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整備品質を左右する工程管理ー1.整備品質と工程管理

2011年08月24日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備品質を左右する工程管理ー1.整備品質と工程管理、です。

自動車整備フロントにおいて、多くの時間を「「行程管理」に費やしている。
工程管理とは、端的に言えば「納期管理」である。

お客さまと約束をした「整備品質」を、約束した日時までにお引渡しをすること。これが、
納期管理である。

この整備品質がお粗末であれば「苦情」や「クレーム」になる。また、約束の日時に遅れが生じても
同様なことになり、CSは低下してしまう。

そこで、ポイントになるのが「整備品質」だ。
皆さまは「整備品質」の中身をどようイメージしているのだろうか?

私は、整備品質は「性能・機能」に合致させる「出来栄え」と、適正な作業時間、それに適正料金
の3つの要素であると、考えている。

整備品質が良いというのは、早く確実にリーズナブルに修理し納品できたことだ。
確実に修理できたとしても、納期が遅かったり、ビックリするような高額であっては、良い
整備品質とは言えないのだ。

あるいは早くて安くても、何度も再修理が必要では、良い整備品質とは言えない。
つまり、3つの要素が一つでも欠ければ、整備品質はいいとはならない。

この整備品質を左右するのが「工程管理」である。
工程管理とは、作業指示から作業終了までの一連の業務を指す。

作業指示がお粗末であれば、確実な修理や作業時間に悪影響を与えてしまう。
また、不要な部品交換などで高額になってしまうこともある。

あるいは、作業指示後の進行管理が適時適正に行わなければ、納期遅れ
を生じることになり、苦情やクレームになってしまう。

フロント担当者は、工程管理とは「整備品質」を高めるために行うことを、しっかりと
心にとめて、業務を担うことである。

工程管理が良ければ、整備売上にも大きく貢献することにもなる。
あるいは、整備要員のモチベーションを高めることにもなる。
その意味でも工程管理はフロントの重要な業務と心得ておくこと。


株式会社ティオ
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