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売る営業から買う営業へー5.委託で誘う!

2011年03月11日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、売る営業から買う営業へー5.委託で誘う、です。

買取で金額が折り合わない場合は、諦めないで「委託販売」を提案すること。
買取で商談不成立になるのは、買取金額に原因があることがほとんどである。

お客さまは1円でも高く売りたいし、買い取る側はその逆に1円でも安く買い取りたい。
ここで折り合わないと、他社に逃げられてしまうか、もう少し乗ってみるよ、となってしまう。

そうならないための防波堤が「委託販売」だ。
お客さまが直接販売をするのだから、買取金額よりも高く売れることになる。

この仕組みを利用して、委託販売をして、代わりのクルマを当社から買っていただく
営業に切り替える。

委託販売の場合、お客さまと相談して、表示価格を決めることになる。
この時に注意したいのが、売れない場合に買取商談が息を吹き返す場合があることだ。

したがって、店頭表示価格は小売相場のおおよそ10万円から15万円ぐらい安い価格表示を
進めるようにすること。

お客さまは欲の皮がつぱって、小売価格と同じ表示にしたいと言ってくるが、委託販売の
買う側の立場で説明し、納得させることだ。展示する際に「委託車両」と表示することで、
お買い得感をアピールする必要がある。

そのお買い得感が、小売相場から10から15万、場合によっては20万円ぐらい安い
表示価格にする必要がある。当然、委託手数料を頂戴することになるので、結果的には
買取価格よりも若干高い額が売却側に支払うことになる。

委託でも売れない場合は、買取することもあるので、店頭表示価格は慎重の上にも
慎重に金額を決める必要がある。

委託販売の場合、代車の必要があるケースも考えておくこと。
1か月程度代車として貸出することになるので、そうした代車を用意しておくことだ。

買取営業が成約に至らないときに、あさっりと商談を諦めるのではなく、委託販売
という提案をして、何とか自社がらみでお客さまに良い結果を提供できるように、
営業マンは誠意をもって対応すること。

そうすれば、信頼度もまし今回は無理でも、次回にはチャンスを貰えるように
なる。ぜひ、誠意を尽くして結論が出る営業を目指してほしいものだ。


株式会社ティオ
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