tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良カルチャーセンター(ミ・ナーラ 5階)で講座「奈良時代の歴史を彩った人たち」、12月17日(金)は「聖武天皇」!(2021 Topic)

2021年12月14日 | お知らせ
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、毎月第3金曜日、「ミ・ナーラ」(奈良市二条大路南1-3-1)5階の「奈良カルチャーセンター」で、歴史講座「奈良時代の歴史を彩った人たち」を開講している。12月17日(金)は、同会会員の西慶子さんが「聖武天皇」をテーマとして講話をされる。

初回に入学金(@5,500円=支払いは当初1回のみ。だだし70歳以上は無料)を払い、その後は連続する3回分を前払いする(7,260円=@2,420円×3回)というシステムだ(3回分は、いつからスタートしてもOK)。お申し込みはこちらのフォーム、またはお電話で(0742-30-1811)。今後の予定は、

12/17(第2回)聖武天皇 西慶子さん
1/21(第3回)光明皇后 青木章二さん
2/18(第4回)行基菩薩 小野哲朗さん
3/18(第5回)藤原不比等と四兄弟 西川年文さん
4/15(第6回)鑑真 鈴木浩さん
5/20(第7回)孝謙天皇・称徳天皇 前田康一さん
6/17(第8回)藤原仲麻呂 加地潤二さん
7/15(第9回)大伴家持 福井洋さん


12/17の講座には、私も出席するつもりである。たくさんのお申し込みをお待ちしています!

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ナラニクル「奈良の語り部講座」、12月19日(日)は「森鴎外の奈良時代」!(2021 Topic)

2021年12月13日 | お知らせ
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎月第3日曜日、奈良市観光センター(「奈良市中部公民館」が入る建物内)1 階奥の「NARANICLE 多目的スペース」で、90分( 13:30~15:00)の講座を実施している。参加費は500円(資料代として)で、要申し込みだ(申し込み先は、order@narashikanko.or.jp)。今月開催されるのは、

12/19(日)
森鴎外の奈良時代~帝室博物館総長と正倉院~
講師:石田一雄さん

森鴎外は晩年、帝室博物館(当時東京・京都・奈良の国立博物館は一つの組織)の総長として、毎年正倉院の開封時期に奈良を訪れていました。雨が降ると扉が閉じられるので、その間は精力的に周辺の寺社を巡っていました。そのとき詠んだ和歌「奈良五十首」を含め、当時の様子をご紹介します。

【参加費 】 各回 500 円(受講料・資料代)
【定 員 】 各回 13 名/要申込・先着順
【会 場 】 奈良市観光センター1 階奥「NARANICLE 多目的スペース」
【日 時 】 毎月 1 回開催 13:30~15:00


来月以降の予定は、以下のチラシをご覧いただきたい。たくさんのお申し込みをお待ちしています!

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油煙墨(ゆえんぼく)煤(すす)をかためた 奈良の墨/毎日新聞「かるたで知るなら」第33回

2021年12月11日 | かるたで知るなら(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、同会が制作した「奈良まほろばかるた」を題材に毎週木曜日、毎日新聞奈良版で「かるたで知るなら」を連載している。

今週(2021.12.9)掲載されたのは〈1000年残る文字を/油煙墨(奈良市)〉、執筆されたのは、ソムリエの会のサザエさんこと増田優子さんだ(奈良市出身・在住)。増田さんは古梅園や興福寺に何度も足を運び、臨場感あふれる文章に仕上げてくれた。では、記事全文を紹介する。

〈油煙墨 煤をかためた奈良の墨〉
奈良墨は奈良市で生産され、現在、固形墨の国内シェア90%強を占め、経済産業省の伝統的工芸品に指定されています。わが国で最初に墨について書かれた文献は『日本書紀』で、610(推古天皇18)年、高句麗の僧・曇徴(どんちょう)により製法が伝来。飛鳥時代以降、仏教の布教や朝廷の事務などで需要が高まりました。
 
