まだ裕福な国でなかった頃に、オリンピックの開催を目指して日本人は懸命にがんばりました。

新しい道路や建造物、新幹線に国立競技場、ホテルの建設、海外からのお客様を迎え入れるためのマナー教育、選手村のメニュー、コンパニオンの育成、様々な分野で急速に日本は成長を遂げました。

そのエネルギーは、今では想像できないくらい凄まじいものだったと思います。


2020年に向けて、東日本大震災と福島原発という負の試練を乗り越えて、再び日本が元気になるためにオリンピックは意味があるものになるのではないでしょうか?

経済面でも政治面でも教育面でも意味があるものにできるかが、現代の日本人に課せられた課題であり、これから世界に向けて強い発言力を持つことができる日本に変革する足がかりになれば、今回のオリンピックは意義深いものになるに違いありません。


7年後に開催されますが、個人的には生きている間に2度も日本でオリンピック(夏季)があるのはうれしいことです!(冬季も2回ありました)

もしかすると、我が子にも東京でのオリンピックを見せたいと、今年から出生率が上がるかもしれませんね。

これもいいことの一つですね!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン

風立ちぬ

2013-09-08 15:23:10 | 日記
「宮崎駿監督が引退!!」という衝撃的なニュースが今週は飛び込んできましたね。

本当だとすると、最新作「風立ちぬ」がラストメッセージということになります。


この「風立ちぬ」というタイトルから松田聖子を連想する人もいれば、堀辰雄の小説を思い起こす人もいるでしょう。

この作品は、小説「風立ちぬ」の作者・堀辰雄と彼と同時代を生きた零戦(ゼロ戦)の設計者・堀越二郎をごちゃまぜにした主人公・二郎の物語です。


大正時代、田舎に育ったひとりの少年・二郎が飛行機の設計者になろうと決意する。

やがて少年は東京の大学に進み、大軍需産業のエリート技師となって才能を開花させ、ついに航空史にのこる美しい機体を造りあげるに至る。

いわゆるゼロ戦である。ゼロ戦は世界に傑出した戦闘機であった。

少年期から青年期へ、関東大震災、世界恐慌、失業、貧困と結核、革命とファシズム、言論弾圧と戦争につぐ戦争。

時代は日本帝国が破滅にむかってつき進み、ついに崩壊する過程であった。


しかし、この映画はそんな時代に、自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描いています。


この映画の題名「風立ちぬ」は堀辰雄の同名の小説に由来しています。

小説「風立ちぬ」は、堀辰雄自身、19才で結核を発病して自ら病みつつ、より病状の重い婚約者に付添って信州のサナトリウムに入った数か月の経験をふまえて、書かれたものです。


この映画を観て一番感じたことは、この時代の若者がとても礼儀正しく、高い志を持っていること。

時代は、様々な不幸が押し寄せてくるような不安定な時勢であるにも関わらず、若者が前を向いて懸命に頑張っている。

時代背景は現代と似ているような気がしますが、若者の“生きる力”という点では、現代と大きく違うように感じた作品でした。


テレビもパソコンもスマホもない時代、それどころか毎日の衣食住が不安定で生きることが精一杯の時代、人々は自分の手で足であらゆるものを掴んでいった。

誰も頼れない、頼るものは自分自身だけ。

でも、夢や希望はあった時代、若者にとってはどちらが幸せな時代なのか、考えさせられました。


とりとめのないことを書いてしまいましたが、この映画で一番泣けるところは、やはりラストに流れる荒井由実の名作「ひこうき雲」です。

正直言って、ずるいなあ!と思ってしまいました。

「堀越次郎、堀辰雄に敬意を込めて」のところにユーミンも加えほしいくらいですね!!(^O^)


☆ドラゴン