おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、達成率を高める車販目標を設定するー5.プロセスを目標化する、です。
個人別の目標台数を、経路別に細分化する。
経路別とは、営業活動別目標台数ということだ。
代替台数、増車台数、開拓新規台数、紹介台数の前年実績に、方針を加味してそれぞれの
台数目標を決める。私は、代替と増車で6割、新規開拓で2割、紹介で2割を目安としている。
こうした営業活動別目標を作るのは、活動をより具体化するためである。
営業マンは、行きやすい顧客のところには足蹴く通うが、そうでない顧客や活動には、
足が遠のく。
こうしたことが、売り損ないや活動遅れに繋がってしまい、せっかくの顧客資源を
ムダにしてしまう。そうならないためにも営業活動別目標台数を決めることだ。
経路別目標台数が決まったら、それぞれのアプローチリストを作成する。
代替であれば、代替見込み客のアプローチリストを作成する。
代替は、車検、過走行車、長期保有、ローン完済、ライフイベント(結婚、就職、出産、
新築、増改築、就学など)などからリストを作成する。増車も同様に、増車のきっかけ
になる変化があるるので、その顧客をリスト化する。
紹介販売では、紹介依頼先をリスト化すること。つまり、誰に紹介依頼をするかを、
明確にして目標の達成率を高めるのだ。
出来上がったリストは、月別活動先リストに落とし込む。
そのリストは、壁に貼り出して、確実にコンタクトが取れているかをチェックする。
リスト化しても、行動しなければ宝の持ち腐れである。
そうならないためには、行動を「見える化」しておくことだ。
新規開拓は、ポスティング配布枚数とエリアを決めること。
これも何月に、どこで、何枚ポスティングするかのスケジュールを決め、
壁管理をすること。
HPや雑誌、飛び込み、イベントなどについては、過去実績をもとに台数目標を設定するが、
ここでは、問い合わせ件数、接触件数などの目標も合わせて設定するとよい。
以上で個人別目標を、活動レベルに落とし込んだプロセス目標が設定できた。
今までの目標設定の流れは、一つの方法である。
したがって、自社オリジナルの目標の立て方でも結構である。
要は、前年比〇%アップと言う、単純な方法では目標達成の確率が低くいなるので、
達成に必要な「プロセス目標」を一緒に立てていくことである。
このプロセスには、色々なアプローチがあると思うので、自社の特徴を生かした
目標設定を考えてほしい。
中古車が売れない、といった話や場面を多く見聞きする。
だからこそ従来のやり方方法を踏襲するのではなく、新しい発想、新しいアプローチで、
現状を打破することだ。
改善から改革の時代である。
それに相応しい目標設定を目指すことだ。それが、勝ち残りの近道である。
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