奈良墨は室町時代、財力豊かな興福寺の二諦坊(にたいぼう)で灯明(とうみょう)の煤(すす)を用いて作られた「油煙墨(ゆえんぼく)」が起源とされ、それまでより、はるかに濃く、艶があり、「南都油煙」と呼ばれ、全国に流通しました。しかし、時代の流れで寺社お抱えの墨職人は独立し、墨の商いをするようになりました。その代表は1577(天正5)年創業の古梅園 (奈良市椿井(つばい)町)で、現在も製法は受け継がれています。

窓のない蔵で菜種油などの量で炎を加減、土器に付いた煤を採ります。そして動物の骨や皮から生成した上質の膠(にかわ)の溶液と香料を混ぜ、手足で練り木型に入れます。次に木型から取り出して灰で乾燥。さらに藁(わら)でくくり、天井からつるし、自然乾燥させます。最後に磨きをかけ、金粉や顔料などで彩色する匠(たくみ)の技が今も続いています。

墨で書いた文書が1000年以上も保存できるからこそ、日本の歴史は現代に伝わりました。今で奈良墨は書道、写経で大切に使われています。今年は奈良墨をすって香りも楽しみつつ、年賀状を書いてみてはいかがでしょう。古梅園では11月~4月に予約すれば「にぎり墨体験」ができ、墨の製造過程も見学可能です。(奈良まほろばソムリエの会会員 増田優子) 

【興福寺】
(住 所)奈良市登大路町48
(交 通)近鉄奈良駅から徒歩約5分、JR奈良駅から徒歩約20分
(拝 観)9~17時(最終受付は16時45分)
(料 金)国宝館は大人700円、東金堂300円。中金堂は現在、拝観停止中
(寺務所)0742・22・7755


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第8回「珠光茶会」は、2022年2月7日(月)~13日(日)(要事前申し込み)/「親子で大茶盛」はいかが?

2021年12月10日 | 奈良にこだわる
第8回「珠光茶会(じゅこうちゃかい)」は2022年(令和4年)2月7日(月)から13日(日)まで開催される。パンフレットは、こちらこちら(いずれもPDF)からダウンロードできる。珠光茶会とは何か、主催者(奈良市)の公式HPによると、

珠光茶会とは
世界遺産「古都奈良の文化財」をはじめ、奈良には、いにしえより受け継がれるさまざまな伝統が今も息づいています。そのなかのひとつに、茶の湯があります。遣唐使が唐の団茶を日本に伝えて以来、奈良の地と茶の文化との関わりは続いてきました。奈良とゆかりの深い茶人には、少年時代を大和郡山で過ごした小堀遠州や大和小泉藩主の片桐石州などがいます。

なかでも室町時代に奈良に生まれた珠光によってつくりだされた「わび茶」は、その後、千利休によって大成され、今日に伝わる茶の湯の基礎となりました。日本を代表する文化のひとつである茶の湯の、まさに「原点」をつくりだした珠光。その誕生の地である奈良の魅力を、茶の湯を通して発信していきたい。その思いを込めて立ち上げたのが珠光茶会です。




今回も売れ行きは順調のようだが、西大寺の「光明殿」で2/12(土)に行われる「親子で大茶盛」(お茶会「参」)は、時間帯によっては定員まで余裕があるそうだ。1日6回(席)・1回(席)あたり6組(1日計30組)限定、1組1,500円の茶会である。公式HPには、

価格/1組1,500円 ※保護者1名につき、子ども2名まで
内容/ 大茶盛(親子での参加)、本堂拝観、お茶に関する特別展観、
   「親子で大茶盛」オリジナルパンフレット
会場/ 西大寺(光明殿)
時間/ 午前9時~午後4時半(時間指定制)
※「子ども」とは、小学生・中学生が対象となります。
※全てのお席を時間指定制で行い、一席ごとの換気・消毒を行い、一日あたり五席とさせていただきます。
※新型コロナウイルス感染症の影響により、大茶盛の形式が、お一人様一碗となる場合がございます。
※駐車場は有料となります。駐輪場は無料でご利用いただけます。

