妙高市 地域のこし協力隊・サポート人ブログ~妙高発 広げよう地域の輪・和・話~

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妙高と富山~スゲで繋がりました~

2014年12月08日 | 平丸地区

初雪で大雪だった先週末の6日。

あらい道の駅で富山テレビ放送http://www.bbt.co.jp/の生中継がありました。

 

富山の福岡町では「菅傘」が特産で、

2009年(平成21年)には、「越中福岡の菅笠製作技術」として、国の無形民俗文化財の指定を受けたそうです。

妙高市平丸地区も地域のこし協力隊が入り、スゲ細工の継承に取り組んでいます。

今回、この「スゲ」が縁を繋いでくれました。

どちらも来年の干支の「未」です。

左が平丸のスゲ細工です。

富山からきたひつじさんは、クリスマス仕様なのかな?キラキラでしたよ☆彡

 

スゲ細工はその継承が課題です。

少子高齢化により作り手も減り、制作には手間も時間もかかります。

スゲは育てて刈取り、干して、湿度がちょうどよい冬に制作をします。

スゲ刈りは真夏にぐっと集中して行い、一気に干します。

いろいろな背景がありますが、絶やしたくない、と思う気持ちは

富山も平丸も同じなのだと思います。

 

平丸のスゲ細工は十二支が有名です。

個性的で、日本の干支を素晴らしく表現してあります。

富山の菅傘は暑い夏にかぶると涼しく、冬は雪をよけてくれます。

 

勢ぞろい(*^。^*)

 

材料を育てるところから、作品の完成まで、すべて人の手仕事。

この温もりを継承していくことが大事なんだろうなと感じました。

 

平丸地域でどのようにしてスゲ細工が伝えられてきたのか、

生活にどうかかわってきたのか・・・そして長い年月を経て現在。

そういった背景を知ることで、また違った角度から感じることができます。

 

十二支のスゲ細工を目の前に、彼らの歴史にまで思いをはせてしまった

そんな雪の日の時間でした。

 

スゲが結んだご縁。

いつか、富山にもうかがえるといいなと思います。