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定期点検を増やすー2:定期点検の3つの効果

2010年10月05日 | 生産・作業全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、定期点検を増やすー2:定期点検三つの効果、です。

定期点検は宝の山だ。

これは、昨日のTIO21ブログで示した利益貢献度が高いからだけではない。定期点検は、その他にもメリットがある。

メリットは、大きく数えて3つある。
一つは、利益貢献度、二つ目が接触頻度向上、そして三つ目が囲い込み度向上だ。

利益貢献度は、定期点検の売上がアップするだけではない。車検の入庫率を高め、保険の付保率を高め、自社代替え率を高める。つまり、トータルカーライフサービスの中心的な存在となり、バリューチェーンを実現させる効果がある。

だから、最近新車ディーラーの営業マンは、車検獲得よりも定期点検の獲得に力を入れるべく営業活動を強化している。定期点検に入庫いただければ、本来のノルマである新車販売目標に近づくことができるからだ。

二つ目の接触頻度向上は、結果的にお客さまとの心の距離を近づけることになり、頼られる工場、便利で重宝する工場としの地位を確保することができ、敷居を下げることになり利用頻度が高まることになる。

三つ目は、囲い込み度が高まることだ。メンテナンスパックという囲い込み商品があるが、それに匹敵する商品が定期点検なのだ。定期点検に入庫いただければ、親しみ度が増し、オイル交換やパンク修理、そして車検などにも入庫いただけるようになる。

定期点検に入庫いただけることは、車検の入庫予約をいただいたこととイコールの意味を持つのだ。これこそが、囲い込みというモノではないだろうか。

つまり、定期点検に入庫いただければ、他の取引も比較的スムースに進めることができるようになり、結果的に囲い込むことになるのだ。

明日に続く。


株式会社ティオ
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