徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

受験は甘くない!?

2015-03-28 16:07:29 | 日記
今年も多くの受験生が現役合格を果たして、卒業していきました。


しかし、残念ながらもう一年延長戦を余儀なくしている生徒もいます。

どうしてそうなるのか?

これにはいくつかの共通した特徴があります。


①「まだ大丈夫と思うタイプ」

センター試験の日程は、毎年決まっています。

1月の13日以降の最初の土曜・日曜です。

2次試験も毎年2月25日からです。

私立大は1月下旬からスタートします。

あと何日あるかは逆算すればわかりますね。


でも、3年生になってもまだまだ先のこと。

夏休みになってもまだ大丈夫。

2学期に入って体育祭が終わってもぼんやり余韻に浸っている。

ここまで来ると完全に手遅れですね。


自分の志望校のレベルと学力レベルの差をきちんと認識していない。

または、それを埋めるのにどれくらい時間が必要かがわかっていないと言う場合です。


②「わからなくても質問をしないタイプ」

勉強はスタートして講義は見てます。

見ているけど分からないところが分からない。見つけようとしない。

または、分からないところがわかっても質問しない。

分からないまま進んでいる。

だから、いつまでたっても成績は上がらない。

という場合もあります。


③「学習プランは無視、自分流タイプ」

学習プランはやるべき入試の全範囲が確実に終わるように作ります。

ペースや量は個人個人違いますが、勉強の進捗状況が分かる道具です。

しかし、それを全く無視して自分のペースでやってしまう。

やりたいところだけやってしまう。

まったくやらないで、自分流でやってしまう。

これでは、基礎力さえ身につきません。


他にもありますが、現役合格できにくい三大タイプはこういう感じです。


一番分かってほしいのは、

①受験には締切があるということ。

②勉強は繰り返さないと定着しないので、時間がかかるということ。

③自分の弱点は思っている以上にたくさんあるということ。
この3点です!


浪人してランクの高い大学に合格できるのは、現役の時からしっかり勉強している人で、現役時代にきちんとした勉強のやり方を身につけていない人は苦労します。

予備校はいきなり受験レベルの勉強から入っていきます。

基礎からやり直す場合は本当に大変です!


だから、現役時代に勉強の習慣や正しいやり方を身につけておく必要があるのです。

高校生の皆さん、浪人して気づいてもあとの祭りですから、敢えてお伝えしておきますね!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン

現役合格した皆さんへ

2015-03-21 13:53:33 | 日記
今年、見事に現役合格してくれた皆さん、ありがとうございました!!m(__)m

皆さんは、とても素直に指示に従ってくれました。

とてもたくさん質問してくれました。
とても一所懸命に勉強してくれました。

だから、合格できたのだと思います。


徳育社で勉強したから合格できたわけではありません。

もちろん、教材も素晴らしい内容ですし、サポートもあります。

でも、勉強は自分でやるから実力がつき、点数が伸びます。

自分で決めて、自分で動いて、自分で覚える、これが出来たから合格できました!


これは本当に素晴らしいことですね!!(^O^)


これは大学に入っても、社会に出ても通用するものです。

自分で決めたことを守ることができる、自分で行動することができる、自分で自分を動かすことができる。

これが社会人として自立できる基盤となります。

皆さんはどこに行っても通用する“実力”を身につけたことになります。


それは単に“学力”があるということではありません。

それ以上の価値があります。

それは計画力、行動力、自己分析力、改善力、そして“人間力”です。


大学では学問と共に、この“人間力”をさらに磨いていってくださいね!