お申込方法(お茶会「壱」「弐」「参」の申し込みはこちら)
〈申込方法〉
お電話 又は Web申込
※初日は電話受付のみとなります。ご注意ください。
※お申込みは先着順となります。
※初日の電話受付でお茶券が完売した場合は、WEB受付でお買い求めいただけない可能性があります。
   
〈予約手順〉
①ご希望の日と時間をお選びください。
②お一人様3枚までご購入いただけます。
③ご参加される方全員のお名前・住所・電話番号が必要となります。
※各お茶席の申込は、実施の3日前の17時まで(電話・WEB)となります。
※売り切れとなる場合がございます。ご了承ください。
  
〈電話〉
令和3年12月1日(水)~ 令和4年2月10日(木)☎:050-1741-7114 (午前10時 ~ 午後5時)
(土・日・祝及び年末年始〈令和3年12月28日~令和4年1月4日〉は除きます)
※お支払いはコンビニ決済となります。(発券手数料 一枚につき330円別途必要)
  
〈WEB〉
令和3年12月2日(木)~ 令和4年2月10日(木)
Web予約はこちらから> 24時間受付 ※要会員登録(無料)
※初日12月2日は午前10時より受付開始、最終日は2月10日午後5時までとなります。
※お支払いはクレジット決済またはコンビニ決済がお選びいただけます。
(コンビニ決済の場合は、発券手数料 一枚につき330円別途必要)
※クレジット決済の場合は電子チケットとなります。
WEB購入に関する問合せ先:050-1741-7114


いかがだろう。ぜひお早めにお申し込みください!








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南都銀行本店が大宮町に新築移転! 2024年度オープン予定

2021年12月09日 | お知らせ
今朝(2021.12.9)の毎日新聞、朝日新聞、奈良新聞などに、南都銀行本店の新築移転のニュースが出ていた。毎日新聞の見出しは〈南都銀行、本店移転へ 創業90周年の24年度に〉。現在の南都銀行本店「旧館」は大正15年(1926年)の建築で、登録有形文化財。これは残しつつ活用し、裏の「新館」は、ホテルや商業施設して活用する予定だそうだ。毎日新聞の記事全文を紹介すると、

南都銀行(本店・奈良市)は8日、奈良市大宮町4に新たに本館を建設し、2024年度に同市橋本町から本店を移転すると発表した。24年度は同行の創業90周年にあたるという。現在、本店が入る本館の一部(旧館)は1926(大正15)年に建てられ、国の登録有形文化財に指定されているが、老朽化が進んだことなどから、新本館の建設を決めた。

新本館の建設地は大宮通り沿いの「NTT西日本新大宮ビル」(解体中)が建っていた場所。新本館は地上7階建て、延べ床面積は約1万平方メートルになるという。2022年度に新築着工し、24年度に完成予定。観光地の中心にある現本館の今後については、登録有形文化財に指定されている旧館(3階建て)部分は残した上で活用し、新館部分はホテルや商業施設などとしての利活用を検討するとしている。

本店の移転に合わせ、JR奈良駅前支店(奈良市三条町)と大宮支店(同市大宮町6)も24年度に新本館に移し、共同店舗化(同じ建物内で複数支店が営業する形態)する。また、本店移転前の23年10月ごろには、近鉄奈良駅近くに新店舗を出店する。

本店移転は約20年前からの懸案だったといい、記者会見した橋本隆史頭取は「当行創業90周年の24年度に移転したい。地震や水害など大災害発生時にも安定的な金融インフラを維持するため、BCP(事業継続計画)対策を強化していく」と強調した。【久保聡】


南都銀行本店の移転は、ずいぶん前から取り沙汰されていた。旧館は「博物館や美術館に転用すべきでは」と言われていた。ここへ来て「BCP(事業継続計画)対策を強化」するということは、新館にある「本部機能を守る」ということなのだろう。いずれにしても、昨今、地震が頻発するなかで新築移転を決めたということは、大英断だと思う。どんな新本店が姿を現すか、今から楽しみだ。





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