車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

穂高(ほたか)神社の道祖神 in 長野県安曇野市穂高

2022年06月22日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・長野県

穂高神社の境内で一際異彩を放つステンレス製の「尉(じょう)と姥(うば)」。初めて見た時はそれはもうビックリ😲!。何故に?故に?高砂の主役がここに??と思ったのですが・・実はとんでもない勘違い😅

「境内にはステンレスで作られた日本唯一の「健康長寿道祖神」が祀られています。これは長野県が平成25年に長寿日本一として認められたことを記念して、ステンレス彫刻家として著名な当地在住の中嶋大道先生により制作されたもので、ステンレスの変わらぬ輝きのように健康長寿でありますようにとの願いが込められております。翁と媼が笑顔で寄り添う像の握手部分には健康長寿に加え、夫婦円満・縁結びの御利益を授かる「手撫で詣り」が行われています。穗髙神社参拝の折には、併せてお参り下さい。」公式HPより

という事で道祖神の御朱印を頂きました。少しずつお互いの年齢を意識し始めた二人、願うのは健康に裏打ちされた長寿。この二人のように何時までも、共に白髪だけになっても、その白髪さえ無くなっても😄、こんな風に寄り添って生きていたい。

さて、穂高神社の境内には文字碑、双体碑合わせて二十四基の道祖神が祀られています。中でもとくに観光客に人気なのが「餅つき双体道祖神」。現地駒札には、餅つき道祖神の由来と寄贈者の名が記されています。

「群馬県安中市上秋間二間茶屋に餅を搗いている男女の双体石像が有る。寛政八年(1796)と銘があり、部宅では昔から道祖神として崇められてきた。杵を男性、臼を女性に見立て、男女の睦事を「餅搗き」とし、夫婦円満の神として祀った。道祖神に餅搗き像を思いついた江戸時代の庶民感覚に感心する。~ 寄贈 穂高町有明 田中博氏」

穂高神社境内に、旧千国街道の名残がわずかに残された一画があり、二つの覆い屋の下に「塩の道 道祖神」が保存されています。

「千国街道 ( 塩の道 ) 道祖神  ここは昔、安曇野を南北に結んだ千国街道です 北は遠く日本海に通じ、上杉謙信が運んだ塩の道と呼ばれています過疎の村里に取り残された道祖神、三十三夜塔を関係者の願いにより由緒深いこの場所にお祀りいたしました安曇野に点在する道祖神とは違い砂岩で作られており趣が異なった道祖神です。」現地駒札より

「祝言:酒器双体道祖神」幸せのオーラに包まれた二人・・何という優しさでしょう。

「庚申仏塔」

摩耗が激しく種類の判別が出来ませんが、仲良く寄り添う姿から「肩抱き双体道祖神」と推測。

「双体道祖神」一基、「二十三夜塔」には「寛政八丙辰年(1796)五月天吉辰 新野氏 」の刻。

ぱっと見た瞬間「二人の仙人」・・と思ってしまった「双体道祖神」。男女神ともに、まるで双子のようにお揃いの不思議な髪型をしておられます。

「この道祖神は、元は北安曇郡美麻村高出品生にあり、昔から縁結びの道祖神として信仰され、一年に一回一月十五日に道祖神祭を行われていた道祖神です。」現地駒札より

大切に大切に・・遠い昔から縁を結ぶ神として祀られてきた双体道祖神。結んだ縁の数は数えきれない程であったと思います。

「馬頭観世音像」・「馬頭観世音菩薩文字碑」

道祖神ではありませんが、御祭神:穂高見神の化身とされる「日光泉小太郎像」。

「大昔この安曇野一帯が漫々と水を湛えた湖であった頃、この湖に犀龍と云う者が住んでおりました。この犀龍と東高梨の池に住む白龍王との間に男の子が生まれましたので、日光泉小太郎と名づけました。母の犀龍は自分の姿を恥じて水底深く隠れ住んでおりましたが、小太郎は母をたづねさがし熊倉下田の奥の尾入沢と云う処で初めて母に逢うことが出来ました。この時犀龍は「私は諏訪大社大明神の化身である、だからお前と力を合せて、この湖の水を落し陸地として人が住めるように致しましょう」と語って山清路の大岩をつき破り更に水内橋下の岩山を開いて安曇、筑摩両郡にわたる平野を作りあげそれ以来その川を犀川とよぶようになったと伝えられています。又、小太郎の父白龍王は海津見神であり小太郎は穂高見神の化身といわれ治山治水の功績を称えております。」公式HPより

境内の一隅、注連縄に護られた「仁王石」「穂高大明神地内に先年神宮寺これ有り候処。石川玄番の御代中におつぶし相成り。門前に仁王これ有り。其後浅間村へ盗み取られ、其の後右跡へ古木を仁王と唱え居り候えども、歳来る故霊木に相成り。4ヶ村一同談事の上、寄進にて牧村地内より大石を2つ引き当て、正月中より数日大勢罷り出で、2月8日引き付け立つる。後日の為斯くの如くに御座候。依って件の如し。現地駒札より 

穂高神社の紹介、ラストの明日は境内にある句碑・記念碑・文化財その他諸々、まとめて紹介します🌸。

参拝日:2016年4月19日


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