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整備単価アップで利益の改善をー5.新商品の販売

2011年12月09日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備単価アップで利益の改善をー5.新商品の販売、です。

整備単価を上げる手っ取り早い方法は「値上」である。
7,000円のレバレートを8,000円にすれば、一時間当たり1,000円の単価が上がる。

しかし、前に述べたように値上が、合理性があり、お客から見たときに納得性が
あれば、受け入れられるが、その逆であったらお客は静かに遠のいていく。

そこで、新商品の販売を機会に単価アップを図るのだ。
例えば、5Wのエンジンオイルしか置いてなかったら、0Wの高性能オイルを
置いて、販売をするのだ。

あるいは、普通のバッテリーではなく、アイドルストップ専用バッテリーや、
エコタイヤなど、高額商品に切り替えることで、単価アップは可能となる。

車検でも使用10年超専用車検とか、走行10万キロ超専用車検など新車検メニューを
投入し、基本工賃を値上するのだ。

また、スキャンツールを使った「コンピュータ診断」メニューを新発売する。
当初は、お試し価格で「0円」として、100台程度のモニター診断を行うのだ。

100台の診断をした結果、不具合率などのデータを収集し、コンピュータ診断の
販売促進資料として、活用すればいい。できたら、「お客様の声」を顔写真付きで
紹介できると、効果はグット上がる。

ある整備工場では、ディスクブレーキのローター研磨作業が毎月10台以上もあるという。
あまり取り組みをしてこなかった工場でも、「ローター研磨」というメニュー新設し、
販売することもできる。

そのための機器の購入や研磨技能など、事前に整えておかなければならないことも
多々あるが、その気になれば新メニューは色々と考えられる。

車検を中心に価格競争によって、整備単価は右肩下がりの状態が続いているが、
それに対策していかないと、赤字企業に転落してしまう。

そうならないためにも、整備単価アップは喫緊の経営課題である。
顧客争奪戦が厳しくなる中で、客数の増加を狙うよりは、単価アップに
舵を切ってみたらいかがだろうか。


株式会社ティオ
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