途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

高尾山~城山~景信山~陣馬山(ピストン)

2016-01-15 | 奥多摩・高尾
2016年1月15日

高尾山単体は6、7年前くらいに訪問した経験があったものの、これは本格的にハイカーとして活動していたわけではないのでノーカウントとすれば、ハイカーとしては初の山域となります。
初の高尾山域でおそらくそう何度も来ることはないと思い、せっかくなので陣馬山までの奥高尾縦走路でピストン山行を行いました。

6:25 高尾山口駅
6:35 高尾山・清滝駅
7:00 稲荷山
7:30 高尾山 7:45
7:50 もみじ台
8:10 一丁平
8:25 城山 8:30
8:45小仏峠
9:05 景信山 9:20
10:15 明王峠 10:20
10:50 陣馬山 11:20
11:45 明王峠 11:50
12:40 景信山 12:50
13:10 小仏峠
13:35 一丁平
13:50 高尾山 13:55
14:20 金比羅台
14:35 高尾山・清滝駅
14:50 高尾山口駅
所要時間:8時間25分

■天候:曇のち晴

■コース状況
駐車場~高尾山
高尾山口駅から清滝駅へ舗装路を歩いたのちに山頂を目指します。
高尾山頂へは複数の登山道があるので、歩くルートの確認が求められます。

高尾山~城山
奥高尾方面へはケーブルカーと反対方向です。
奥高尾方面も非常に明瞭で整備の行き届いた綺麗な山道です。
階段がわりと多いです。

城山~景信山
鞍部の小仏峠まで下ってから景信山に登り返します。

景信山~陣馬山
広い景信茶屋の先で景信山山頂標及び陣馬山方面への道とトイレに分かれています。
当日は景信山付近から特に残雪が目立ちました。
雪解けでぬかるむので注意したいです。

全体的に道は明瞭なので向かうルートを間違わないように確認するくらいで大丈夫だと思います。


自宅から下道と入間IC~高尾山IC間は馴染みの薄い圏央道を利用して約1時間半で有料駐車場に到着。
駅前にはもはや高尾山名物の一つでもあるバニラスウィートが聳え立ちます。
時刻はまだ6:20にも拘わらず、すぐ近くの高尾山口駅からは次々とハイカーが出てきます。


腹痛から逃れる為、トイレを利用した後、準備を整えてまだ静かなケーブルカー山麓の清滝駅に移動します。
尾根歩きの稲荷山コースからまずは高尾山を目指します。


下界の車の音を聞きながら階段や尾根を緩やかに登ります。
高尾山頂を目指す早朝ハイカーさんがうまいこと分散されたのか辺りに他の登山者がいません。


展望台経由で歩くと、程なく山頂までのほぼ中間地点である東屋のある稲荷山。
展望台らしく開けていますが、まだ若干雲が覆っています。


さらに階段でグングン標高を上げていきます。
山頂が近付いてきていることがわかります。
この稲荷山コースは要所要所で山頂までの距離が記されているのでありがたいです。


蛇は厄介ですね。
今後に向けて熊や蛭への対策は考えていたが、蛇は忘れていました。
山頂が近付くにつれてベンチが増えてきます。


道標を確認して高尾山頂・ビジターセンター方面に向かいます。
最後の階段を登り込むと、


開けた高尾山頂。
展望が望めますが、遠方は雲の影響でまだ幾分隠れています。


山頂広場に進むと自販機やビジターセンターがあります。


高尾山(599m)で地鶏に苦戦していた外国人ファミリーがいたので写真を撮り合います。
さらに世界一の登山者数高尾山の山頂を歩きまわると東屋が確認できます。
恐るべき人気の高尾山でもまだ15~20名程度の静かな山頂です。


本日はここから陣馬山に向けてピストン山行を遂行します。
しかし折り返し地点の陣馬山まで約5時間表示って先が長いな。
念入りに奥高尾方面の表記があります。
まあこれくらいしないとケーブルカー、高尾山口駅方面と勘違いして歩いてしまう人が大勢いるだろうと思います。