それが皆さんの生涯の“財産”になりますからね。


本当におめでとうございました!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン








ある3年生のお話

2015-03-14 15:21:43 | 日記
国公立大学を目指す3年生のお話です。

彼の名をA君とします。

A君は県下でもトップの進学校に行っていました。

部活は音楽系で、将来の目標も決まっていました。


しかし、定期テストでは英語も数学も国語もどこかで赤点を取ってしまうくらいの学力レベルでした。

特に英語はかなりひどかったです。


3年生になって、志望校を聞くと九州大学の芸術工学部に行きたいと言ってきました。

ここは全国的にもあまりない学科がそろっています。

だから、どうしてもここがいいということでした。


6月のマーク模試の成績は60%くらいです。

九大でなければなんとかなりそうな成績でしたが、九大だと80%くらいは必要ですから、かなり厳しい状態でした。


2学期に入って、お母さんは心配して「滑り止めに私立大も受けてほしい」と訴えても聞く耳を持ちません。

何とか説得してほしいと泣きつかれましたが、A君は「どうしてもここに行きたいから、ここしか受けない。もし、他の大学に合格しても絶対に行かない。」と断言します。

そこでお母さんには「あきらめてください。本人が行きたくないところを受けてもムダです。もし、ダメでも後悔はしないでしょう。」と言って納得してもらいました。


それから、A君は猛勉強をしました。

しかし、九大プレ模試の結果は期待から大きく外れていました。


そして、センター試験の結果は・・・得点率75%をマークしたのです!

判定ではCです。

ちょっと厳しい結果ですが、A君はめげずに逆にやる気満々です!

そして、2次試験の前期の結果、見事に志望校に合格しました。


A君の合格体験記にはこう書いてありました。

自分で自分の勉強をマネージメントしたんです。

例えば、今までなにげなく受けていた授業について客観的な見地で、先生は何を鍛えさせようとしているのかなどを考えたり、ニガテを克服しようと明確に目標を決めて勉強しました。

特にふんばったのは英語でした。

皆ができるようなレベルの文法や単語の段階からちょくちょく復習しました。

また、授業中とかで辞書を引いた時、引いた単語の派生語はどんなものがあるんだろうか、同じようなニュアンスの単語やイディオムがあるのか、と頭からより引き出しやすくなるように覚えました。

そういった姿勢の切り替えが功を奏したのか、私の成績は部活を10月に引退したくらいからめきめき上がっていきました。

それと同時に、集中力や人間力も受験勉強で培われました。

最終的に合格したわけですが、受験生の皆さんにしてほしいことは、なぜ勉強しているのかを見つめ直すことです。

勉強をすることが美徳のようになっていますが、ただ上から言われるからするのではなく、自身の能力を高める手段として勉強をとらえてほしいと思います。』


自分で自分をマネジメントする=コントロールできること。

なぜ勉強するのかを見つめ直すこと。


自分としっかり向き合って、自分でしっかり考えたことで、A君は変身できたのですね!

そして、自分は絶対に合格するんだという強い意志が勝因だと思います。

A君は特別ではありません。

誰にでもチャンスはあるということをわかってくださいね!!(^O^)


☆ドラゴン

マエストロ

2015-03-07 17:59:21 | 日記
若きヴァイオリニストのもとに、解散した名門オーケストラ再結成の話が舞い込む。

だが、練習場は廃工場、集まったメンバーは再就職先も決まらない「負け組」楽団員たちと、アマチュアフルート奏者。

久しぶりに合わせた音はとてもプロとは言えないもので、不安が広がる。

そこに現れた謎の指揮者。

再結成を企画した張本人だが、経歴も素性も不明、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す。

自分勝手な進め方に、楽団員たちは猛反発するが、次第に天道が導く音の深さに皆、引き込まれていく。

そして、迎えた復活コンサート当日、楽団員たち全員が知らなかった、“本当”の秘密が明らかになる。


・・・というストーリーの「マエストロ」という映画を観ました。


劇中に演奏する曲は2曲、ベートーヴェンの「運命」とシューベルトの「未完成」。

練習シーンや本番のコンサートで、これらの曲を聴きながら、なぜか涙が自然と溢れてきました。

クラシックを聴いて泣いたのは初めてのことで、自分で驚いてしまいました。

オーケストラのメンバーの一人ひとりの生き方やプロであることの大変さ、それでも音楽に対する熱い想いといったものが伝わってきたからだと思います。


「音楽は一瞬で消えるが、それが永遠のものにもなる。」と言うセリフがありました。

一瞬で消えるものに人生をかけることができること。

それが人の心には永遠に残ること。

音楽の力はスゴイなと思います。

また、オーケストラという集団の中で、様々な人間模様があります。

それでも切磋琢磨して競い合い、高め合うチームの結束力の素晴らしさも感じました。


クラシックに疎遠な方でも十分感動できる映画ですので、ぜひご覧になってください!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン