初雪で大雪だった先週末の6日。
あらい道の駅で富山テレビ放送http://www.bbt.co.jp/の生中継がありました。
富山の福岡町では「菅傘」が特産で、
2009年(平成21年)には、「越中福岡の菅笠製作技術」として、国の無形民俗文化財の指定を受けたそうです。
妙高市平丸地区も地域のこし協力隊が入り、スゲ細工の継承に取り組んでいます。
今回、この「スゲ」が縁を繋いでくれました。
どちらも来年の干支の「未」です。
左が平丸のスゲ細工です。
富山からきたひつじさんは、クリスマス仕様なのかな?キラキラでしたよ☆彡
スゲ細工はその継承が課題です。
少子高齢化により作り手も減り、制作には手間も時間もかかります。
スゲは育てて刈取り、干して、湿度がちょうどよい冬に制作をします。
スゲ刈りは真夏にぐっと集中して行い、一気に干します。
いろいろな背景がありますが、絶やしたくない、と思う気持ちは
富山も平丸も同じなのだと思います。
平丸のスゲ細工は十二支が有名です。
個性的で、日本の干支を素晴らしく表現してあります。
富山の菅傘は暑い夏にかぶると涼しく、冬は雪をよけてくれます。
勢ぞろい(*^。^*)
材料を育てるところから、作品の完成まで、すべて人の手仕事。
この温もりを継承していくことが大事なんだろうなと感じました。
平丸地域でどのようにしてスゲ細工が伝えられてきたのか、
生活にどうかかわってきたのか・・・そして長い年月を経て現在。
そういった背景を知ることで、また違った角度から感じることができます。
十二支のスゲ細工を目の前に、彼らの歴史にまで思いをはせてしまった
そんな雪の日の時間でした。
スゲが結んだご縁。
いつか、富山にもうかがえるといいなと思います。