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中古車は高く売るより早く売れー3.在庫日数基準を作る

2011年08月19日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、中古車は高く売るより早く売れー3.在庫日数基準を作る、です。

在庫一日当たりの経費を知れば、10万円の利益を残すには、平均の在庫日数の
目安を付けられる。

目標は、30日である。つまり、1か月で1回転する商売をするのだ。
とはいえ、いきなり30日はキツイと思うので、45日当たりを目指したい。

45日は短いかと思うかもしれない。
店長や経営者に、90日も在庫したクルマをどうするかと聞くと、いつか売れる、
という。

確かに、何時かは売れるかもしれないが、何時までも待てないのが経営である。
したがって、短めの45日が適当ではないだろうか。

ここでいう45日とは「平均在庫日数」になる。
5日で販売するクルマもあるし、90日で販売するクルマもある。

で、ここが曲者なのだ。90日も在庫して販売しても、利益は雀の涙程度でしかない。
どんなに長くても60日で売り切っていくことだ。

そのためには、平均在庫日数の設定と同時に「長在日数」の設定も行うことだ。
当社の長在車の定義、これを決めておくこと。私は、前述のとおり60日としている。

この60日ルールを守るために、安易に「AA」で売るケースがある。
どんなに長在になっても、「AA」には出品しない。AA出品は、赤字を膨らませるだけで終わってしまう。

赤字で販売しても、エンドユーザーであれば、納車後のサービスや保険、あるいは用品
などで、挽回することもできる。

次の代替を取り込めば、車販利益も見込める。
だから、安易にAAで業者販売するのではなく、どんなことをしてもエンドユーザーに
販売することだ。

それでも売れないときは、中古車レンタカーや中古車リースとして販売する。
それもできなければ代車にしてしまうことだ。


株式会社ティオ
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