静かになった家の周り

　静かな秋とはよく言ったものだ。　ツクツクボウシが鳴か無くなったら、部屋の中が急に寂しくなってきた。　鳥の声も、雀の声だけである。　いつの間にか燕が旅立って行ったようだ。　かと言って、秋の虫はまだ鳴いていないのが不思議である。　不思議と言えば、九月半ば過ぎても、２８℃を超えた気温とは、・・・・。　子供の頃の夏休みの気温である。　子供たちが可哀そうに感じてきた。　この暑さの中で、マスクをして授業を受けて、・・・・。　私なら、とっくにさぼって神社で一人、自習して居るだろう。　‥‥そんな過去を思い出した。　なぜさぼったかはいずれの機会に書くとして、さぼっても怒られなかったのが不思議だった。　他の子供なら、怒られたはずだがと、今では思うのだが。　そんな子供の頃を思い出させる、秋晴れの日である。　空は澄み切って、深い空色の中に雲が掠れて、風に遊ばれている。　静かな里の秋と言う童謡を思い出した。　九月と言えば、終戦後、兵隊さんたちが復員し始めた頃だ。　将にそれを詠ったのが、里の秋だった。　私の叔母は、満州から昭和２４年三月に帰国してきた。　初代宗谷が、当時復員船に使われていた史実も、今は一部の人間しか、知らない事に成って来た。　隔離施設がある宇品港が、帰還事業に使われ始めたのは、２０年の暮れからだそうである。　当時のその記録を残すべきではなかろうかと思い始めた。　引き上げと言えば、「舞鶴港」が思い出されるが、そこばかりが引き上げ船の、寄港地ではなかったのだ。　多くの兵士は病気に罹患していたので、隔離施設が必要であった。　そんな事を、当時四歳の私が覚えて居る事こそ、戦争の恐ろしさなのだ。

ふと思い始めた事

　戦後、日本中に増えたのは人口と、大学である。　此れだけ大学が増えたのに、人材が育った形跡が見えない。　確かに、二か国以上の言語を話せる人間は増えたが、人に影響を与えるだけの、発信力を持った人間が見当たらない。　たった３０年前までは、先の戦争で生き残った人材が、今の日本を作って来た。　しかしながらその後は、其のおこぼれで辛うじて形を守っているだけである。　一部の企業は、創業者の精神をつなぎ合わせて、世界的企業として活躍して居る事は確かだ。　しかしその後が続いていない気がし始めた。　今回の総理大臣選挙は、団栗の背比べ。　傑出した人間性や、政治力、政策力に欠けている気がする。　どうも近頃の政治家に近辺には、政策助言者が居ないのではなかろうか。　政治家が聞く耳を持たないのか、はたまたこの日本には、政策を助言できるだけの人材がいないのか、どちらなのだろうか。　権力欲と、経済力を求めて政治家になった物が多すぎる気がして来た。　世襲政治家は、やはり一度握った権力や経済力を手放したくないのだろう。　また其のお零れに預かりたい連中が、徒党を組んでいる気がしてならない。　何だか近い将来、日本が崩壊し始める気がして来た。　企業は国際化して、多国籍化している。　生産物を運搬するのには、CO2を大量に排出する。現地生産が一番良い。となると日本などは、立地条件が最悪である。　残された日本人は、何を頼りに国を維持するのだろうか。　発見力と開発力だけが、日本の真の力になるべき時が来た気がする。　それが理解できる総理は、果たして何方なのだろうか。

昨夜は布団の中で一人笑い

　わがブログで、広島市議会の情けなさを書いたら、気分が「すっか」とした。　その後ふと、「正副議長」が、広島市会議員に新人で当選した時を思い出した。　不思議な事である、お二人とも「社民党」公認候補として当選したのだった。　それが、いつの間にか「社民党」を離れて無所属となり、お一人は「自民党」、今一人は「立憲民主党」に変身された。　その結果が、正副議長殿なのである。　ウルトラマンの変身は、「正義の味方」だが、こちらの変心は、「節操なし」。　戦後７6年、国民は「平和ボケ」に陥っている様だ。　まさか「若年性の認知症」ではあるまいか。　そう言えば、国会議員にも同じような方が沢山おいでで有る様だ。　小沢一郎氏や、亀井静香氏の様に、「信念」を押し通す為に、自民党を離党されたのとは違うようだ。　今や正式な政党名を言えと言われても、答えられない状態になった。　認知症に成ったからではない。

