イニシャルは「Ｋ・Ｗ」

ふと、思い出してしまった。
イニシャル「Ｋ・Ｗ」さん。

あれは小学校３年生の時のこと。
夏休みの宿題の読書感想文で、賞をもらって、市の表彰式に行った。
小学生時代、よく読書感想文では学校代表となっていた私。
学校代表にはなるものの、市の表彰式に呼ばれたのは、３年生の時だけ。

その時の、最優秀賞が「Ｋ・Ｗ」さん。
私の２つ年下だった。
最優秀賞だった彼女は、みんなの前で自分の作品を朗読していた。
その時の私の感想…

「それ、あなたが書いたんじゃなくて、あなたのおかーさんと
担任の先生が、書いたんでしょ？
最優秀賞は、あなたの実力じゃないのよ。」

読書感想文は、いつも私が書いたあとで、
必ず母が校正し、そのあとさらに担任の先生が校正を行っていた。
そんなの、私の作品じゃなくなっちゃってるじゃん！
って思っていたから、「Ｋ・Ｗ」さんに対しても、そう思ってしまった私。

今、思うと笑える。
ってゆーか、「Ｋ・Ｗ」さんに対して、失礼極まりない。。。
自分がそうだからといって、「Ｋ・Ｗ」さんの事もそうだと決め付けて
しまった自分も笑えるし、そんな作品で賞をもらっていた自分自身も笑える。

今、「Ｋ・Ｗ」さん、何してるんだろう？？
あなたは私の存在も知らないだろうけど、
私は、あなたの事をフルネームで覚えているわ♪（笑）
あー、でも、顔は忘れちゃったなぁ。。。
女性だから、結婚すると姓が変わってしまうから、
もし、どこかで再会することがあっても、
気付けないなんて、淋しいわ。。（笑）

あ、そうそう♪
小学校３年生以来、読書感想文の優秀作品集が発刊されるたび、
自分の作品のページを確認したあとで、
いつも「Ｋ・Ｗ」さんのページを探してた。

もーーー、ホント、笑える！！！