tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

囲炉裏ダイニングたなか

2008年02月08日 | グルメガイド
奈良町の元興寺極楽坊向かいにある「囲炉裏(いろり)ダイニングたなか」に行ってきた。コース料理が最低5千円と聞いていたので二の足を踏んでいたのだが、メンバーが揃ったので、勇気を出して訪ねてみることにした。

もと三笠中学の近くにあった焼肉「きくや」がここに移転し、リニューアルオープンしたものだそうだ。だからお肉が美味しいのは当然としても、新店では魚介類にも力を入れているという。案の定、電話で予約を入れるとご主人は、魚介類が堪能できる7千円の「今宵コース」を薦められたので、これを奮発することにした。「飲み代を入れると1万円コースだな」と頭の中でソロバンをはじいた。

夜の奈良町はしんとして闇も深い。店先も店内も、そんな奈良町の雰囲気をうまく取り入れて演出されている。テーブル席も小上がり席も、まん中に火鉢(囲炉裏)が掘られ、目の前でお客が焼くようになっている。椅子もテーブルも、ご主人がが選り抜いて揃えたそうで、ゆったりくつろいで食事できるようになっている。隠れ家的な和風別館も近所にあるそうだ(1日1組限定)。
※店内の様子(1/23撮影)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/10/31b4c98ed584b2fc949386504d8577cd.jpg

オードブルとお刺身に続いて、待望のお肉と野菜が出てきた。これを網に載せたところが冒頭の写真だ。左の豆は一寸豆(いっすんまめ=大粒種のそら豆)で、炭火で蒸し焼きにして豆をいただくのだが、これがイケる。野菜はほとんどが柳生などの地場産で、主人が直接買い付けされているそうだ、一寸豆だけはまだ収穫できないので宮崎産を取り寄せたという。

このあとイカ、ホタテ貝の貝柱、カキなどの魚介類が出てきた。カキは昆布を敷いていただく趣向になっていて、昆布の旨味がカキの味をうまく引き立てる。働き盛りの男たち4人はあっという間にこれらを平らげたので、魚の干物を追加オーダーした。炭火であぶりたてを食べる干物は、とても美味しい(干物の種類は、日によって全く違うそうだ)。寄せ豆腐や有機野菜サラダも良いし、お酒の銘柄も吟味され、トイレの美しさは必見(必使用?)だ。

それにしても、味、雰囲気、応対ともに素晴らしい店だ。値が張るので(この日はやはり1万円コースだった)、何かの記念日とか遠来のお客を歓待するときに行くのが良い。ぜひ、お試しいただきたい。
※奈良市鵲町6-11(カーサ奈良町) 電話 0742-23-0541
http://www.iroridiningtanaka.kansai.walkerplus.com/
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