おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、売る営業から買う営業へー3.買取営業を優位に進めるには、です。
買取営業は、お客さまが代替を検討しだしてからでは遅い。
むしろ代替を検討していないタイミングがいいのだ。
代替を検討しだしたら、買取額を調べたりする。
この時に、ネットなどを使って調べると、競争相手が多く出てきてしまって、
優位な買取が出来なくなってしまう。
仮に、競合相手が出てきても、優位な状況で買取営業が出来なければ、
買取営業専門にした甲斐がない。
ではどうするか。
先ず、既納客に対して「相場情報」を定期的に発信することだ。
これには、二つの目的がある。
一つは売却意欲(代替意欲)を喚起すること。もう一つが、売却先は、当社に限る、
という意識付けをすることだ。
買取は、当社でねー、という意識付けを普段から行うことで、競争相手が出てきても、
優先的に営業ができるように、関係作り、安心作りをしておくことが、優位に進める秘訣だ。
3か月か4か月ごとに、愛車の価値(相場)をレポート的に提供するとよい。
そのどこかのタイミングで、今が売り時の相場であることを、予告と本編で行うのだ。
安心作りのためには、買取保証制度、高額提示の仕組み、買取金額の支払い期日、
名義変更の手続き、クルマ引取の段取りなど、お客さまが不安に思っていることなどを、
情報発信していくことだ。
何時から情報提供するかと言えば、新車の場合は1年後から、中古車の場合は年式にもよるが、
半年後から1年後くらいの中でスタートしたらどうだろうか。
中古車の場合の対象は、再販価値があるクルマになる。10年落ちしたクルマに、相場はないし、
乗りつぶす客の方が多いので、基本的には5年未満の年式に絞ることだ。
「売り時タイミング」の情報提供の後には、必ず訪問活動をする。
訪問時には、買取見積書を具体的に作って、持参する。
具体的な見積書を作成するためにも、オイル交換や定期点検、車検入庫時に外装・内装の
状態を時系列で記録していく。傷やヘコミがあれば、大きさなどの程度も記録しておく。
こうしたデータが、現車を査定しなくても金額を弾き出すことができる。
ここが、一般買取専門店などと違うところだ。
買取専門店は、案件が発生してからアクションを取ることになる。
しかも現車確認が必ず必要で、そのための手間や時間が必要である。
既納客に対する買取であれば、それが必要なく、何時でもタイミングよく、具体的な
金額を机の上で出せる。
社内の経営資産をいかした連携プレイによって、他社よりも優位に買取営業を進めるという、
社内体制つくりも必要になる。
株式会社ティオ
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