tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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働いている人たち、もっと本を読みましょう!

2024年08月22日 | 日々是雑感
一昨日(2024.8.20)当ブログで、三宅香帆著『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)を紹介しました。とは申しましても、私はわりと本をよく読む方で、むしろ「日本のサラリーマンは、本を読まないのか」と不思議に思っていましたし、「多少はベストセラー本も読んどかないと、時代の流れについて行けないのでは」と心配していました。

しかし新聞はよく読むようで、通勤の車中ではたいてい皆さん、日本経済新聞を読み、会社の「古紙回収箱」には、日経新聞ばかりがたくさん入っていたという記憶があります。しかし、これもおかしなことです。私が68歳まで勤務していたのは、地方銀行でした。何より必要なのは、地元の情報のはずです。それで私は早くから奈良新聞を購読するようになり、現在に至っています。

三宅さんの著書に、読書には「ノイズ」(余計な情報、新しい文脈)が含まれているので、疎まれるようになった、というくだりがあり、これはその通りだと思いました。しかしそのノイズから、また新たな「気づき」が生まれたり、新しい「発想」ができたりしますので、ノイズもまた必要なことだと思います。

平日は朝早くから夜遅くまで働き、土日はぐったりして身体を休める。このような余裕のない生活をしていては、なかなか読書にまで手が回らない、ということなのでしょう。私が本を読めたのは、学生時代に読書の習慣を身につけていたからかな、と思います。おかげで、奈良検定が始まった時も、抵抗なく関連本を読みこなすことができました。皆さん、もっと本を読みましょう!
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