島根原発２号機再稼働？

　人口数十万人が住まいする、出雲市と松江市、米子市を半径２０km以　それを再稼働させるという。　活断層が、原発を横切っているが、お構いなしである。　二十代前半、この工事に従事して、石綿をタップリ吸い込んだ。　御かげで、胸膜肥厚になっている。　今でも原発には大量の石綿が使われている。　代替品が無いのだ。　それ程高温になるという事だ。　原子炉をすっぽりと石綿ブロックで覆い被せてある。　１号機は、既に運転をお止めになっているはずだ。　メンテナンス費用が、大変か罹るからだそうだ。　今更使用済みの原子炉を解体するのに金が掛かるので、放置するそうである。　原発で地元には協力金が相当に入ったし、中国電力の総合病院までも建設されている。　島根大学医学部の研修医様のアルバイト先にもってこいだそうだ。　これは噂話で、この病院を維持する為、中国電力広島本社の中電病院を規模縮小した。　御代わりは広島日赤病院がその代替えとして、重症患者を受け入れている。　噂では、中国電力から、かなりの寄付金が流れているという。　有っても無くても噂は、「尾鰭」が付く。　昨日、安佐北区の老人連中が六人ほど、お茶を飲んで談笑した。　皆さん原爆破棄の署名運動協力者だ。　その席で、広島市長の力量が話題となった。　八月六日の「平和宣言」のお粗末さに、皆さん呆れたそうだ。　加えて広島市議会の人事が話題となった。自民党系の多くの議員が、河井から選挙時に現金を贈られたせいで、正副議長選出が漫才級の人事に成ったらしい。　吹けば飛ぶような薄っぺらな議員が、正副議長様だそうだ。　次の市長選挙と市議会選挙は、日本国中が注目する。　果たしてどのような方々がお出ましになるのや　ら、・・・・。

今度は「弾道ミサイル」

　北朝鮮さんも、何だかお忙しい様だ。　何方を意識してのデモストレーションなのだろうか。　まさか今回の総裁選挙を、牽制して居る事は無いでしょうね。　国費の無駄遣いに過ぎない気がするのだが、・・・。　何とか、気を引こうとしておいでの様だ。　嘗ての新潟港での、北朝鮮貿易の姿を見なくなって、幾年が経つのやら、とんと判らない年月が過ぎた気がする。　万景峰号（マンギョンボンごう）とか言いませんでしたかね。　今時分の若者は、ご存じ無いのではなかろうか。　その代変わりが、巡航ミサイルと弾道ミサイル？。　時間とお金と、資源の無駄遣いの気がするのだが、・・・・。　そう言えば、北朝鮮は地下資源の宝庫だと、何かで読んだ気がするのだが、「金銀」　がザクザク出てくるのだろうか、知りたいところだ。　そんな情報も、少しも漏れて来ないのが、北朝鮮でしたね。　我が子供時代、同年代のの幾人かが、祖国帰還事業とやらで、北朝鮮に帰還して行ったが、生きて御出でであろうか。　そう言えば、「キューポラのある町」　も、なんだかそんな話が出てきた気がするのだが、「さゆり」様以外、記憶が薄れている様だ。　ただその頃は、映画のニュースの時間も、「万景峰号」　に乗って帰国する人々の姿が映し出されていた。　日本社会党の左派の皆さんが、その事業に力を入れて御出でであったが、党の存亡を招く原因になってしまった感がある。　ところで、日本のロケット技術は、世界のトップクラスだそうだが、弾道ミサイルの技術とどう違うのか、私には理解できないでいる。　人工衛星に、お荷物をお届けできる位の技術が有るのならば、地球上のどこにも、自由に「爆弾」　をお届けできるのではなかろうか。　科学技術の発展に寄与するとは　「表面的」　理由で、ある面軍事力の強化になっている気がしている。　只々世界の政治屋さんが、宇宙開発の名目を信奉しているふりをして、軍事技術を高めている気がしてならない。　人工衛星打ち上げに名を借りて、弾道ミサイル級のロケットを所有している国は、11ヵ国あるそうだ。　あな恐ろしや。