相変わらずの噓つきは治らない。南ス―ダンであったジュバでの7月に起きた大規模な戦闘について″戦闘ではなかった″と言い張っている。安倍首相のその目的はなにか言わずと知れた南スーダン派遣自衛隊に何とかして″駆けつけ警護″(つまり国連PKO -平和維持活動で戦闘が発生した時、自衛隊の宿営地防衛、又離れた処にいる他国軍や国連メンバーが戦闘になったとき、そこに駆けつけて一緒になって戦闘する事)をやらせたい一心なのである。(日本の国連PKO派遣ではPKO五原則があり、和平が損なわれた場合は撤退ということになっている)
何故そんなに一生懸命なのかはそこで戦闘行為の″実績″を作り、自衛隊が戦死というような犠牲を出しても武力を行使したという実績を作りたいのである。
そうすればそれはやがて国内の好戦意識に火をつけ一挙に″美しい国日本″-戦前型高度国防国家が完成するからである。(それが彼の描く今後の我が国のコースであるが残念ながら最近の国民の抵抗はおそらく思った以上であろう-この間の参議院選挙で東北は六県中、五県で野党が勝利した)
彼(安倍首相)が正義感が非常に強くて海外の平和の為に自分の生命を賭して頑張るなどという事はあり得ない。福島の例を見ても明らかだ。自分の政治の宣伝にする為にオリンピックをなんとしても招致したくて″汚染水は完全にブロックされている″とかいう御仁である。″正義感が強い″などあり得ない事である。
又昨年のこの安保法が問題になっている去年7月、この法律が通れば″自衛隊員のリスクは軽くなる″とも言っているわけで、それらを総合すれば彼の南スーダンでなんとしても自衛隊の撤収を図らないのはその野望があるからである。(国防軍結成、海外への派遣の自由化、中東、アフリカでの米軍との共同戦闘行動)これらが目的であることは透けて見える。彼の言葉は少なくないものがその場しのぎ、しかしそれは一定期間の他の言葉とつなぎ合わせるとその本位が見えてくる。
小池氏の一見ソフト路線に騙されたら百年目である。東京10区の衆議院補欠選挙及び福岡6区の補欠選挙で自民党候補を勝たせることはそのまま自衛官の生命につながる。現地の方は心して選挙にあたってもらいたい。