昨日(1/31)の奈良新聞を開いて、わが目を疑った。見出しは《「悪い景観100選」教えて 県観光戦略で荒井知事提案》だった。1/30に開かれた「県観光戦略推進本部」(本部長=知事、メンバーは県職員26人)の初会合の話だ。
《荒井知事は「眺めの良い場所と悪い場所の写真を募集して、百選の写真展を行いたい」と提案、景観に重点を置いた観光戦略とすることを明らかにした。「眺めの悪い場所百選」の写真展は極めて異例で、実施は全国的にも珍しいという》《知事は「眺めの悪い場所百選の写真展は、どうしたら良くなるか考えるため」と意義を強調した》。
なるほど、そういうことか。私は県下の写真を撮り歩いているので、眺めの悪い場所なら、たくさん知っている。ご覧の写真はその筆頭だ。興福寺の五十二段からホテルサンルート前を通る道沿いで、確かこれは古代の「上つ道(かみつみち)」だ。
電線と電柱がこんな具合に絡み合って景観を台無しにしている。電線地中化の計画は聞いているが、一向に着手される気配はない。電線がなくなったとしても道路添いの看板や、ま新しいマンションの塔屋が五重塔を遮っている。
京都の「八坂の塔」周辺の景観と比較していただきたい。ここは電線地中化の話が出たとき、「あるがままを見てもらった方が良いのではないか」との反対意見が出たそうだが、結局はこのようにスッキリとした風景になり、写真グラビアや映画ロケ地の定番となっている。
※参考:写真が3枚見られる。
http://local.goo.ne.jp/leisure/spotID_TO-26001406/
知事のアイデアは奇抜だが、奈良の問題点を鋭く突いている。早く募集が始まらないか、今から楽しみだ。
<追記>
08年3月になって、写真の電線と電柱がなくなった! 以下をご参照いただきたい。「驚き!電線がなくなった」(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/41c7a05113178ac727747b2dd26d4a7f
《荒井知事は「眺めの良い場所と悪い場所の写真を募集して、百選の写真展を行いたい」と提案、景観に重点を置いた観光戦略とすることを明らかにした。「眺めの悪い場所百選」の写真展は極めて異例で、実施は全国的にも珍しいという》《知事は「眺めの悪い場所百選の写真展は、どうしたら良くなるか考えるため」と意義を強調した》。
なるほど、そういうことか。私は県下の写真を撮り歩いているので、眺めの悪い場所なら、たくさん知っている。ご覧の写真はその筆頭だ。興福寺の五十二段からホテルサンルート前を通る道沿いで、確かこれは古代の「上つ道(かみつみち)」だ。
電線と電柱がこんな具合に絡み合って景観を台無しにしている。電線地中化の計画は聞いているが、一向に着手される気配はない。電線がなくなったとしても道路添いの看板や、ま新しいマンションの塔屋が五重塔を遮っている。
京都の「八坂の塔」周辺の景観と比較していただきたい。ここは電線地中化の話が出たとき、「あるがままを見てもらった方が良いのではないか」との反対意見が出たそうだが、結局はこのようにスッキリとした風景になり、写真グラビアや映画ロケ地の定番となっている。
※参考:写真が3枚見られる。
http://local.goo.ne.jp/leisure/spotID_TO-26001406/
知事のアイデアは奇抜だが、奈良の問題点を鋭く突いている。早く募集が始まらないか、今から楽しみだ。
<追記>
08年3月になって、写真の電線と電柱がなくなった! 以下をご参照いただきたい。「驚き!電線がなくなった」(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/41c7a05113178ac727747b2dd26d4a7f