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やる気の出る販売報奨金-1:ホウショウキンの性格

2010年10月19日 | 人事・労務全般

 

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、やる気の出る販売報奨金1:ホウショウキンの性格、です。

貴社のホウショウキンは、「褒賞金」だろうか?それとも「報奨金」だろうか?

褒賞は、ほめたたたえること。つまり「ごほうび」ということになる。どちらかと言えば、名誉的な色合いが強い。
したがって、褒章は目指すものではなく、結果として得られるものだ。

報奨は、勤労・努力にむくい奨励だ。
簡単に言えば成果に対する「対価」になる。刺激を与えるという性格になる。
だから、目指すものと言える。


ご褒美として支給するのか、それとも勤労に対する対価として支給するかのを
まず決めることが、ホウショウキンの出発点である。


営業マンに支給するのであれば、やっぱり「報奨」だろう。年間トップ賞や全国表彰などを
報奨の制度に入れれば、褒章の意味合いも出てくる。

私は、報奨8割、褒章2割の意味合いが適当ではないかと考える。

つまり、ホウショウキンは、与えられるということなのか、勝ち取るものなのか、
ということをはっきりと営業マンに理解させることが必要なのだ。


もう一つ性格を明確にしておく必要がある。それは、ホウショウキンの性格と関連するのだが、
給料のプラスαのご褒美として支給するのか、生活給の補てんとして報奨として支給するかである。

プラスαとして支給するのであれば、支給額はほどほどで、表彰状などを授与して「名誉」をたたえることになる。
生活給として支給するのであれば、表彰状などは不要で、むしろそれなりの額が必要になる。

私は、生活給の一部として支給する比重を多くする方を選ぶ。
やはり安定した固定給の割合が高くなると、刺激を与えることにはならないと考えるからだ。

ホウショウキンの性格付けによって、支給額の水準も違ってくるし、
営業マンい採用・異動させる選考基準も変わってくるので、明確にした上で、制度設計を行うことだ。


株式会社ティオ
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