tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

新鮮!満足!海鮮居酒屋「須佐(すさ)」(大阪市・谷町六丁目 空堀商店街スグ)

2022年07月26日 | グルメガイド
木曜日(2022.7.21)、久しぶりに旧知のKさんにお目にかかった。「tetsudaさん、良い海鮮居酒屋を見つけましたよ、大阪ですが。谷町六丁目から歩いて5~6分の『須佐(すさ)』というカウンターだけのお店です。ミシュランのビブグルマンにも選ばれたことがあるそうです」。おお、スサノオノミコト(須佐之男命)の須佐ではないか、このような名前は一度聞いたら忘れない。力強い、良い店名をつけられたものだ。


写真はすべて日曜日(7/24)に撮影

ちょうど日曜日(7/24)に予定していた飲み会が、メインゲストがコロナに感染・発熱し、中止となってガッカリしていたところだった。「Kさんの推薦なら大丈夫だろう」と、早速ネットで調べて予約を入れた。夜だけの営業で、日曜日は平日より30分早い17時スタートということだった。平日の夜に大阪へ出ると、帰りにはラッシュの時間帯と重なって電車は大混雑する。しかし日曜なら、そんな心配はない。カウンターだけの店なら、1人で訪ねても大丈夫だ。



「須佐」(大阪市中央区瓦屋町1-1-2)は、地下鉄「谷町六丁目駅」から徒歩6分、「松屋町駅」からだと徒歩7分。しかし谷町六丁目駅からは下り坂、松屋町駅からは上り坂なので、谷町六丁目駅下車がベターだ。下り坂になっている「空堀(からほり)商店街」を少し歩き、途中から路地に入ってすぐのところにある。なお「空堀」とは、大坂城三の丸の外堀のことである。「食べログ」には、



こじんまりとした店内で堪能できる近海の天然魚。ビブグルマンを
獲得した知る人ぞ知る魚居酒屋【谷町六丁目駅より徒歩6分】

和の雰囲気を感じさせる店内には、【カウンター席】をご用意。こじんまりとした大人の隠れ家です。ご提供しているのは、近海の天然魚を使った海鮮料理。お魚は、長年魚関係の仕事で培ってきた目利きで、新鮮かつ上質なものを厳選しております。店主が紡ぐ海鮮料理は魚介の旨味や魅力を引き出しており、ビブグルマンを獲得。ゆったりと落ち着けるお席で、大切な方と並んでお食事を。



6,600円(全8品)のコースが始まった。まずは付き出し(築地風玉子焼きと鯛のにぎり寿司)。玉子焼きは少し甘いのと、濃口醤油を使っているのが特徴だ

コース( 1~9名様)
1.【旬のおまかせ44,00円コース≪全6品≫】
【お料理内容】付出し・造り・揚物・煮物・焼物・御飯物
2.【旬のおまかせ55,00円コース≪全7品≫】
【お料理内容】付出し・造り・揚物・煮物・焼物(魚)・焼物(肉)・御飯物
3.【旬のおまかせ66,00円コース≪全8品≫】
【お料理内容】付出し・造り・一品・揚物・煮物・焼物(旬魚)・焼物(黒毛和牛)・御飯物



お造りが出てきた。ワサビの隣から、焼き目をつけた太刀魚、平目、鱧(ハモ)、剣先イカ、明石のタコ、鰆(サワラ)、車エビ、ホタテ貝柱、アワビの肝


おお、こんなに大きな太刀魚が出てきた!和歌山のものかと思えば、東北の太刀魚だった


揚げものは、向かって右から、鱧(ハモ)、鯵(アジ)、鯒(コチ)

この日予約を入れたのは、全8品の税込み6,600円コース。当日は朝9時に食事を済ませ、午後5時まではお腹を空っぽにして入店したから、コンディションは上々だ。カウンターは9席ほど。午後5時の時点ではお客は私1人だったが、6時を回る頃には約8割が埋まった。


夏といえばナスの煮びたし!

ご主人の徳島満さんは、もと黒門市場の鮮魚店で働いておられたそうだ。「なぜ店名が須佐なのですか?」とうかがうと「母の実家が萩市の須佐ですので」とのことだった。もと山口県阿武郡須佐町、今は萩市須佐。やはりスサノオ伝承から、この地名がついたようだ。「食べログ」には、


ここで黒毛和牛のステーキが出てきて、びっくりした。左はポテトサラダ

カウンター越しには、気さくで面白いと評判の店主がおります。そんな店主と会話ができるのも、「須佐」の魅力の一つです。魚に造詣が深い店主が織り成す自慢のお魚料理は、ビブグルマンを獲得。質・味・量に至るまで、お客様の心を満たすような逸品ばかりです。器にもこだわっているので、目でもお愉しみいただけます。旬を感じる絶品のお魚料理に舌鼓を。

確かにご主人も奥さんも、とても気さくで感じがいい。会話を楽しみに来店される常連さんも、多いことだろう。


右は肉味噌(肉の味噌煮込みの冷製)、左はあん肝

メニューには、私がこの日いただいたもの以外にも、たくさんの美味しそうな料理が並んでいた。例えば(価格はおそらく税別)、白身のお造り1,500円、甘鯛塩焼き2,000円、穴子白焼き1,500円、煮穴子1,500円、牛すじ煮込み900円、オコゼ唐揚げ2,000円、レンコン天ぷら800円、焼き椎茸800円、冷たい半田そうめん700円、ミニウニ丼1,800円 etc.



締めはマグロの漬(づ)け丼、大ぶりの茶碗に入って出て来た。なめろうもトッピングされている。この半分をアテにお酒を飲んでから、残りをご飯に混ぜて平らげた。さすがにお腹が一杯になった!

ああ、美味しかった、満足、満足。お客さんは私以外は常連さんばかりのようで、皆さん和気藹々(あいあい)と週末のディナーを楽しんでおられた。帰りがけ、奥さんは「お勘定をしますのでその間、これをお召し上がりください」と、森永乳業のピノ(チョコレートでコーティングしたミニバニラアイス)を下さった。このようなちょっとした気配りが嬉しい。

徳島さんご夫妻、ごちそうさまでした。皆さんも大阪へお出ましの折は、ぜひ谷町六丁目で途中下車し、「須佐」をお訪ねください!
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