ピアノの発表会を目前に控え、
とても上手に弾けるように仕上げてきたナナちゃん。
両親が共働きゆえに、学校が終わると児童センターへ。
夕方6時にママがお迎えにきてくれて
自宅マンションに帰宅するのは、6時半。
マンションゆえに、しかも電子ピアノではないので
音量調節できず、ピアノの練習は7時までしかできない。
ナナちゃんには、4歳と2歳の弟がいる。
ママが食事を作る間は、二人の弟の子守。
そんなナナちゃんには、本当に練習時間がない。
それなのに、しっかりと練習をしてきた。
本当に素晴らしいと思う。
「ナナちゃん、本当に上手になったね。」という私に
「せんせい・・・
ナナちゃんね、来年の発表会は・・休憩する。
なんか、ピアノを習い始めてから
毎年毎年、発表会に出て、ちょっと疲れちゃったの。」
と、切ない表情でつぶやいた。
でも、うちの教室では、発表会は強制参加にしてないので
「うん、それでいいよ♪
じゃぁ、来年は発表会はお休みしたらいいんじゃないかな。
絶対に出なくちゃいけないモノではないから♪
また、出たくなった時に出ればいいよ♪」
と、気軽に対応したら、
「んーーー・・・
でも、
やっぱり、簡単な曲だったら弾けるから
来年は、簡単な曲で出ようかな・・・
あ、でも・・・あ、どうしよう。」
と、またつぶやきだした。
まぁ、発表会が終わってから、またゆっくり考えて決めようねと
促しておいたけれど。
こんな気持ちになるほど、ナナちゃんが努力したのが伝わってきて
なんだか、こちらまで切ない気持ちになってしまった。
発表会まで、あと二日となりました。
・・・私も演奏するから、努力しなくちゃ。
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