tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

かしわのすき焼き

2007年01月08日 | 奈良にこだわる
昨年末、友人と「最近は、すき焼きを食べなくなったなぁ」という話をしていた。

私たちの子供の頃は、ごちそうといえば「すき焼き」で、人が集まるときや特別の日には、黒光りしたすき焼き鍋を囲んだものだ。友人は「今どきの若い連中は、すき焼きの焼き方も知らん」と憤慨する。焼き方にはちょっと工夫がいるが、若い人は食べる機会が少ないのだから、それは仕方ないだろう。

で、ご覧の料理は大和肉鶏(やまとにくどり)を使ったすき焼き(鶏すき)である。1/5(金)「物集女(もずめ)」(奈良市大宮町6-6-1)という店でいただいた。ここでは「大和軍鶏(やまとしゃも)すき焼」という名前で出ている。私たちはコースで注文したが(写真は2人前)、単品だと1人前が3千円だ。

だし醤油と砂糖が準備されている。鍋に水気が減ってくると、水でなく鶏ガラスープを足す。昔を思い出して焼いてみたが、案外うまくできたのでホッとした。

昔から奈良では、よく地鶏の肉(かしわ)ですき焼きをする。だから「かしわのすき焼き」は、奈良県農林部が選定した「奈良の郷土料理」にもリストアップされている。
※奈良のうまいもの「郷土料理篇」(奈良県庁のサイト内)
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/kyoudo-ryouri/16kyoudo-ryouri.html#sukiyaki

京都は「とりの水だき」で知られているが、材料の鶏肉は奈良県産だった。何しろ奈良県は戦前まで、愛知県・徳島県と並ぶ鶏肉の大供給地だったのだ。

メタボリック・シンドロームを恐れる私にっては、牛肉より鶏肉が断然好ましい。身の引き締まった大和肉鶏(=名古屋コーチン+ニューハンプシャー種+シャモ)はヘルシーだし、鶏肉本来のコクが凝縮しているので、すき焼きにすると旨さがいっそう引き立つ。
※参考:直撃!大和肉鶏(インターネット新聞に掲載した私の記事)
http://www.janjan.jp/living/0408/0408168103/1.php

まだまだ寒い日が続く。大和肉鶏には良質のタンパク質やビタミンB群が豊富なので、ぜひこれで元気をつけていただきたい。

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