高尾山より5分程でもみじ台。
売店は1、2月は土日のみの営業で本日(金曜日)は立入禁止のロープがかかっていました。
ここにもトイレがあります。
奥高尾縦走路は殆どのポイントにトイレが設置されています。


もみじ台より先は長い階段で一気に急降下します。
白いので最初は霜かと思ったが、なんと雪です。
どうやら数日前都内で降ったという雪が残っているみたいです。
雪を見たのは11月30日の雲取山+妙法ヶ岳山行以来今シーズン2度目です。


展望抜群の一丁平。


さらに歩き続けて城山。
電波塔も確認します。


城山茶屋は帰りも閉まっていました。
ルートを間違わないようしっかりと確認します。
陣馬山までまだ7.8kmもあります。
本当にピストンで帰って来れるのだろうか。


城山からは樹林が増えてきてより登山道らしくなってきます。
小仏峠手前にも視界の開けた箇所があります。


ベンチ、石碑、東屋を確認して、小仏峠を通過。


小仏峠から登り返して景信茶屋に出ます。
景信茶屋は帰りは開いていました。
茶屋前に山頂標がありますが、陣馬山方面にもう一つの山頂標があります。


景信山は今回の山行の通過点であり、人気の高尾山と陣馬山の間に挟まれて少々地味な印象でしたが、素晴らしい展望に恵まれていて、この山域の情報に乏しい私はいい意味で期待を裏切られました。
トイレも積極的に利用させて頂きます。


一旦まだ開いていない茶屋前に戻って絶景を楽しみながら小休止していきます。


景信山(727m)。
まだこの時点では景信山にいいイメージを持っていましたが、ここは帰りに波乱が起こる現場となります。


景信山より先は雪が増えてきます。
広い山道を淡々と歩きます。


するとチェーンソーの音が聞こえ、進んでみると伐採作業中のようでした。
往復ともに堂所山には寄り道せず陣馬山を目指します。



大規模な伐採が行われています。
雪はあるが、アイゼンの心配をするほどではありません。


明王峠で陣馬山に向けて往路最後の休憩をとります。


陣馬山までのルートは多少アップダウンがあるものの傾斜は基本緩いです。


人工物が見えてくると、ようやく陣馬山(855m)に到着。


陣馬山のシンボル白馬像。


清水茶屋は開いていました。
富士山を中心とした絶景を楽しみます。


食料は持っていたが、誘惑に敗れて清水茶屋で¥300でシーフードヌードルを購入しました。
展望が素晴らしいので長居したくなりますが、まだここはゴールではなく折り返し地点でありピストンで起点の駐車場まで戻らなければなりません。
名残惜しいですが、食事を済ませたら復路を歩き始めます。


明王峠に戻ると、往路で抜いたハイカーさんとお会いして話し込みます。
やはり残雪は数日前都内で降ったという雪みたいです。
往路では気にならなかったが急坂がありました。
急な下りにはトレランも苦戦しているようです。


白沢峠では673mピークを巻きます。
景信山は巻かずにピークを目指します。
事件は景信山で起きました。
景信山山頂部の乾いた地面にあるベンチで寛いでいるグループを避けて通るため、急激な雪解けで泥々の地面を歩くと、足を取られ転倒してしまいます。
不運にも景信山頂撮影の準備で手に持っていたカメラが泥を被って使用できなくなってしまいました。
帰りは怒りのケーブルカー使用も考えましたが、一般的な1号路を歩いて下山しました。


■その他
急激な登り込みを強いられる山行とは違い、アップダウンの傾斜はそこまできつくはないが、淡々と長々歩く感じで距離的にもなかなか手応えのあるルートで適度な疲労感を味わいました。
高尾山口付近に¥1000の温泉がありましたが、料金も高めであり、早く自宅に帰りたかったので立ち寄りませんでした。

カメラ故障という最悪な波乱があったが、近いうちに新たなカメラを購入して使用していたカメラをサブカメラにまわす予定だったものの悩み続けていたので、よく考えればこれで決断できました。
新たなカメラに関しても機能性も大事だが、今後の長時間山行で負担にならないよう軽量感、コンパクト感を重視したいと考えています。

あー、これで遠征が1つ減ったな、

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