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地域密着経営を形にするー1.バースデーを祝う

2012年01月16日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、地域密着経営を形にするー1.バースデーを祝う、です。

地域密着とは個客密着、このことは今までにも何度か伝えてきた。
個客密着とは、平たく言えば「仲良くなる」ことだ。

友達ではない。関係はお客さまであることに変わりがないが、心の距離感を
より短くすることが、仲良くなるということである。

そのためには、お客さまの「属性」を知ることである。同時に、整備工場や中販店の
担当者の「属性」を知ってもらうことである。

そのきっかけが「バースデー」だ。
バースデーは、齢が分かるし、星座なども知ることができる。このことから、より詳しい
パーソナルな情報を把握し、それらに対してアクションを起こしていくことだ。

バースデーを祝うには、車検や定期点検、あるいはオイル交換などの時に、
さりげなく誕生日を聞き出すのだ。家族全員の誕生日が聞ければ、なお結構なことである。

バースデーの前日に、「ショートケーキ」に「メッセージ」と「花一輪」を沿えて、自宅まで届ける。
共働きの家庭も多いので、夕方から夜8時ごろまでに届ける。

メッセージには、月並みなお祝いの言葉と、そのお客さまの特徴を入れた挨拶を
書くといい。例えば、「いつも笑顔が素敵な〇〇様、笑顔が絶えないように、健康でいてください~♪
笑顔に癒される〇〇モータース一同より」なんて感じだ。

この時だけは商売っ気を抜きにして、お祝いのメッセージだけにすること。これは絶対に守ることだ。
ショートケーキは、取引先にケーキ屋さんがあれば、そこと提携して取引をするのが
地域密着にもなる。花屋さんも同様だ。

これで500円から600円の費用ではないかと思う。
1000円以下の費用で、お客さまの笑顔が見られたら、費用対コストは完全に見合う。
500人のお客さまに実行しても、年間の直接的な費用は25万円である。

ちょっとした広告宣伝であれば、一カ月分の費用に相当する程度でOKである。
当然、嫌うお客もいる。その場合は、バースデーカードを送るだけでもいいではないか。

顧客管理に使っているコンピュータには、必ずお客の誕生日をインプットする枠がある。
いまこそ、この枠を使ってお客と仲良くなるきっかけを作ることだ。



株式会社ティオ
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