車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

白兎(はくと)神社 in 鳥取市白兎

2017年03月14日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・鳥取県

鳥取市白兎、身干山(みぼしやま)に鎮座される「白兎(はくと)神社」。御祭神は『白兔神(はくとしん)』『保食神・豊玉比売』を合祀。

「身干山」とは読んで字の如く、因幡の白兎が身を乾かした山と伝えられている地。サメをだまして海を渡った白兎は、つい余計な一言を言ったばかりに皮を剥かれてしまいます。痛さに泣き苦しんでいる白兎を見た大国主命は「清き水で身を洗ったのち、蒲の穂綿にくるまりなさい」と教えてやり、兔は元の白兎に戻る事が出来ました。

前置きが長くなりました。神社由緒に「古事記に曰く淤岐ノ島に流された兎海の和邇を欺きて気多之前まで渡らむとせしが欺きを知りたる和邇により悉く衣服を剥がれ泣き悲しむ兎に八十神の命もちて海塩を浴みて風に当り伏せれば前にも増して痛みはげしく、ここに大穴牟遅神(大国主命)その兎に教へたまはく「今急くこの水門に往きて水もて汝が身を洗ひて、水門の蒲黄を取りて敷き散らしその上に輾転てば汝が身、本の膚の如必ず差えなむものぞ」と教へたまひき。かれ教の如せしかば、その身もとの如くなりき。~日本医療の発祥の地であり古来病気傷痍に霊験あらたかな神様である。往古兵乱に遭い社殿を焼失衰微すること久しかったが、慶長年中(1596~1615)鹿野城主亀井武蔵守茲矩が奇瑞の夢によって社殿を再興し、社領20石2斗を寄進。大正元年(1913)、気多ノ前の神ヶ岩にある「川下神社」を合祀。」

同じく公式HP:先代宮司の考察として「白兎とは、神話時代にこの地方を治め兎の如くおだやかで信望の高かった一族のことだろう。航海を業とする一族は、沿海を脅かす「わに」と呼ばれる賊と淤岐之島付近で戦い、最後の一戦で負傷してしまった。その時「大国主命」に助けられ、共に協力して「わに」を討伐してこの地方を治め、大穴牟遅命には八上比売を嫁とらせた。その事もあり、縁故の深い此の山に宮居を定めるに至り、後世までも白兎神として崇敬される様になったものであろう」画像左「気多ノ前」、右に「淤岐之島」

参道の石段右手に【鰐の背に 似たる岩見ゆ蒲ならぬ 波の花散る気多の岬に 北里闌(たけし)】

歌碑の後方に「蒲」

石段左手に『大国主命と八上比売』、見守る『白兔』の大きな砂像。『大国主』に助けられた兎は、『八上姫』との婚姻を取り持つのですが、このことから「縁結びの神」として信仰されるようになりました。また『白兔神』に願えば、「遠国にいても早く国に帰れる」とも言い伝えられています。

参道二の鳥居

参道右手の「御身洗池」は『大国主』に教えられて、白兎が傷口を洗い治療したといわれる池。古来よりどんな旱天・豪雨の時でも水位の増減がなく、「不増不減(ふぞうふげん)の池」と呼ばれています。

はるか古代の昔、海はこの池の近くまで迫っていたと云われています。神話が教える不思議は、遥かな時代を超えて、なお今も確かに息づき、私たちに様々な不思議を語り掛けてきます。

境内入ってすぐより神域を守護されるのは建立年代不明の出雲丹後構えの狛犬さん一対。阿吽ともに高くお尻を上げ、大きな目で参拝者を出迎えてくれます。

拝殿・紋幕には「亀甲に剣花角」の御神紋。

明治29年(1896)建立の御本殿・幣殿・拝殿。画像は2012年4月参拝時で、この翌月5月の強風で、千木・外壁が損傷してしまい、屋根葺替の修理がなされました。

2016年12月の参拝。御本殿の屋根は綺麗に修復が施されています

御本殿を支える菊座石。「本殿を支える土台石に菊の紋章が彫刻(二十八弁)してあります。 近郷の社は、全国的にも珍しく、神社創設が皇室と何らかの関係があったものと云われています。」公式HPより

「白兎海岸に浮かぶ淤岐之島。因幡の白兎と大国主命」絵馬

一の鳥居から二の鳥居までの石段に建立された石造灯篭。その上でとんだり跳ねたり、佇んだりと可愛らしいウサギ像。ウサギの足元に積まれた白い石は「良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康」の5縁を示す「結び石」。鳥居に乗せて、願い事が叶うように祈ったり、ウサギの足元に、願いを込めて置いたり・・・

参拝日:2012年4月17日&2016年10月21日

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2012年4月の車泊旅ではこちらの道の駅で車中泊をさせて頂きました。店内にはお土産に最適な商品も沢山揃えられており、楽しい時間を過ごす事が出来ました。マスコットの「ウサギの駅長:命(みこと)くん」。本物なので触る事は出来ませんがモフモフが可愛い!!

車で旅をするものにとってこのような道の駅は、本当にありがたく大切な場所です。

改めて、その節は有難うございました。

 


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