8/25(日)、森と水の源流館の尾上忠大さんから、こんなメールをいただいた。
9月8日(日)10:00~ 恒例となりました、「吉野川紀の川源流まつり2013」を開催します。森と水の源流館・やまぶきホール周辺を会場に 吉野川流域協議会加盟の市町村による特産品販売や 2002年森と水の源流館オープン時から源流を支えようと集まった仲間たちによるバザーでは約30団体がテントを並べます。
川上村地域おこし協力隊の若者がコーディネートするミニツアーや 大滝ダム見学会など、サテライトイベントも 15時からは、やまぶきホールにて柴田昌平監督 映画「森聞き」を上映します。森の名手名人を高校生が何度も訪ね、聞いて、まとめる「森の聞き書き甲子園」を雄大な音楽とともにドキュメント映画として、綴ったものです。登場する4人の名人の中に、川上村出身の杉の種とり名人も登場します。
当日は、森と水の源流館は入館無料。ぜひ、この機会にお越しください。くわしくはhttp://www.genryuu.or.jp/p-2013.htm
さらに1週間後の9/1(日)には、映画「森聞き」に関する詳しい情報もいただいた。
たびたびのPRメールで、ご迷惑をおかけしておりますが ご了承ください。みなさまに、ぜひ見ていただきたい映画の情報です。タイトルは、「森聞き」(morikiki)
山の名人のもとを何度も、何度も訪ね 厳しい自然から、名人の生きざまから 何かを学ぼうとする4人の高校生を追ったドキュメントです。4人の名人のうち、一人は川上村出身の杉の種取り名人、杉本充さんです。全国を巡ったこの映画が、杉本さんの故郷 川上村で初上映されます。
http://www.asia-documentary.com/morikiki/
9月8日(日)やまぶきホール(森と水の源流館前)15:00~
当日は、10:00からホール前で 九度山 真田出陣太鼓でスタートする吉野川・紀の川源流まつりを開催 流域市町村からの物産展など、にぎやかにしています。あわせて、お立ち寄りください。お待ちいたしております。以下 映画のチラシのコピーです。
自然は、多くを語る。…それを聞き分ける力を持つ者たちの言葉は深い。木こり、焼き畑、茅葺き…。自然の恵みを活かし生業(なりわい)としてきた「森の名人」たちだ。一方、便利な物に囲まれて不自由なく育ったはずの10代の若者たちは、漠然とした不安を抱え、未来に確かなものを感じられずにいる。そんな飛び立つ前の雛のような若者に接し、「森の名人」たちは、人生をとうとうと語り出す。
この映画は、名人を訪ねる高校生を追って、4組の世代を超えた交流を見つめた。自ら体を駆使し、地に足着けて生きてきた「森の名人」たちは私たちに、ほのかな光を灯してくれるだろう。
三浦しをんさん(作家)こういうひとたちがいるから、この世界は希望をもって生きるに値する。とってもおもしろい映画です!
石塚ともさん(映画評論家)2001年から映画評論活動をしているが、これほど「癒された」と感じた映画は、初めてである。それも心の底から。本当に深いところから、そこにあった痛みや悲しみを、希望を伴ったものに変容させてしまう力を持っている。
「真田出陣太鼓」は、九度山町(和歌山県伊都郡)の真田祭り(5月5日)で、武者行列がスタートするときに演奏されるものだが、川上村まで遠征するとは、知らなかった。
映画「森聞き」も、興味深い。以前、川上村の辻谷達雄さん(公益財団法人 「吉野川紀の川源流物語」理事)から、こんな実話を聞いた。「川上村の山中で遭難し、飢えと寒さで亡くなった高校生たちがいた。米などの食糧は持っていたし、周囲は山林なのに…。薪を燃やせば暖がとれるし、燃料にもなる。しかしそれを使うという知恵がなかったのが残念だ」。それを聞きながら、「今どきの高校生なら、ありえる話だな」と思っていた。この映画に登場する高校生たちは、森の名人から、何を学んだのだろう。
「吉野川紀の川源流まつり2013」は、次の日曜日である。ぜひ、足をお運びいただきたい。
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